Momoko Kanda
Quick Facts
Biography
神田 桃子(かんだ ももこ、1986年9月24日 - )は、日本のプロボクサー。大阪府大阪市出身。寝屋川石田ボクシングクラブ所属。第2代OPBF女子東洋太平洋アトム級王者。
来歴
母の勧めで16歳よりボクシングジムに通う。
2006年5月にJWBCプロライセンスを取得。6月に上京し山木ジム(現山木ボクシングジム)に所属、12月15日デビュー戦を判定勝ちで飾る。
2007年限りで山木ジムを離脱。メキシコ修業を経て、2008年4月26日にメキシコでの復帰戦として後の世界王者イベス・サモラと対戦も判定負け。11月に帰国。
地元のハラダボクシングジムに所属し、2009年1月にJBC公認女子B級ライセンスを取得した。
2009年4月10日、JBCデビュー戦として後に世界王座に挑戦する秋田屋まさえと対戦も判定負け。
7月23日に元アマチュア全日本チャンピオン谷美幸に敗れた後、しばらく試合から遠ざかっていたが、2011年にプロテスト同期でもある井岡一翔が所属する井岡ジムへ移籍、8月28日の田中奈浦子戦でJBC初勝利を挙げた。
4月26日、再びメキシコに渡りグアダルーペ・ラミレスと対戦も判定負け。
JBCライセンスは更新していなかったため2013年1月失効。
2月15日、メキシコにて自身初のタイトルマッチとしてジョセリン・アローヨ・ルイスが持つNABF女子フライ級王座に挑むが判定負け。
2014年より東京・小岩の勝又ジムに所属。
4月5日、約1年2ヶ月ぶりとなる復帰戦としてキャンプ座間でカロル・カストロ・マドリッドと対戦し、判定で勝利。
6月7日、フィリピン・マカティのマカティ・シネマ・スクエア・ボクシング・アリーナにてノンヌン・モー・クルンテープトンブリ(タイ)とのABCO女子アトム級コンチネンタル王座決定戦に挑み、3-0判定で勝利し初タイトル獲得。
8月22日、マカティ・シネマ・スクエア・ボクシング・アリーナにて初防衛戦、ノンヌン・モー・クルンテープトンブリとのダイレクトリマッチとなったが、自身初KOとなる4回TKO勝利で防衛成功。
11月17日、自身初の後楽園ホールでタナワン・シッサイトーン(タイ)と対戦し1回TKO勝利。
2015年3月5日、WBA女子世界ライトミニマム級王者宮尾綾香とノンタイトル6回戦。しかし、ジャッジ2人がフルマークを付ける0-3の判定負け。
6月12日、フィリピン・バコロドにてOPBF東洋太平洋女子アトム級王座決定戦に同級2位として出場し、9位のクリスティーヌ・ラトゥベに勝利して東洋太平洋王座獲得に成功した。
11月11日、世界初挑戦として後楽園ホールにて池原シーサー久美子が持つWBO女子世界ミニフライ級王座に挑戦。しかし、0-3の判定で敗れ世界王座奪取はならなかった。
2016年3月1日、後楽園ホールにて秋田屋まさえ相手にOPBF東洋太平洋女子アトム級王座の初防衛戦に挑むが、0-2の判定で敗れ王座陥落。この試合を最後に引退。
2017年10月6日付で協栄ジムへの移籍と現役復帰が発表された。
2018年1月1日、ディファ有明にて復帰第1戦を2回TKO勝利。
4月17日、後楽園ホールにて元WBC世界ミニフライ級王者黒木優子と復帰第2戦目を戦うが、0-3判定で敗れる。
2019年5月1日寝屋川石田ボクシングクラブ移籍。
戦績
- プロボクシング:22戦 10勝 4KO 10敗 2分
- JBC:13戦 6勝 3KO 7敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2006年12月15日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 相川周子(BCG) | 日本 | プロデビュー戦 |
2 | 2007年5月13日 | 引分 | 4R | 判定1-0 | 小林悠梨(フジワラ) | 日本 | |
3 | 2007年6月24日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 黒田陽子(鴨居) | 日本 | |
4 | 2007年7月29日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | サヤカ(ナックルスポーツ) | 日本 | |
5 | 2007年11月18日 | 引分 | 4R | 判定1-1 | 小林悠梨(フジワラ) | 日本 | |
6 | 2008年4月26日 | 敗北 | 4R | 判定 | イベス・サモラ | メキシコ | |
7 | 2009年4月10日 | 敗北 | 4R | 判定0-3 | 秋田屋まさえ(ワイルドビート) | 日本 | |
8 | 2009年7月23日 | 敗北 | 4R | 判定0-2 | 谷美幸(フュチュール) | 日本 | |
9 | 2011年8月28日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 田中奈浦子(フュチュール) | 日本 | |
10 | 2012年2月19日 | 敗北 | 4R | 判定0-3 | 田中奈浦子(フュチュール) | 日本 | |
11 | 2012年4月26日 | 敗北 | 4R | 判定0-3 | グアダルーペ・ラミレス | メキシコ | |
12 | 2013年2月15日 | 敗北 | 10R | 判定0-3 | ジョセリン・アローヨ・ルイス | メキシコ | NABF女子フライ級タイトルマッチ |
