Osamu Shimohara
Quick Facts
Biography
下原 理(しもはら おさむ、1977年9月3日 - )は、地方競馬の兵庫県競馬組合・西脇馬事公苑、栗林徹治厩舎所属の騎手。勝負服の柄は紫、白菱山形一文字。広島県神石高原町(旧三和町)出身で、実家は神石高原町小畠にある精肉店「JKミートショップSHIMOHARA」を経営。3人兄弟の長男として生まれる。身長160㎝、体重51㎏、血液型B型。勝負服は寺嶋正勝のデザインを受け継いでいる。
来歴
1995年10月10日ツカサホマレに騎乗しデビュー、13日にスペシャルナイトで優勝し、初勝利。
天才肌と評されながらなかなか勝ち鞍を増やせなかったが、小牧太、赤木高太郎、岩田康誠が相次いで中央競馬(JRA)に移籍するに伴いリーディング上位に台頭する。小牧・岩田の寡占時代が終わって恩恵を受けた1人ではあるが、それに応えるだけの実力を有していたことは確か。2006年は自厩舎のチャンストウライで兵庫ダービー、菊水賞の2冠を制している。
2002年8月3日、JRA小倉競馬場の第9競走、フェニックス賞(OP)にてJRA初騎乗。
2006年8月2日の園田第11レースのサマークイーン賞で勝利し、通算500勝を達成。
2007年3月10日、JRA阪神競馬場の第7競走でコウエイノホシ(15頭立て11番人気)に騎乗し、13戦目でJRA初勝利を挙げた。通算2勝だが、確実に着を拾ってくる騎乗で、1年に数回しかJRAでは騎乗しないものの、騎乗数そのものは少なくない。
2007年3月18日、JRA阪神競馬場の第11競走、阪神大賞典(G2)でJRA重賞初騎乗。
2008年1月30日第21回園田競馬4日目第6競走T1 3歳特別戦をパセティックシーンで優勝(8頭立て1番人気)し、地方競馬通算700勝達成。同年2月11日、佐賀記念にてチャンストウライに騎乗しダートグレード競走での初勝利を挙げる。同年11月3日に園田競馬場で行われたJBCにはクラシック、スプリント両方に騎乗した。
2009年も自厩舎のカラテチョップで兵庫ダービー、菊水賞の2冠を制す。
2010年5月25日の姫路競馬第7競走で1000勝を達成した。同年は161勝を挙げ、5年連続でリーディング4位に食い込んだ。
2014年2月4日園田競馬第4競走をアートショウリで制し、地方競馬通算1500勝を達成した。
寺嶋正勝調教師の逝去により、2015年3月14日付で栗林徹治厩舎に所属変更。
2015年212勝を挙げ、初の兵庫リーディング2位に躍進した。
2016年9月8日の園田第6レースで勝利し、通算2000勝を達成。ゴールデンジョッキーとなる。
2016年に267勝し、初の兵庫県リーディングとなり、地方競馬全体でも第2位となった。
2017年1月31日、川崎競馬場で開催された佐々木竹見カップ・ジョッキーズグランプリ出場。(14人中2位)
2017年は273勝し、2年連続の兵庫県リーディング、加えて初めて地方競馬全国リーディングジョッキーとなりNARグランプリ2017最優秀勝利回数騎手賞を初受賞。
2018年はエイシンヴァラーに騎乗し黒船賞、エイシンバランサーに騎乗しサマーチャンピオンを勝利、年2回のダートグレード競走での勝利を挙げる。
2020年9月3日、自身の誕生日にステラモナークで園田オータムトロフィーを勝ち、木村健に並ぶ重賞通算70勝の兵庫県最多タイ記録を達成。
2020年10月28日の園田第12レースで勝利し、21941戦目にして地方通算3000勝を達成。
重賞勝ち鞍
太字はダートグレード競走。
兵庫県競馬
- 兵庫大賞典:チャンストウライ(2007年、2009年)、エリモアラルマ(2013年)、オオエライジン(2014年)、タガノゴールド(2020年)、ラッキードリーム(2023年)
- 兵庫ダービー:チャンストウライ(2006年)、カラテチョップ(2009年)
- 菊水賞:マイネルエクソン(2003年)、チャンストウライ(2006年)、カラテチョップ(2009年)、ニホンカイセーラ(2014年)、ステラモナーク(2020年)
- 園田金盃:コスモクロス(2002年)、ベストタイザン(2007年)、オオエライジン(2013年)、エーシンサルサ(2015年)、タガノゴールド(2019年)、ラッキードリーム(2022年)
- 播磨賞:コスモクロス(2003年)
- 白鷺賞:ユウターヒロボーイ(2000年)、タガノゴールド(2020年)
