Nobuhiro Fukushima
Quick Facts
Biography
福島 暢啓(ふくしま のぶひろ、1987年2月6日 -)は、毎日放送のアナウンサー。
来歴・人物
宮崎県宮崎市の出身で、龍谷大学文学部を経て、同大学大学院文学研究科日本語日本文学専攻修了。龍谷大学の文学部時代には、落語研究会に所属。「きぬ乃家じん丹」という芸名で、落語やウクレレ漫談を披露していた。また、大学の先輩と漫才コンビ「志ん茶」を結成。2007年・2009年に出場したM-1グランプリでは、いずれも準決勝にまで進んだ 。
2011年4月に、毎日放送に入社。毎日放送におけるアナウンサーの新卒採用は、2008年4月入社の大吉洋平・斎藤裕美(2013年7月にラジオ営業部へ異動後に退社・フリーアナウンサーに転身)以来3年振りであった。2011年度は新卒でアナウンサーを募集せず、福島自身も番組の制作を希望していたことから、当初は一般職で採用。福島の過去の経歴を知った人事担当者が、入社後の懇談会でアナウンサーになることを福島へ勧めたことをきっかけに、アナウンス職へ配属された。2011年2月に中途採用扱いで東海ラジオから移籍した福本晋悟は、福島より約2年のキャリアを積んでいるが、毎日放送アナウンサーとしての同期に当たる。福島によれば、大学院から放送業界への就職を決めたのは、「『(今のままでは)テレビ・ラジオが消滅しそうだ』という巷の声をきっかけに、『自分が何とかせねば』『少しでも力になりたい』と考えるようになったから」という。
入社1年目の2011年には、7月25日から8月31日まで、『ちちんぷいぷい』(MBSテレビ)の夏季限定企画「ハッピーアワーたいそう2011」に「体操のお兄さん」として同期の福本と日替わりで出演。2011年10月からは、『ちちんぷいぷい』の月曜日でリポーター、『MBSうたぐみ Smile×Songs』(MBSラジオ、以下『うたぐみ』と略記、2014年3月で終了)でパートナーを務めている。また、「未来の花束(同年11月2日に発売された番組完全プロデュースのシングル曲)キャンペーン隊」に"幸せの黄色いジョーロ君1号"というキャラクターで参加。JNN・JRN系列局の優秀なアナウンサーを毎年表彰する「アノンシスト賞」では、入社初年度に当たる2011年度に、テレビ・フリートーク部門で優秀賞を受賞した。
2012年4月7日からは、MBSテレビ制作・TBS系列の全国ネット番組『知っとこ!』に、情報プレゼンターとして出演。9年間アシスタントを担当してきた上司・高井美紀アナウンサーの後任として、全国ネット番組では初めてのレギュラーを務めている。
2012年秋には、ローソンと『うたぐみ』によるコラボレーション企画の一環として、先輩アナウンサー・鈴木健太と共同で「『牛丼×チキン南蛮』デリシャスズキで満ぷくしまどんぶり トロッと卵風味」のプロデュースを担当(同年11月27日から近畿2府4県で期間限定発売)。福島は、地元・宮崎県の名物であるチキン南蛮をメニューに盛り込んだ。
2012年10月から2014年3月30日までは、レギュラーでは初めての冠番組として、MBSラジオで『福島暢啓の昭和歌謡でしょ!』(初回のみ『福島暢啓の昭和歌謡でSHOW!』)を放送。大学生時代に「きぬ乃家じん丹」や「志ん茶」として活動していた経歴を買われて、2013年からは、テレビ・ラジオを問わず演芸番組の司会にも起用されている(後述)。
