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Kazunori Takizawa

Kazunori Takizawa

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The details (from wikipedia)

Biography

滝沢 和典(たきざわ かずのり、1979年12月6日 - )は、競技麻雀のプロ雀士。新潟県長岡市出身。血液型B型。日本プロ麻雀連盟所属(七段・理事)。Mリーグでは、EX風林火山に所属する。愛称はタッキー。キャッチフレーズは「越後の奇跡」、「麻雀バガボンド」。

略歴

デビュー

  • 高校時代より麻雀の道に進むことを志すが、周囲からの理解は得られず、音楽の専門学校に入学することを名目に上京。
  • 1999年、最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストを受験。筆記試験・面接試験を通過するも、実技試験で大負けし不合格となる。その後、荒正義の紹介で日本プロ麻雀連盟のプロテストを受験し、合格。第16期生として入会。
  • 2001年、MONDO TVで放送された未来戦士21杯でTV対局に初登場。甘いマスクとセンス抜群の麻雀で一躍脚光を浴びる。
  • 第4回モンド21杯では準々決勝で敗れたものの、1次予選最終戦で足切り寸前から甦って8強まで渋太く残った。

タイトル獲得

  • 2005年放送の第2回モンド王座決定戦では、僅差のトータル3着目で迎えた決勝最終戦オーラス、満貫ツモ条件を満たすアガりで逆転優勝。TV対局では初のタイトルを獲得。
  • 2006年、王位戦で優勝し、初のG1タイトルを獲得。翌年も優勝し、史上4人目となる同タイトル連覇を達成。
  • モンド杯では、常連メンバーでありながら長らく優勝に縁がなかったが、2012/13年に放送された第13回大会で遂に初優勝。

スランプ

  • 2016年頃から、いわゆるスランプに陥り、成績不振に苦しむ。
  • 自団体のリーグ戦では長年維持したA2リーグからC1リーグにまで降級(2018年現在)。
  • 第16回モンド杯で予選敗退。その後のチャレンジマッチでも敗退して出場権を失い、連続出場が途切れた。
  • AbemaTVで放映されたRTDリーグでは、2016年、2017年と2年連続でディビジョン最下位に終わった。
  • この時は、月の半分が休日という時期もあり、麻雀をやめることも考えたという。

復調

  • 2017/18年放送の第18回モンド杯にモンド推薦枠で2季ぶりに出場。優勝はならなかったが、決勝卓に残り復調の兆しを見せた。
  • 2018年8月7日、Mリーグドラフト会議において、EX風林火山から2位指名を受ける。しかし本人は、今の自分が選ばれることはないと考え、また子供二人の面倒を見なければならないこともあって、会場に出席していなかった。
  • Mリーグでは初戦こそ失態があったものの、レギュラーシーズンでは個人タイトル3部門全てでベスト3位以内に入る活躍を見せ、復活を遂げた(下記参照)。
  • 第20回モンド杯では、予選を2位で通過し、2季ぶりの決勝進出。さらに最終半荘オーラスをトップ目で迎えたが、平賀聡彦に逆転を許し、7季ぶりの優勝は目前で逃した。
  • 麻雀最強戦2020には「最強の麻雀戦術本プロ決戦」に出場。予選卓は2位ながらも点棒が40000点を上回る余裕を持って通過すると、決勝卓でも東四局親番での和了を機に主導権を握り、トップ目でオーラスの親番を迎える。しかし、倍満ツモ(または三倍満ロンをどこからでも可)条件の朝倉康心にメンチン・平和・ドラ1・高目一気通貫・一盃口、さらに三倍満ツモ条件の勝又健志にツモり四暗刻のテンパイを入れられてしまい万事休すかと思われたが、結果的には朝倉の和了り逃しに救われる形で、逃げ切り優勝。

