Yuri Yoshida
Quick Facts
Biography
吉田 優利(よしだ ゆうり、2000年4月17日 - )は、千葉県市川市出身の女性プロゴルファー。所属はエプソン。マネジメント事務所はフォロースルー。辻村明志に師事。
来歴
アマチュア時代
ゴルフを始めて半年の頃コースデビューしスコアは102で、その頃からコーチを付けて練習するようになった。麗澤中学校・高等学校に進み、ゴルフ部に入部。1学年下に後にプロテストに同時合格する西郷真央が居た。
中学校在学時の2014年10月、NOBUTA GROUPマスターズGCレディースにプロツアー初出場し予選落ち。2017年、「世界ジュニアゴルフ選手権」で平岡瑠依と出場した女子団体で台湾に次ぐ2位。
2018年、「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」で優勝している。2位上野菜々子に1打差、吉本ここね、西村優菜、安田祐香、ミレニアム世代らを抑えての優勝であった。「日本ジュニアゴルフ選手権競技」女子15歳~17歳の部でも2位・政田夢乃に1打差、澁澤莉絵留、安田らを抑えて優勝。「世界女子アマチュアチーム選手権」では安田、西村と出場し、団体2位。
2019年、「ワールドレディスチャンピオンシップ」では優勝した渋野日向子らと最終日最終組を経験。全米女子オープンに初出場するも8オーバーの108位で予選落ち。同年秋の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)プロテストに挑戦し、通算2アンダーの12位タイで合格した。
プロ転向後
2020−21年シーズン
2021年、「KKT杯バンテリンレディスオープン」で4位タイとなり、プロ入り後初のトップ10入り。新規大会の「楽天スーパーレディース」では最終日に8バーディーを奪う猛チャージで通算18アンダー、2位タイの高橋彩華と比嘉真美子に3打差をつけてツアー初優勝。その後、9月の「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」では最終日に65(7アンダー)で回り、14アンダーで並んだ岡山絵里とのプレーオフに持ち込み、プレーオフ2ホール目で優利がパー、岡山がボギーとなって逆転勝ちでツアー2勝目を挙げた。
2022年シーズン
4月「KKT杯バンテリンレディスオープン」にて最終日18ホールを終わった段階でクラブハウスリーダーで後続の結果を待機、植竹希望、西村優菜、小倉彩愛と-8アンダーで並んで4人のプレーオフになり、1ホール目で西村が脱落、2ホール目で小倉も脱落して最終的には植竹と一騎打ちの形になり2時間近い死闘の末に迎えた6ホール目に植竹がバーディーを奪って惜しくも優勝を逃した。結局、そのシーズンは優勝することが出来なかった。
2023年シーズン
5月上旬のJLPGAメジャー大会「ワールドレディスチャンピオンシップ」では各選手が厳しいメジャー仕様のコースセッティングに苦しむ中で2日目に首位に立ち、3日目は強風、最終日は雨天と厳しい環境の中での我慢のゴルフを展開、最終日には追ってくる小祝さくらや申智愛に1打差に迫られる場面があったが、17番ホールでのバーディーで突き放し、最終的にはトーナメント史上初となるオーバーパー(+1オーバー)ながら2021年9月以来となるツアー3勝目を国内メジャー大会初優勝で飾った。
人物
父は料理人で、東京都内で居酒屋を経営しており、優利自身も年1回は父の店で1日店員を務めることもある。
実妹もアマチュアゴルファーで、プロを目指して奮闘しており、プロのトーナメントにも出場経験がある。
プロフィール
- 出身:千葉県市川市。
- 家族:父・母・妹・弟の5人。
- 師匠:辻村明志
- 所属:エプソン
- スポンサー:日本航空
- サポート:グラスター
- 用具:ブリヂストンスポーツ
- ウェア:TOMMY HILFIGER/シューズ:NIKE
- マネジメント:フォロースルー
トーナメント成績
ツアー優勝
JLPGAツアー(3)
No. | Date | Tournament | スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2021年7月29-31日 | 楽天スーパーレディース | −18(65-67-66=198) | 3打差 | 高橋彩華 比嘉真美子 |
2 | 2021年9月3-5日 | ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント | −14(69-68-65=202) | プレーオフ | 岡山絵里 |
3 | 2023年5月4-7日 | ワールドレディスチャンピオンシップ | +1(71-69-76-73=289) | 3打差 | 申智愛 |
太字は公式戦
脚注
- ^ ジュニアゴルフアカデミー #60 吉田優利(1) - YouTube
- ^ “大林奈央が優勝 河本力は6位/世界ジュニア選手権”.ゴルフダイジェスト・オンライン. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “吉田優利が初優勝 連覇狙った安田祐香は4位/日本女子アマ”.ゴルフダイジェスト・オンライン. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “吉田優利が2冠達成 男子は杉浦悠太/日本ジュニア”.ゴルフダイジェスト・オンライン. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “目の前で優勝争い アマ吉田優利「テレビを見ているようだった」”.ゴルフダイジェスト・オンライン. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “比嘉真美子は首位で決勝へ 日本勢6人が予選通過/全米女子OP”.ゴルフダイジェスト・オンライン. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “21人の新人誕生 安田祐香、吉田優利、アン・シネらが合格/女子プロテスト”.ゴルフダイジェスト・オンライン. 2021年8月29日閲覧。
- ^ "21歳の吉田優利が怒濤のバーディラッシュで初優勝! 楽天初代王者に輝く". ALBA.Net. グローバルゴルフメディアグループ株式会社. 31 July 2021. 2021年8月29日閲覧。
- ^ "「勝つことが快感」"コスメ番長"吉田優利プレーオフ制しツアー2勝目". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 5 September 2021. 2021年9月5日閲覧。
- ^ "吉田優利が国内メジャー初V 申が3打差2位、上田らが5打差3位、アマ馬場は50位". 日刊スポーツNEWS. 日刊スポーツ新聞社. 7 May 2023. 2023年5月7日閲覧。
- ^ "絶対通います…吉田優利が"居酒屋店員"に!? まさかのアルバイト姿にファン騒然". e!Golf. 株式会社メディア・ヴァーグ. 8 December 2022. 2023年2月2日閲覧。
- ^ "【ツアーこぼれ話】吉田優利、今季3度目2位も将来の姉妹Vへ視界良好". サンケイスポーツ. 産経デジタル. 17 August 2022. 2023年2月2日閲覧。
関連項目
- ゴルファー一覧
- 千葉県出身の人物一覧