Ryōji Ishii
Quick Facts
Biography
石井 亮次(いしい りょうじ、1977年3月27日 - )は、ジャパン・ミュージックエンターテインメント所属の日本のフリーアナウンサーで、元中部日本放送→CBCテレビアナウンサー。
大阪府東大阪市石切の出身で、同志社香里中学校・高等学校→同志社大学文学部を卒業。血液型O型。身長181cm。
来歴・人物
ガソリンスタンドを経営する家に生まれた、男性ばかりの3兄弟の次男。両親が家業を継ぐことを望んでいたため、危険物取扱者の資格を取得している。また、実家が経営するガソリンスタンドで営業時間中に有線放送を通じてNHKラジオ第1放送と毎日放送(MBSラジオ)のラジオ番組を流していた影響などから、石井自身も小学生時代からスポーツアナウンサーを志望。『MBSヤングタウン』(MBSラジオ)のヘビーリスナーでもあり、高校生の時には、ますだおかだがパーソナリティを務めていた水曜放送分のリスナー参加企画に電話で出演した。
なお、1998年に毎日放送のアナウンサー試験を受けたが、上位まで残ったものの採用には至らなかった。それでも大学に籍を置いたまま、翌1999年にも在阪・在京・在名各局のアナウンサー試験に挑戦した結果、2000年に中部日本放送にアナウンサーとして採用された(2014年4月の分社化でCBCテレビへ自動転籍)。同期のアナウンサーは青木まな(現在はCBCテレビ報道局記者)。
中部日本放送にはスポーツ実況要員として採用されたが、実際に担当したのは入社後2年間のみで、以降はバラエティ番組から報道番組まで幅広く担当。中部日本放送が加盟するJNN・JRN系列局の優秀なアナウンサーを表彰するアノンシスト賞では、2003年度の第29回ラジオ「フリートーク部門」で最優秀賞、2005年度の第31回テレビ「フリートーク部門」で優秀賞を受賞した。
2013年4月1日からは、CBCテレビ制作の情報番組『ゴゴスマ〜GO GO!Smile!〜』で総合司会を担当中。同局の放送対象地域である東海地方向けの番組として始まったが、TBSテレビをはじめとする同系列局の一部でも大半のパートを同時ネットで放送している2020年現在では、東海以外の地方でも一定の知名度がある。地元局の毎日放送(MBSテレビ)では平日の午後にテレビで『ちちんぷいぷい』を編成するため『ゴゴスマ』を放送していないものの、2017年度以降はアナウンサーの福島暢啓がパーソナリティを務めるラジオ番組(ナイターオフ期間限定の生ワイド番組『次は〜新福島!』シリーズなど)にゲスト扱いで定期的に出演している。
また、『なるほどプレゼンター!花咲かタイムズ』(CBCテレビ)を担当していた2012年には、共演者の1人である友近からの推薦で『うもれびと』(フジテレビ系列局の一部で8月9日未明に放送)に出演。『ゴゴスマ』がTBSテレビでも放送されるようになった2015年度以降は、同局やCBCテレビが制作する全国ネット番組、ネット局で放送されている自社制作番組などに登場することもある。2015年と2018年には『下町ロケット』、2017年には『陸王』、2018年には『ブラックペアン』(いずれもTBSテレビが「日曜劇場」向けに制作した連続ドラマ版)や『都庁爆破!』(同局が制作した1月2日放送の新春スペシャルドラマ)にも出演。2018年には、自身初の著書『こんにちは、ゴゴスマの石井です』がワニブックスから発売されたほか、12月21日にCBCの主催で有料の単独トークライブへ初めて臨んだ。
既婚者で2児の父親。横山ノックの永眠後(2007年6月7日)に「横山ノックを天国へ送る会」で上岡龍太郎が弔辞(当該項に詳述)を述べている動画をYouTubeで見て、その弔辞を完全に再現できるほど、上岡による弔辞の読み方や間の取り方を司会やフリートークの参考にしているという。
静岡放送(SBS)アナウンサーの牧野克彦とは大学時代からの友人で、牧野も石井の実家に行ったことがある。また、静岡放送が新潟放送(BSN)とともに2018年4月から『ゴゴスマ』の同時ネットを開始したことを機に、放送対象地域である静岡県内からの中継を通じての共演が同年12月の放送で実現した。ちなみに、実家のガソリンスタンドは、一時他の業種に従事していた1歳年上の兄が、後に実父から経営権を継承。2015年10月に実父を亡くしてからも営業を続けている。
2020年2月7日、同年3月31日付でCBCテレビを退社することを同社が正式発表。