趣味は昭和歌謡の鑑賞で、少年時代から藤山一郎や第2次世界大戦以前の歌謡曲を愛聴。毎日放送へ入社後も、『ちちんぷいぷい』や「MBSラジオまつり」(公開イベント)などで、その一節をたびたび歌っている。その一方で、『MBSうたぐみ Smile×Song』や、2012年11月に同番組の海外取材企画「リアル世界くん」でオーストリア・ハンガリー・チェコを訪れた際には、「筆ペンで絵を描く」という特技も披露。この腕前に対して長谷川義史(絵本作家)をはじめ『ちちんぷいぷい』のレギュラー出演者が賛辞を寄せているほか、毎日放送のイベントで福島による筆ペン画の作品が公開されることもある。2015年1月には初の個展が大阪市北区の「空色画房」で開催された。
2015年4月からは、昭和歌謡以外のジャンルの楽曲も扱う深夜の音楽番組『MBS SONG TOWN』(MBSテレビ)のMCを担当。同年10月には、同番組で共演する三戸なつめと共に、「+music」(毎日放送が音楽を主体に展開するテレビ・ラジオ・イベント連動型キャンペーン)のナビゲーターに起用された。
担当番組
現在
テレビ
- ちちんぷいぷい(2011年7月25日 -)
- 2011年7月25日 - 8月31日に「ハッピーアワーたいそう2011・体操のお兄さん」として出演。
- 2011年10月から11月8日までは「月曜生中継」リポーター。
- 2011年11月15日から2014年3月24日までは、月曜日のVTRロケコーナー「福島暢啓のお初にございます」を担当。2012年11月には、「リアル世界くん」のリポーターとして、海外取材に赴いていた。
- 2014年4月からは、出演日を毎週金曜日に変更。かねてから関心のある日本各地の歌碑の存在が世間で忘れ去られようとしていることを背景に、「歌碑ものがたり」というVTRロケ企画を提案したうえで、自らリポーターと進行役を務めている。「歌碑ものがたり」を隔週金曜日に放送していた2014年10月から2015年3月までは、同コーナーを放送しない週に、「金曜ピカピカ生中継」のリポーターを担当。毎週放送が復活した2015年4月以降も、曜日を問わず、他の企画で出演することがある。
- 2015年には、山崎製パンとのコラボレーション企画で、「コッペパン 苺のゼリー入りクリーム&つぶあん」(同年11月24日から2016年1月31日まで関西地方限定で発売)のプロデュースを手掛けた。
- 2016年以降の金曜日では、先輩アナウンサーで同曜日アシスタントの前田阿希子が休演する場合に、全編のアシスタント代理と「歌碑ものがたり」の進行役を兼ねることがある。その一方で、2017年3月10日からは、「おおきくなったら なにになりたい?」(児童へのVTRインタビューコーナー)のナレーターを担当。また、同月31日で「歌碑ものがたり」の放送を休止したため、翌週(4月7日)からは派生企画「駅メロものがたり」のリポーターを務める。
- らくごのお時間(2013年10月27日 - 、毎月最終日曜日5:00 - 5:30)進行役
- MBS SONG TOWN(2015年4月23日 - )MC
- 痛快!明石家電視台 - 2014年から年に1 - 2回放送される「MBSアナウンサー大集合スペシャル」に、アナウンサーの1人として出演。特別企画で進行役を務めることもある。
- 「MBSアナウンサー26人大集合スペシャル」として2014年4月7日に放送された第1弾では、「M-1グランプリ」の予選でサザエさんの穴子さんのキャラ物真似などを演じた漫才を披露した大学生時代のエピソードを披露したところ、「(司会の)明石家さんまに最もはまっていたアナウンサー」に選ばれた。さらに、同席していたレギュラーの村上ショージからの勧めで、出演アナウンサーではただ1人「楽屋トーク」の収録(同月21日放送分)にも招かれた。
- ロンブー淳の居座り。
- 2016年11月12日から不定期で放送中の収録番組で、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)のアシスタントとして、先輩アナウンサーの山中真と交互に「居座り先」(ロケ先)へ同行。