- 園田フレンドリーカップ:ベストタイザン(2007年、2008年)、アルドラゴン(2010年)
- 園田チャレンジカップ:フサイチミライ(2008年)、エーシンエンジョイ(2019年)
- 兵庫若駒賞:カラテチョップ(2008年)、タガノバロット(2009年)、メイレディ(2011年)、ナチュラリー(2016年)
- 園田プリンセスカップ:エンドスルー(2008年)、コモリリーガル(2023年)
- 楠賞:チャンストウライ(2009年)
- 六甲盃:エリモアラルマ(2013年)、タガノゴールド(2019年)、タガノゴールド(2019年)、トーセンブル(2021年)
- 園田FCスプリント:エプロムアーロン(2013年)、ランドクイーン(2016年)、タガノカピート(2019年)、エイシンエンジョイ(2020年)
- 兵庫サマークイーン賞:マンボビーン(2013年)
- 兵庫クイーンカップ:エーシンサルサ(2015年)、タガノトリオンフ(2016年、2017年)
- 新春賞:アクロマティック(2016年)、アラジンバローズ(2024年)
- 摂津盃:タガノヴェリテ(2018年)、エイシンデジタル(2021年)
- 姫山菊花賞:タガノゴールド(2018年)、ラッキードリーム(2022年、2023年)
- 園田クイーンセレクション:ステラモナーク(2020年)
- 園田ユースカップ:ステラモナーク(2020年)
- 園田オータムトロフィー:ステラモナーク(2020年)、エイシンビッグボス(2021年)
他地区
- 佐賀記念:チャンストウライ(2008年)
- 黒船賞:エイシンヴァラー(2018年)
- サマーチャンピオン:エイシンバランサー(2018年)
- 東海菊花賞:チャンストウライ(2007年)、タガノジーニアス(2020年)
- 笠松グランプリ:ベストタイザン(2008年)、エイシンバランサー(2018年)、エイシンエンジョイ(2020年)
- 白銀争覇:ベストタイザン(2009年、2010年)
- 梅見月杯:ベストタイザン(2009年)、アクロマティック(2016年)
- 東海桜花賞:ベストタイザン(2009年)
- サマーカップ:ベストタイザン(2009年)、エイシンバランサー(2018年)、エーシンエンジョイ(2019年)
- オッズパークグランプリ:エプソムアーロン(2014年)
- 名港盃:アクロマティック(2016年)、タガノジーニアス(2020年)
- 金沢スプリントカップ:タガノギャラクシー(2016年)
- クイーンカップ:フセノラン(2018年)
- イヌワシ賞:タガノゴールド(2019年)、ラッキードリーム(2023年)
- 北國王冠:タガノゴールド(2019年)
- 若草賞:ステラモナーク(2020年)
- ル・プランタン賞:マルグリッド(2023年)
- 佐賀ヴィーナスカップ:ジュランビル(2023年)
- 鳥栖大賞:アラジンバローズ(2023年)
脚注
- ^ 兵庫の下原理騎手、地方通算700勝達成 - netkeiba.com
- ^ 下原理騎手(兵庫)地方通算1000勝達成
- ^ “過去のお知らせ”.園田・姫路競馬場. 2015年3月28日閲覧。
- ^ “兵庫・下原理、高畑皓一両騎手が所属変更”. サンケイスポーツ. (2015年3月12日). http://race.sanspo.com/nationalracing/news/20150312/nranws15031217580016-n1.html 2015年3月28日閲覧。
- ^ “【年末年始は、競馬が、濃い】2017地方競馬スペシャルサイト”.地方競馬全国協会. 2018年3月17日閲覧。
- ^ 【地方競馬】下原理騎手が地方通算3000勝を達成!
- ^ “ラッキードリーム”. JBISサーチ.公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年5月4日閲覧。
- ^ “コモリリーガル”. JBISサーチ.公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年9月21日閲覧。
- ^ “アラジンバローズ”. JBISサーチ.公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年9月24日閲覧。
関連項目
- 園田競馬場
- 姫路競馬場
- 騎手一覧