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Japan
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Yoshinori Suzuki
Japanese novelist

Yoshinori Suzuki

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese novelist
Places
Work field
Gender
Male
Birth
Place of birth
Ibaraki Prefecture, Japan
Age
51 years
Education
Toyo University
The details (from wikipedia)

Biography

鈴木 善徳(すずき よしのり、1974年 - )は、日本の小説家。東洋大学卒業。

来歴

1974年に生まれ、茨城県にて育つ。東洋大学に入学し、文学部国文学科(のちの日本文学文化学科)にて学んだ。在学中には竹内清己の指導を受けて同人誌「極光」に参加、優秀論文に選出されるなどの活躍を見せ、1997年に同大学を卒業した。

大学卒業後は、出版社、専門学校、広告代理店などで勤務した。その後、フリーライターとして執筆活動を行うなか、2011年、「髪魚」にて、第113回文學界新人賞を受賞した。翌年、『文學界』誌上にて発表した「河童日誌」にて、第147回芥川龍之介賞候補となった。

作風

文學界新人賞を受賞した「髪魚」は、作中に人魚が登場するなど、民俗学の要素を取り入れている。また、芥川龍之介賞候補ともなった「河童日誌」には、河童が取り上げられている。

芥川龍之介賞の審査においては、選考委員の村上龍が「欠点も目立つ作品」としつつも、「イントロが面白かった」と評したうえで「きわめて奇妙で非科学的なことが、医師の目を通して淡々と描かれているのも好感を持った」として「△で推した」とされている。だが、他の選考委員の賛同を得られなかったため、受賞には至らなかった。同じく選考委員の堀江敏幸は「伏線の張り方が丁寧で、声にならない笑いもある」と評するも、展開が先読みできてしまうと指摘している。そのうえで、作者の鈴木について「もっと規模の大きな『物語』を書ける人だと思う」と評している。また、選考委員の山田詠美は「山場もなく意味もなく落ちもなく……はっ、これって新種の『やおい』なのか!? と、いうより、純文学って、元々そう思われてる!?」と困惑しつつも、河童について「もう少し気を引く存在にして欲しかった」などの要望や指摘を行っている。同様に、選考委員の島田雅彦も河童の存在について言及しており、「肝心の河童が名詞のまま、発展しない。何のアレゴリーにもメタファーにもなっていない」と述べている。

略歴

  • 1974年 - 茨城県行方市(旧・麻生町)にて誕生。
  • 1997年 - 東洋大学文学部卒業。

賞歴

  • 2011年 - 文學界新人賞。

小説

  • 「髪魚」(『文學界』2011年12月号)
  • 「河童日誌」(『文學界』2012年5月号)

作詞

  • 少女閣下のインターナショナル「Nowhere on-do」(アルバム『殺人事件』収録) - グループのメンバー兼運営だった里咲りさとは友人である。

脚注

註釈

  1. ^ 山田詠美の文には、題名が鍵括弧付きで“「選評」”と記載されている。そのため、本記事の脚注の括弧内では、二重鍵括弧にて表記した。なお、『文藝春秋』の同じ号に掲載された村上龍の文章には、題名が鍵括弧なしで“選評”と記載されている。

出典

  1. ^ 日本文学振興会「第147回芥川賞は鹿島田真希さんに決定!」『文藝春秋|各賞紹介|芥川賞』文藝春秋。
  2. ^ 「卒業生の鈴木善徳さんの作品が文學界新人賞を受賞」『卒業生の鈴木善徳さんの作品が文學界新人賞を受賞 - News & Information 詳細ページ - 東洋大学』東洋大学、2011年10月19日。
  3. ^ 「文學界新人賞受賞作」『文藝春秋|雑誌|文學界_111201』文藝春秋。
  4. ^ 村上龍「選評」『文藝春秋』90巻12号、文藝春秋、2012年9月1日、379頁。
  5. ^ 堀江敏幸「体感は説明できない」『文藝春秋』90巻12号、文藝春秋、2012年9月1日、372頁。
  6. ^ 山田詠美「『選評』」『文藝春秋』90巻12号、文藝春秋、2012年9月1日、376頁。
  7. ^ 島田雅彦「過去の自分との訣別」『文藝春秋』90巻12号、文藝春秋、2012年9月1日、377頁。
  8. ^ 南波一海『ヒロインたちのうた』(音楽出版社)p.238

関連項目

  • 人魚
  • 河童
  • 文學界新人賞
  • 芥川龍之介賞
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