- MBS NEWS(不定期) - 2015年10月から使用中の紹介テロップでは、名前の「暢啓」の上に、「のぶひろ」という読み仮名を表示している。
ラジオ
- ヤングタウン日曜日(2014年1月 - ) - 同月末で毎日放送を退社した先輩アナウンサー・吉竹史の後任扱いでレギュラーに起用。
- 上泉雄一のええなぁ!木曜日(2015年4月2日 - )
- 通常は、同僚のアナウンサーと交互に、「知ってええなぁ!ちなみNEWS」(15時台)と「発令!テンション下がる注意報」(木曜日16時台)の進行役を務める。2016年3月までは、水曜日の「知ってええなぁ!ちなみNEWS」にも出演していた。
- 先輩アナウンサーでもある上泉雄一の夏季休暇中には、『福島暢啓のええなぁ!』というタイトルで、全編にわたってパーソナリティ代理を務めることがある。
- 福島のぶひろのどうぞお構いなくパーソナリティ(2015年10月 - )
- 『MBSサンデースペシャル』(ナイターオフ期間の毎週日曜日20:00 - 21:00)・『MBSマンデースペシャル』(毎週月曜日20:00 - 21:00)枠でのレギュラー企画として、月2回のペースで放送。2016年4月から、独立番組へ移行するとともに、基本の放送枠を毎週金曜日の25:00 - 26:00(土曜日の1:00 - 2:00)に変更した。なお、基本として事前に収録した内容を放送するが、月1回程度のペースで全編生放送を実施。
- 毎日カルチャースペシャル ラジオウォーク(2017年 - )
- MBSニュース(不定期で担当)
過去
テレビ
- 大阪マラソン2011 走り出した情熱のランナー(2011年10月30日、第1回大阪マラソンの生中継を兼ねた特別番組) - 恵比須交差点(24.3km地点)からのリポーターとして、スポーツ中継に初出演。
- 大阪100年まち物語リポーター(2012年4月 - 2013年3月、日曜日の深夜に月1回放送)教授役・浅越ゴエの「助手」という設定で随時出演。(吉本百年物語の関連番組)
- 新春落語 あけまし亭(2012年1月1日・2日、司会)- 米朝事務所所属の落語家が古典落語を披露する新春特別番組で、入社後初めて演芸番組の司会を担当。
- 西日本横断生放送スペシャル どうにもとまらない2013(2013年1月1日、近畿地方担当リポーター)- 毎日放送・山陽放送・中国放送・RKB毎日放送による共同制作番組
- 歌ネタ王決定戦2013(2013年5月19日)- 生放送による毎日放送制作の特別番組で、中部日本放送でも同時ネット。
- ごぶごぶ「MBS若手アナウンサー 茶屋町めぐり」(2014年2月4日)
- 同僚アナウンサーの福本・豊崎由里絵と共に、毎日放送の本社がある大阪市北区茶屋町の有名スポットを紹介する回の2人目として出演。当時MCだった浜田雅功・東野幸治にアナウンサーらしからぬところを突っ込まれた。さらに、十八番の1つである「青い山脈」の歌唱を披露したところ、出だしで浜田に頭を叩かれた。
- ケンゴロー - 前番組の『ごぶごぶ』に続いて浜田がレギュラーで出演する番組で、アシスタントを務める後輩アナウンサーの玉巻映美と共に、「MBSアナウンサースペシャル・後編」(2017年1月24日放送分)のロケへ登場。行きつけのレコードバーに浜田を案内したうえで、趣味の一つとして、江戸時代に著された古文書を現代の日本語に訳していることを明かした。
- MBS開局65周年記念特別番組 「アートの日」アーッと驚く!カンサ偉ジン博覧会(2017年3月25日、関西ローカルで11:58 - 16:00に生放送) - 「天童よしみvsスーパーキッズ 新旧・神童コラボ」のMCや、「アートな看板 今昔ウラ話」(事前に収録された桂ざこばとのロケ企画)のリポーターを担当。事前収録企画の「MC似顔絵チャレンジ」では、『MBS SONG TOWN』のMCとして、三戸と共に自身の似顔絵を披露した。
