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Japan
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Kiyotomo Ishidō
Japanese critic

Kiyotomo Ishidō

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese critic
Places
Gender
Male
Age
97 years
Education
University of Tokyo
Hongō, Bunkyo, Japan
The details (from wikipedia)

Biography

石堂 清倫(いしどう きよとも、1904年4月5日 - 2001年9月1日)は、日本の評論家、社会思想研究家、社会運動家である。

来歴

1904年、石川県石川郡松任町(現白山市)生まれ。第四高等学校で先輩である中野重治を知り、東京帝国大学在学中、新人会で共に活動する。1927年東京帝国大学文学部英文科卒業後、関東電気労働組合に勤務、東京府荏原郡馬込村で西田信春、大間知篤三、岩田義道、栗原佑との5人で共同生活。同年10月、日本共産党入党、11月無産者新聞の編集に携わる。1928年、「三・一五事件」に連座し逮捕。その後釈放と逮捕を繰り返し、執行猶予となって、1933年11月保釈。獄中でロシア語や中国語を独学、ペンネームでウラジーミル・レーニンなどの著作を翻訳。

1933年、転向・釈放後、1934年3月日本評論社に入社、「ゾルゲ事件」で死刑となる尾崎秀実などと相知る。数々の書籍編集及び翻訳を手掛けたあと、1938年7月、満鉄調査部に入社、当時の満州国の大連に赴く。旧友の宮川精一郎とともに甘粕正彦の関東州労務協会に関わる。1943年7月、満鉄調査部第二次検挙(第二次満鉄事件)で逮捕、投獄。1944年12月釈放、1945年5月、関東軍二等兵として動員される。同年8月ハルビン郊外の兵営で敗戦を迎え召集解除。10月、大連に戻り、労働組合運動に加わる。大連のソ連司令部と折衝するなど在留日本人引き揚げに尽力、この地で中華人民共和国の樹立に接する。

1949年10月帰国、日本共産党に再入党、『マルクス=エンゲルス全集』『レーニン全集』『スターリン全集』などマルクス主義諸文献の翻訳に従事する。構造改革論を主張、1961年8月離党届を提出し、11月日本共産党を除名される。1977年6月、荒畑寒村、宮内勇らとともに運動史研究会を結成、全17巻におよぶ『運動史研究』を刊行(出版元は三一書房)。イタリア語を習得、グラムシ研究会を創設し、『グラムシ獄中ノート』などアントニオ・グラムシの翻訳・紹介に努め、またイタリア共産党の構造改革論やパルミーロ・トリアッティなどを紹介する。そのほかロイ・メドヴェージェフ『共産主義とは何か』など、数多くの翻訳を手掛ける。

なお、神奈川県藤沢市の湘南大庭市民図書館の特別コレクションに、彼の寄贈本で構成された「石堂清倫文庫」(図書、雑誌12,776点 非図書資料4,130点)がある。

主な著書

  • 『現代革命と反独占闘争』合同出版社 1960年
  • 『現代変革の理論』青木書店 1963年
  • 『思想と人間 革命の虚像と実像』角川書店 1974年
  • 『十五年戦争と満鉄調査部』原書房 1986年 共著
  • 『わが異端の昭和史』勁草書房 1986年6月
    • 平凡社ライブラリー『わが異端の昭和史』(上)として2001年9月再刊
  • 『続わが異端の昭和史』勁草書房 1990年10月
    • 平凡社ライブラリー『わが異端の昭和史』(下)として2001年9月再刊
  • 『異端の視点 変革と人間と』勁草書房 1987年
  • 『中野重治との日々』勁草書房 1989年
  • 『中野重治と社会主義』勁草書房 1991年
  • 『大連の日本人引揚の記録』青木書店 1997年
  • 『20世紀の意味』平凡社 2001年7月

脚注

  1. ^ 参議院会議録情報 第6回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号
  2. ^ 松岡將『松岡二十世とその時代』
  3. ^ 石堂清倫【いしどう-きよとも】デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説
  4. ^ 「略年譜」、木村英亮編「石堂清倫業績目録」、『20世紀の意味』平凡社 2001年7月、pp221-267
  5. ^ 中野徹三「遠くから来て、さらに遠くへ《追悼論文》――石堂清倫氏の九七年の歩みを考える――」『札幌唯物論』第46号、札幌唯物論研究会、2001年10月
  6. ^ 石堂清倫文庫 レファレンス協同データベース
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