同年4月1日からジャパン・ミュージックエンターテインメント(JME)所属のフリーアナウンサーへ転身した。『ゴゴスマ』の司会については、転身後も引き続き担当する。
『NHK紅白歌合戦』の司会を目指していることを明かしている。紅白司会への布石として、NHK総合テレビ『うたコン』を毎週視聴している。
現在の担当番組
テレビ番組
- ゴゴスマ〜GO GO!Smile!〜(メイン司会)
過去の担当・出演番組
中部日本放送・CBCテレビのアナウンサー時代
テレビ番組
- 晴れ・どきドキ晴れ(「朝CHU〜」「ああ夫婦道」「昼CHU〜」「石井のトクちゅ〜」「輝け!晴れドキチルドレン」担当)
- グッデイCBC (司会) - 放送上は、「グッデイ石井」と称していた。
- ユーガッタ!CBC (2003年10月 - 2006年3月、月曜・火曜・金曜担当)
- YANASE SPECIAL 2007 がんばれドラゴンズ! (2007年3月25日)
- イッポウ(月曜・木曜リポーター)
- なるほどプレゼンター!花咲かタイムズ
- 旅ずきんちゃん(2015年8月9日…水谷千重子の専属司会者として北原ミレイ、田川寿美との旅に同行)
- 本能Z(2017年4月5日 - 2018年10月17日)- ナレーション
以下はいずれも、『ゴゴスマ』のネット局が自社で制作している(全国ネット向けを含む)番組。
- 日曜劇場「下町ロケット」(TBS、2015年12月20日・2018年12月2日放送分) - 2015年版では最終回に登場。2018年版では第9回で、「帝国重工(ドラマの主な舞台である架空の企業)が参加する」という設定の農業製品PRイベント(『ゴゴスマ』が放送されている新潟県内で収録)のシーンに、司会者役として出演した。
- サンデージャポン(TBS、2017年7月9日・8月20日放送分にてゲストコメンテーターとしてスタジオ生出演)
- 日曜劇場「陸王」(TBS、2017年12月24日放送の最終回) - CBCの放送対象地域である愛知県豊橋市で「第64回豊橋国際マラソン選手権大会」(劇中のクライマックスシーンである架空のマラソン大会)を収録したことや、かつてスポーツアナウンサーだったことから、大会の実況アナウンサー役で出演。
- 都庁爆破!(TBS、2018年1月2日) - 出演ドラマでは初めて、台詞のある役(消防隊員)で登場。
- なじラテ(新潟放送、2018年4月7日)
- 東大王(TBS、2018年5月13日放送分のスペシャル版) - 「芸能人チーム」(12名)の一員として出演。
- アッコにおまかせ!(TBS、2018年6月17日)
- 日曜劇場「ブラックペアン」(TBS、2018年6月24日放送分の最終回) - 東城大学医学部付属病院(ドラマの主な舞台になった架空の大学病院)の院長選挙の司会者役
- ゴロウ・デラックス(TBS、2018年9月14日)- 友近と共演。
- 静岡発そこ知り(静岡放送、2018年10月17日)
- 日曜劇場「集団左遷!!」(TBS、2019年4月1日放送分の第1回)- 「三友銀行」(ドラマの舞台である架空の大手銀行)の支店リニューアルオープンセレモニーの司会者役
- 生放送!平成最後の日(TBS、2019年4月30日)- 平成時代の初期に、元号と地名が同じことから観光客が押し寄せた岐阜県関市の「平成(へなり)地区」からの生中継リポートを担当。
- 有田哲平と高嶋ちさ子の人生イロイロ超会議スペシャル(TBS、2019年5月13日) - 「うちの夫どう思います?会議」という企画に、「相談ゲスト」の1人として登場。妻もVTRに加え、スタジオ出演した。
- ニンゲン観察バラエティ モニタリング(TBS、2019年7月18日) - 「木下優樹菜の酒場放浪記」のロケにゲストで出演。
- ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!(TBS、2019年8月17日)
- TEGE2(南日本放送、2019年11月27日)
- よるマチ!(あいテレビ、2019年12月25日)
ラジオ番組
- 多田しげおの気分爽快!!朝からP・O・N (「暮らしに鉄分」火曜リポーター)
- ツー快!お昼ドキッ(金曜パーソナリティ)
- ごごイチ(火曜パーソナリティ)