雀風・エピソード

  • 門前を重視した、攻守ともにバランスの取れた雀風。タンピン三色などのきれいな手役を好み、愚形待ちでのリーチや遠い鳴き仕掛けは極めて少ない部類に入る。日本プロ麻雀協会の鈴木たろういわく「教科書」。ただし近年では、手役に固執せず、スピードを意識したやや攻撃的な打牌も見られる。
  • 佐々木寿人とは親友であり、ライバルとして比較されることも多い(年齢は佐々木が3学年上だが、麻雀プロとしては滝沢が6期先輩)。
  • 放映対局において多くの役満を和了っている。
放映年放映媒体タイトル戦 和了役
2006MONDO TV第3回モンド王座決定戦四暗刻
2007MONDO TV第8回モンド21杯四暗刻
2010MONDO TV第11回モンド杯四暗刻
2011MONDO TV第11回モンド杯大三元
2015ニコニコチャンネル第32期鳳凰位戦A2リーグ四暗刻単騎
2019FRESH LIVEFocus M四暗刻単騎
2019Abema TVMリーグ2018大三元
  • 「自分にとって麻雀とは何か」という問いに、「修行」と答えている。
  • Mリーグで少牌を犯した後、しばらくの間Twitterのアカウント名を「滝沢少牌和典」にしていた。

人物

  • 中学時代には野球部、高校時代には軽音楽部に所属していた。
  • 既婚者であり、二女の父親である。
  • 酒豪としても知られるが、本人は否定。好物は、芋焼酎ソーダ割り。

Mリーグの戦績

2018年、ドラフト会議でEX風林火山から2位指名された。他のチームメンバーは二階堂亜樹と勝又健志。

10月2日の第2試合、東二局親番、第1ツモを取らずに第1打を打牌してしまったため少牌となり、その局は和了り放棄となる失態を犯した。

10月12日の第1試合、東三局に四暗刻を聴牌する(結果は流局)など見せ場を作り、チームに初勝利をもたらした。

10月16日の第1試合、東一局の親番でリーチ・ツモ・七対子・ドラ4の8000オールを和了って主導権を握ると、そのまま逃げ切り自身2勝目をマーク。

11月5日の第2試合で自身3勝目。この日の第1試合でトップを取った亜樹との連勝を決め、チームを首位に押し上げた。

2019年2月7日第2試合の東四局で赤坂ドリブンズの園田賢から大三元を和了。

4着回避率1位、個人スコア2位、平均打点3位と個人タイトル3部門全てでベスト3に入る活躍を見せ、チーム首位でのファイナルシリーズ進出に貢献した。

Mリーグ成績

シーズンチーム半荘個人スコア平均打点4着回避率
Pt順位順位順位
2018EX風林火山30314.82/2174143/210.901/21
シーズンチーム半荘個人スコア最高スコア4着回避率
2019EX風林火山35-188.225/2968,1006/290.7712/29

※個人賞は規定打荘数(20半荘)以上の選手が対象

獲得タイトル

  • 王位 2期(第32・33期)
  • 第2回 モンド王座決定戦 優勝
  • 第13回 モンド杯 優勝
  • 第13回 ロン2チャレンジカップ 優勝
  • 第4回 野口恭一郎賞棋士部門受賞
  • 第1回 麻雀フォーラム21 優勝
  • 第1回 麻雀トライアスロン・雀豪決定戦 優勝
  • U-50 日テレプラス麻雀リーグ2018 優勝
  • Focus M 2ndシーズン 優勝
  • 麻雀最強戦2020 最強の麻雀戦術本プロ決戦 優勝

著書

  • 滝沢の麻雀 勝利への絶対条件(毎日コミュニケーションズ、2008年) ISBN 978-4839927707
  • 絶対に強くなる麻雀入門(日本文芸社、2008年) ISBN 978-4537206425
  • 麻雀 読みの技術(マイナビ、2011年) ISBN 978-4839940768
  • 滝沢流 麻雀絶対の一手(マイナビ、2012年) ISBN 978-4839944001
  • ヒサトVS滝沢 麻雀戦術30番勝負(共著 佐々木寿人)(マイナビ、2013年) ISBN 978-4839945770
  • 山読みを制する者は麻雀を制す(マイナビ、2013年) ISBN 978-4839948986
  • 滝沢和典の麻雀読みの公式(マイナビ、2015年) ISBN 978-4839954680
  • 滝沢和典のMリーグ戦記(マイナビ、2019年) ISBN 978-4839970345

メディア出演

CS

  • モンド21麻雀プロリーグ(MONDO TV)
  • 木村魚拓の窓際の向こうに #241(パチンコ★パチスロTV!)