- LEADERS2(TBSテレビ制作・全国ネットのスペシャルドラマ、2017年3月26日)
- 『ちちんぷいぷい』経由でエキストラとして出演を打診されたことから、大阪でのロケに参加。「昭和10年代の自動車工場に勤務する職人」という役で、10秒間登場した。TBSが制作する番組への出演は、このドラマが初めてである。
以下はいずれも、MBSテレビ制作の全国ネット番組。
- 知っとこ!(2012年4月7日 - 2015年3月28日、情報プレゼンター)
- 毎日放送への入社後初めて、MBSテレビ制作の全国ネット番組にレギュラーで出演。
- 笑福亭鶴瓶のすわるテレビ(2015年12月21日、アシスタント)
- 月曜名作劇場「みなと署落し物係 秘密捜査官 危険な二人」(2017年3月6日) - 『ちちんぷいぷい』のスタジオセットや字幕を利用した架空の情報番組『JMN NEWS』の司会役で、テレビドラマに初めて出演。浜村淳がコメンテーター役を務めた。
- サタデープラス(2017年4月8日) - 『知っとこ!』の後継番組として放送を開始してから100回目に当たることを記念して、MBSのサービスエリア・京都市の上空から、ヘリコプターによる生中継リポートを担当。
ラジオ
- MBSたびぐみ とっておき旅ラジオ(2012年2月、2回にわたってリポーターとして出演)
- スムルースの月極うたぐみ(2012年3月2日) - 番組内で放送されたラジオドラマに主演
- MBSサンデースペシャル「春の福島暢啓まつり」(2012年4月1日)- 毎日放送への入社後初めての冠番組
- MBSうたぐみ Smile×Songs月曜日パートナー(2012年4月9日 - 2014年3月24日、2011年10月から2012年4月2日までは火曜日を担当)- 毎回の本番終了後には、「平成の雪舟」と称して、自筆のペン画を公式サイトで披露していた。
- こんちわコンちゃんお昼ですょ!(2012年9月13日) - メインパーソナリティ・近藤光史の夏季休暇に伴う特別企画として放送された「関岡香の朗読の時間」で、上司の関岡、パーソナリティ代理の笑福亭銀瓶とともに朗読を披露。
- 福島暢啓の昭和歌謡でしょ!(2012年10月 - 2014年3月30日)- 河島あみると共にパーソナリティを担当。
- 福島暢啓 歌の朝市(2014年4月5日 - 2016年3月26日、毎週土曜日5:00 - 5:15) - 『福島暢啓の昭和歌謡でしょ!』の後継番組。単独でパーソナリティを務めていた。
- お正月だよ歌バトル 浜村淳VS福島アナ(2014年1月1日)
- 河田直也&桜井一枝のうきうき土曜リクエスト - メインパーソナリティを務める先輩アナウンサーの河田がスタジオへ出演できない場合に、「六男」という設定でパーソナリティ代理を担当。
- ありがとう浜村淳です土曜日です - コーナーレギュラー・西川きよしの代役として出演
- めざせ賞金5万円 MBSラジオ演芸ヤングスネーク杯 - 第1回~第3回司会
- 『笑い飯の金曜(→ 月曜)お楽しみアワー』から派生した芸歴5年以内の芸人が対象のお笑いコンテストで、2013年1月6日に『MBSサンデースペシャル』枠で第1回を実施して以降、年に数回独立番組(または特別番組への内包企画)として放送。
- スマラジw金曜日「ナジャとアナの虹色レインボー」(2016年11月11日、パートナー)
脚注
外部リンク
- MBSアナウンサールーム・福島暢啓
- MBSアナウンサールーム・ニューフェイス!福本しんごと福島のぶひろの福福ほっとライン
- きぬ乃家じん丹公式ホームページ
- 福島暢啓 (@jingtangK) - Twitter