Moriji Murano
Quick Facts
Biography
村野 守治(むらの もりじ、村野 守次、1912年(明治45年)1月9日-1989年(平成元年)3月23日)は、日本の歴史学者。専門は日本近代史、明治維新史、鹿児島県の郷土史。鹿児島女子短期大学教授。西郷隆盛研究の第一人者だった。
人物
鹿児島県鹿児島市生まれ。1930年(昭和5年)旧制鹿児島県立第二鹿児島中学校(現・鹿児島県立甲南高等学校)卒業。1934年(昭和9年)旧制第七高等学校造士館卒業。1938年(昭和13年)東京帝国大学文学部国史学科卒業。同年5月より文部省維新史料編纂事務局嘱託。大日本青少年団本部文化部を経て、帰郷し1944年(昭和19年)5月に母校・第二鹿児島中学校の教諭となる。学制改革により1949年4月に鹿児島県甲南高等学校(後に改称し鹿児島県立甲南高等学校)が発足し、引き続き教諭を務める。1961年(昭和36年)4月より鹿児島県立甲南高等学校教頭を務めた後、1966年(昭和41年)4月から鹿児島県立加世田高等学校校長、1969年(昭和44年)4月から鹿児島県立加治木高等学校校長、1971年(昭和46年)4月から鹿児島県立甲南高等学校校長、1972年(昭和47年)4月から鹿児島県立青少年研修センター所長を歴任して、1975年(昭和50年)3月に県の教職員を退職。
1976年(昭和51年)から4年間、鹿児島経済大学(現・鹿児島国際大学)非常勤講師。並行して鹿児島女子短期大学非常勤講師を経て、1977年(昭和52年)4月から1985年(昭和60年)3月まで鹿児島女子短期大学教授に任じられる。教授職の間、同短大の図書館長や教養学科長も務めた。教授退職後も再び鹿児島女子短期大学で非常勤講師として教える。その他、鹿児島県文化財保護審議委員も務めた。1983年(昭和58年)に鹿児島県から県民表彰(教育文化部門)を受ける。主な編著書に『島津斉彬のすべて』『西郷隆盛全集』『鹿児島市のおいたち』、監修書に『鹿児島県教育史』がある。環境学者の村野健太郎は息子。