ウェブテレビ

  • RTDリーグ(AbemaTV)
  • 新春オールスター麻雀大会2019(2019年1月2日-3日、AbemaTV)
  • 熱闘!Mリーグ(2019年2月3日・4月28日、AbemaTV)

動画配信サイト

  • 麻雀遊戯王(2018年12月17日-12月23日、2019年8月11日、YouTube)

テレビアニメ

  • 咲-Saki-阿知賀編(2012年4月-7月、テレビ東京系列)、牌譜監修

脚注

注釈

  1. ^ 主に前年度に出場していない優勝経験者に与えられる特別枠。第17回大会から適用されている。
  2. ^ Mリーグの競技卓は配牌が自動で13枚セットされるので親は第一ツモを取らなければならない。

出典

  1. ^ 近代麻雀編集部 (2018). 麻雀プロMリーグ選手名鑑. 竹書房. p. 43. ISBN 9784801916609 
  2. ^ 連盟員名簿/当連盟について/日本プロ麻雀連盟”. www.ma-jan.or.jp. 2019年8月1日閲覧。
  3. ^ 滝沢和典 - Twitter 2018年8月8日
  4. ^ 近代麻雀編集部 (2018). 麻雀プロMリーグ選手名鑑. 竹書房. p. 44. ISBN 9784801916609 
  5. ^ 【Mリーグ】EX風林火山インタビュー「タッキーの復活は嬉しいし心強い。ファンとチームに優勝を届けたい」” (日本語). 麻雀ウォッチ. 2019年3月28日閲覧。
  6. ^ 少牌、役満テンパイ…滝沢和典は本当に復活したの | キンマweb - KINDAI MAHJONG web”. kinmaweb.jp. 2018年12月9日閲覧。
  7. ^ 「Mリーグ」ドラフト会議2018” (日本語). M.LEAGUE(Mリーグ) (2018年8月8日). 2019年3月29日閲覧。
  8. ^ 風林火山、念願の初勝利!滝沢が初トップで視聴者は「タッキー」コールの大合唱/麻雀・大和証券Mリーグ” (日本語). Abema 麻雀 TIMES. 2019年3月28日閲覧。
  9. ^ 滝沢和典、イケメン親倍ツモ炸裂! トンパツで勝負 | キンマweb - 近代麻雀 web”. kinmaweb.jp. 2019年8月6日閲覧。
  10. ^ “侵略すること火の如く”EX風林火山・滝沢和典トップでついに首位奪還 チームは直近4戦で3勝/麻雀・大和証券Mリーグ” (日本語). AbemaTIMES. 2019年8月6日閲覧。
  11. ^ 滝沢和典、役満・大三元でド派手にファイナル決めた! 個人成績トップにも意欲/麻雀・大和証券Mリーグ” (日本語). Abema 麻雀 TIMES. 2019年3月28日閲覧。
  12. ^ 2018年シーズン結果”.M.LEAGUE. 2020年3月6日閲覧。
  13. ^ M.LEAGUE公式サイト”.M.LEAGUE. 2020年3月6日閲覧。
  14. ^ “【麻雀最強戦2020 最強の麻雀戦術本プロ決戦】優勝は滝沢和典プロ(日本プロ麻雀連盟)!!”. キンマweb (竹書房). (2020年5月10日).オリジナルの2020年5月11日時点におけるアーカイブ。. http://archive.is/srFZU 2020年5月10日閲覧。 
  15. ^ 24時間の大激戦が終了 新年初役満、大逆転テンパイに笑顔…涙…/新春オールスター麻雀大会2019” (日本語). Abema 麻雀 TIMES (2019年1月3日). 2019年1月7日閲覧。

関連項目

  • 日本プロ麻雀連盟
  • 佐々木寿人
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