- 次は〜新福島!シリーズ(毎日放送、2017年11月15日・2018年12月13日) - いずれも、『ゴゴスマ』の本番終了後に来阪したうえでゲスト出演。当初は「ラジオ博愛主義!パイセンがやってきた!」(ラジオ各局のパーソナリティ経験者をゲストに迎える20時台のコーナー)にのみ登場する予定だったが、実際にはほぼ全編に出演していた。2019年度には同コーナーが放送されていないため、2020年1月1日に生放送の新春特別番組『福島のぶひろの大新年会!おめでとう日本!』14時台「パイセンがやってきた!スペシャル」に伊藤史隆(CBCの本社がある名古屋市出身の朝日放送テレビアナウンサー)と揃ってゲスト出演。
- ヤングタウン日曜日(毎日放送、2018年9月23日)
- 爆笑問題の日曜サンデー(TBSラジオ、2019年4月28日、13時台・14時台)- 江藤愛(TBSアナウンサー)が春休みを取ったため、外山恵理(同じくTBSアナウンサー、前述のゴロウ・デラックスでも共演)とともに「Wアナウンサー」体制として出演。「サンデー中継くん」では中継リポーターも務めた。また、自身が担当しているゴゴスマで翌29日から5月6日まで特別企画「ゆく「平成」くる令和 石井×爆笑問題スペシャル対談」が放送される(された)ためその宣伝も兼ねて出演した。なお、前述の友近は初代アシスタントとして過去にレギュラー出演していた(2008年4月 - 2010年4月)。
- 土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送(TBSラジオ、2020年3月21日) - 11時台のトークコーナー「TOKYOよもやま話」ゲスト
フリーアナウンサーへの転身後
ラジオ番組
- 福島のぶひろのおじ散歩。(毎日放送、2020年4月27日) - 『MBSマンデースペシャル』枠の生放送番組で、『ゴゴスマ』の本番後に「おじさんゲスト」として電話で出演。フリーアナウンサーへの転身後初めて、出身局・CBC以外の放送局が制作する番組へ登場した。
出演映画
- 祈りの幕が下りる時(2018年公開、東宝) - TBS・CBC・毎日放送が共同で製作に出資している関係で、『次は〜新福島!』のメインパーソナリティである福島暢啓(毎日放送アナウンサー)と共にエキストラとして出演。ちなみに、2018年12月に開かれた自身初のトークライブには、福島も特別に参加している。
著書
- こんにちは、ゴゴスマの石井です(2018年8月20日初版刊行、ワニブックス、ISBN 978-4847097072)
脚注
- ^ 「実家で油(ガソリン)を売り、名古屋で油を売る」というつかみの持ちネタがある(『たまり場』での発言)。
- ^ JMEのプロフィール上は、2000年の時点でCBCテレビ入社とされている。
- ^ ますだおかだの増田英彦が金曜日にレギュラー、岡田圭右が火曜日に準レギュラーで出演。友近も、火曜日のレギュラーを務めている。
- ^ CBCの地元・東海地方では、フジテレビ系列の東海テレビで、8月24日未明(23日深夜)に遅れネット形式で放送。
- ^ "「ゴゴスマ」石井亮次アナが退社独立、CBCに感謝". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 2020-02-07. 2020年2月7日閲覧。
- ^ ゴゴスマ石井亮次アナ:フリー転身で夢は大きく「あの国民的番組の司会」 勤続20年も新型コロナで送別会は自粛,まんたんウェブ,
- ^ ゴゴスマ石井亮次アナ:「下町ロケット」にまた出演へ 本業・司会者役もNG連発で「これが最後のドラマ」?(『毎日新聞』2018年11月30日付記事)
- ^ CBCアナウンサーズページ・石井亮次公式ブログ2017年12月22日付記事「今週末はぜひ!!」
- ^ ゴゴスマ石井亮次アナ:長谷川博己主演の新春SPドラマに出演 “一瞬”の出演も一発OKならず「恐縮でした…」(『毎日新聞』2017年12月30日付記事)
- ^ CBCアナウンサーズブログ2018年6月15日付記事「6月17日(日)お昼にぜひ!」
- ^ “石井亮次アナ、日曜劇場に出演 主演・福山雅治は『ゴゴスマ』毎日登場へ”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年4月12日). https://www.oricon.co.jp/news/2133520/full/ 2019年4月22日閲覧。
- ^ 安住紳一郎と古舘伊知郎氏が「平成最後の日」をしゃべり倒す!?平成から令和へ一夜限りのスペシャル生トーク スポーツ報知 2019年4月16日
- ^ CBCアナウンサーズブログ2019年7月15日付記事「モニタリング!!」