13 | 2014年4月5日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | カロル・カストロ・マドリッド | メキシコ | |
14 | 2014年6月7日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | ノンヌン・モー・クルンテープトンブリ | タイ | ABCO女子アトム級コンチネンタル王座決定戦 |
15 | 2014年6月22日 | 勝利 | 4R | TKO | ノンヌン・モー・クルンテープトンブリ | タイ | ABCO女子アトム級コンチネンタル王座防衛1 |
16 | 2014年11月17日 | 勝利 | 1R 0:55 | TKO | タナワン・シッサイトーン | タイ | |
17 | 2015年3月5日 | 敗北 | 6R | 判定0-3 | 宮尾綾香(大橋) | 日本 | |
18 | 2015年6月12日 | 勝利 | 1R | TKO | クリスティーヌ・ラトゥベ | フィリピン | OPBF女子東洋太平洋アトム級王座決定戦 |
19 | 2015年11月11日 | 敗北 | 10R | 判定0-3 | 池原シーサー久美子(フュチュール) | 日本 | WBO女子世界ミニフライ級タイトルマッチ |
20 | 2016年3月1日 | 敗北 | 8R | 判定0-2 | 秋田屋まさえ(ワイルドビート) | 日本 | OPBF女子東洋太平洋世界アトム級王座陥落 |
21 | 2018年1月1日 | 勝利 | 2R | TKO | ペットチョムプー・モークルンテープトンブリー | タイ | |
20 | 2018年4月17日 | 敗北 | 8R | 判定0-3 | 黒木優子(YuKOフィットネス) | 日本 | |
テンプレート |
獲得タイトル
- ABCO女子アトム級コンチネンタル王座
- 第2代OPBF女子東洋太平洋アトム級王座
脚注
- ^ “井岡氏おいっ子一翔がプロテスト合格”. 日刊スポーツ. (2009年1月19日). http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20090119-451463.html
- ^ “神田桃子が王者に!WBC ABCOアトム級王座決定戦!〜6.7 フィリピン メトロマニラ”. Lady Go!. (2014年6月14日). http://blog.livedoor.jp/ladygo1999/archives/8413570.html
- ^ “神田桃子がリマッチも4RTKOで初防衛に成功!8.22 WBC ABCO 女子アトム級タイトルマッチ!フィリピン・マニラ”. Lady Go!. http://blog.livedoor.jp/ladygo1999/archives/8500038.html 2014年8月24日閲覧。
- ^ “神田桃子が1R55秒で勝利【試合結果】神田桃子vsタナワン・シットサイトーン 11.17『Fighting Bee Vol.9』後楽園ホール”. Lady Go!. http://blog.livedoor.jp/ladygo1999/archives/8601789.html 2014年11月19日閲覧。
- ^ 次戦が決まりました! ボクサー桃子の、やっぱ好っきゃねん!! 2015年12月21日
- ^ “細野悟がV2、福原力也に3-0判定勝ち”. Boxing News. (2015年3月5日). http://boxingnews.jp/news/23413/
- ^ “神田桃子がOPBF女子東洋太平洋アトム級王者に!☆6.12 OPBF女子東洋太平洋アトム級王座決定戦@フィリピン”. Lady Go!. 2015年6月13日閲覧。
- ^ “女子ボクシング、神田が世界初挑戦”. デイリースポーツ. (2015年9月18日). http://www.daily.co.jp/ring/2015/09/18/0008405825.shtml
- ^ “女子ボクシング、池原がV3”. デイリースポーツ. (2015年11月11日). http://www.daily.co.jp/newsflash/ring/2015/11/11/0008557720.shtml
- ^ “女子東洋太平洋ダブル戦でともに新王者誕生 秋田屋、花形が勝つ”. スポーツニッポン. (2016年3月1日). http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2016/03/01/kiji/K20160301012135440.html
- ^ “神田桃子が協栄ジムに移籍”. ボクモバニュース. (2017年10月14日). https://boxmob.jp/sp/news/index.html?nid=19848&n=1 2017年11月10日閲覧。
- ^ “和氣慎吾がTKO勝ち「久我選手に勝つ自信は100%」”. Bpxing News(ボクシング・ニュース). (2018年4月17日). http://boxingnews.jp/news/57298/ 2018年12月30日閲覧。
関連項目
- 女子ボクサー一覧
- 日本のボクシング地域王者一覧
- 東洋太平洋ボクシング連盟(OPBF)王者一覧
- 大阪府出身の人物一覧