Satoshi Kutsuna
Quick Facts
Biography
忽那 賢志(くつな さとし、1978年12月7日 - )は、日本の医師、医学者。大阪大学大学院医学系研究科 感染制御学 第3代教授、大阪大学医学部附属病院 感染制御部 部長(併任)。学位は博士(医学)(山口大学・2010年)。
人物
専門は感染症学で、新興感染症、再興感染症、輸入感染症などの治療・研究に尽力している。
10歳のとき実父が白血病で他界。多くの人を病から救いたいと医師を志し山口大学医学部医学科へ進学した。山口大学卒業後の初期研修の際、感染症の研究治療に出会い、自ら進む道と決意して現在に至っている。
2020年初頭頃からの新型コロナウイルス感染症の世界的流行の際には、それまでの知識、経験を活かして連日マスメディアなどに出演。X(旧Twitter)のフォロワー数は約23万人(2024年3月現在)で、日本で著名な医師のひとりである。
経歴
1997年、福岡県立小倉高等学校 卒業。山口大学医学部医学科へ入学。2004年、同大卒業後、 国立病院機構関門医療センターの初期研修医となる。 2006年、山口大学医学部附属病院 先進救急医療センターに勤務。2008年、奈良県立医科大学附属病院 感染症センター 医員に着任。2010年、市立奈良病院 感染症科 医長に着任。
2012年、臨床感染症学で名高い大曲貴夫が在籍する国立国際医療研究センター 国際感染症センターのフェローに着任した。2013年、同センター 国際感染症センター 医員。2015年、同センター 国際診療部 副部長となり、2017年、同センター 内科プログラム責任者を併任。2018年、同センター 国際感染症センター 国際感染症対策室 医長に昇進した。
2021年7月1日、大阪大学医学部附属病院 感染制御部 部長、大阪大学大学院医学系研究科 感染制御学 第3代教授(併任)に着任した。
テレビ番組・ニュース特集
- 総合診療医ドクターG(NHK、2014年4月11日放送、2015年10月27日放送、2016年5月18日放送、2017年4月19日放送)
- ニュースウオッチ9(NHK、2014年8月12日放送)
- ワイドナショー(フジテレビ、2014年9月7日放送)
- ためしてガッテン(NHK、2014年10月8日放送)
- 情熱大陸(毎日放送、2015年4月5日放送、2020年10月11日放送)
- 視点・論点(NHK、2015年2月11日放送)
- NHKスペシャル(NHK、2020年4月25日放送)
著書
- 『症例から学ぶ 輸入感染症 A to Z』中外医学社、2015年。ISBN 978-4498021228。
- 『みるトレ 感染症』医学書院、2015年。ISBN 978-4260021333。
- 『発熱について我々が語るべき幾つかの事柄』金原出版、2015年。ISBN 978-4307101707。
- 『専門医が教える 新型コロナ・感染症の本当の話』幻冬舎、2021年。ISBN 978-4344986138。
- 『マンガでわかる感染症のしくみ事典』ナツメ社、2021年。ISBN 978-4816369872。
所属学会
- 日本感染症学会
関連項目
- 新型コロナウイルス感染症 (2019年)
脚注
- ^ “忽那賢志(感染症医)情熱大陸”. MBS毎日放送 (2020年10月11日). 2020年10月11日閲覧。
- ^ “Yahoo!ニュース 個人「オーサーアワード2020」 感染症専門医の忽那賢志氏が受賞”. ヤフー株式会社 (2020年12月21日). 2020年12月21日閲覧。
- ^ “忽那 賢志 教授(感染制御学)が着任しました”. 大阪大学医学系研究科 (2021年7月1日). 2021年7月1日閲覧。
- ^ “CiNii 博士論文 - コリン作動薬・フィゾスチグミンはラット前脳虚血再灌流モデルにおいて頸静脈血中スーパーオキシドアニオンラジカルの産生、酸化ストレス、早期炎症反応、血管内皮障害を抑制する”. CiNii (2010年10月1日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “感染症研究の忽那賢志教授が箕面キャンパスに!「ハンダイラジオ21世紀懐徳堂の社学共創」”. タッキー816みのおエフエム (2023年12月31日). 2023年12月31日閲覧。
- ^ “感染症専門家・忽那賢志さん コロナ禍で貫く信念と意外な素顔”. 毎日新聞 (2023年8月27日). 2023年8月27日閲覧。
- ^ “新型コロナ対策発信の忽那教授をSNSで中傷 投稿者に賠償命令 [大阪府]”. 朝日新聞デジタル (2023年12月19日). 2023年12月19日閲覧。