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Japanese ambassador
Kazuhiko Tōgō
The basics
Quick Facts
Intro
Japanese ambassador
Places
Work field
Gender
Male
Place of birth
Tokyo, Japan
Age
80 years
The details (from wikipedia)
Biography
東郷 和彦(とうごう かずひこ、1945年(昭和20年)1月10日 - )は、日本の元外交官、京都産業大学法学部教授、ライデン大学人文科学博士。専門は国際関係論。第二次世界大戦終戦時に外務大臣を務めた元外交官の東郷茂徳は祖父。元外交官の東郷文彦は父、『ワシントンポスト』元記者の東郷茂彦は双子の兄。
来歴
- 1945年、第二次世界大戦中、疎開先の長野県軽井沢町で生まれ、程なくして帰京。
- 1957年、学習院初等科卒業
- 1960年、学習院中等科卒業
- 1964年、東京都立日比谷高等学校卒業
- 1968年、東京大学教養学部国際関係論卒業。外務省入省。
- 1969年、ロシア語研修(英国陸軍教育学校及びロンドン大学スラヴ東欧研究所)
- 1972年、在ソ連邦日本国大使館三等書記官
- 1974年、外務省調査部分析課
- 1976年、同条約局条約課
- 1979年、OECD日本政府代表部一等書記官
- 1981年、在ソ連邦日本大使館一等書記官
- 1984年、外務省経済局国際エネルギー課長
- 1986年、倉成正外務大臣秘書官
- 1987年、外務省経済局書記官
- 1988年、同欧亜局ソ連邦課長
- 1992年、在米国日本大使館総括公使
- 1994年、在ロシア日本国大使館次席公使
- 1996年、外務省欧亜局審議官
- 1997年、同大臣官房総括審議官
- 1998年、同条約局長
- 1999年、同欧亜局長
- 2001年、在オランダ日本国全権大使
- 2002年、鈴木宗男事件をきっかけに「特定職員の役割を過度に重視し、外務省内のロシア関係の専門家を事実上分断して混乱をもたらした結果、外務公務員の信用を著しく失墜させた」として駐オランダ大使を更迭される。この時依願退職を求められるも拒否したため大使を罷免された。その後、相談相手であった同期入省の鏡武が大使を務めるアイルランドへ逃れた。
- 2002年、外務省退官、ライデン大学講師
- 2003年、同大学付属国際アジア研究所教授フェロー
- 2004年、同大学退職、プリンストン大学東アジア研究学部講師兼研究員
- 2006年、淡江大学(台湾)大学院日本研究所客員教授
- 2007年、カルフォルニア大学サンタ・バーバラ校政治学部客員教授
- 2007年、ソウル国立大学国際研究大学院客員教授
- 2008年、テンプル大学ジャパン・キャンパス客員教授
- 2009年、人文科学博士(Ph.D.)(ライデン大学)
- 2009年、京都産業大学客員教授
- 2010年4月、京都産業大学法学部教授、同・世界問題研究所長
- 2011年4月、静岡県対外関係補佐官(兼任)
人物
- 先祖は豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に捕虜になり島津義弘の帰国に同行した朝鮮人陶工で、姓を朴(パク、ぼく)としていた。陶工達が集められた「苗代川」(現在の日置市東市来町美山)と呼ばれる地域では幕末まで朝鮮語が使われていたという。曽祖父の朴寿勝は優れた陶工で、横浜や神戸にも積極的に出かけ、外国人にも焼き物を売り込む実業家としての手腕にも長けていた。
- 東郷姓は祖父の代に買い受けたものだが、同じ薩摩出身の海軍元帥・伯爵東郷平八郎と血縁関係はない。
- 父の東郷文彦、祖父の東郷茂徳も職業外交官であり、自身を含めて親子三代で日本の外交官を務めた。
- ジャーナリストの東郷茂彦は双子の兄。
- 外務省ではロシア語研修閥である「ロシア・スクール」に属しており、竹内行夫ら「アメリカ・スクール」との確執も取り沙汰されていた。
- 東郷や丹波實といった外務省のロシア・スクールが、鈴木宗男事件をきっかけに一掃されたことで、2006年8月の第31吉進丸事件への対応をめぐって外務省の人材不足が指摘された。
- 外務省に強い影響力を有していた鈴木宗男に太いパイプがあり、北方領土問題では歯舞・色丹の二島先行返還論を唱えていた。このため田中眞紀子外務大臣の意向で駐オランダ特命全権大使への着任を一時保留された。
- 母方の祖母エディ・ド・ラランド(東郷エヂ)はユダヤ系ドイツ人であった。
所属団体
- 日本国際フォーラム(政策委員)
TV出演
- NHKスペシャル『北方領土 解決の道はあるのか』2011年2月13日放送
- たかじんのそこまで言って委員会(読売テレビ)『侵略だ!“竹島&尖閣”が緊迫 中韓暴挙に打つ手は…激論!“領土守る戦術”』2012年9月9日放送
外務省同期
- 赤澤正人(元嘉悦大学長・神田外語大学長)
- 榎泰邦(元駐インド大使・外務省中東アフリカ局長)
- 大島正太郎(元駐韓大使・外務審議官)
- 岡本行夫(元内閣官房参与・内閣総理大臣補佐官)
- 小川郷太郎(エイ・エフ・エス日本協会理事長・元イラク復興支援大使)
- 鏡武(中東調査会副理事長・元駐シリア大使)
- 小林秀明(元迎賓館長・東宮侍従長)
- 服部則夫(元OECD大使・外務報道官)
- 槙田邦彦(元駐シンガポール大使・外務省アジア大洋州局長)
- 馬渕睦夫(元防衛大学校教授・駐ウクライナ大使)
- 美根慶樹(元日朝国交正常化交渉日本政府代表・防衛庁参事官)
著書
単著
- 『日露新時代への助走――打開の鍵を求めて』 (サイマル出版、1993年)
- Japan's Foreign Policy, 1945-2003: the Quest for a Proactive Policy (Brill, 2005)
- 『北方領土交渉秘録―失われた五度の機会』 (新潮社、2007年/新潮文庫、2011年)
- 『歴史と外交―靖国・アジア・東京裁判』 (講談社〈講談社現代新書〉、2008年) ISBN 4062879719
- 『戦後日本が失ったもの―風景・人間・国家』(角川書店〈角川oneテーマ21新書〉、2010年) ISBN 4047102504
- 『歴史認識を問い直す―靖国、慰安婦、領土問題』(角川書店〈角川oneテーマ21新書〉、2013年) ISBN 404110453X
- 『危機の外交―首相談話、歴史認識、領土問題』(角川書店〈角川新書〉、2015年) ISBN 4040820118
共編著
- Russian Strategic Thought toward Asia, co-edited with Gilbert Rozman and Joseph P. Ferguson, (Palgrave Macmillan, 2006)
- Japanese Strategic Thought toward Asia, co-edited with Gilbert Rozman and Joseph P. Ferguson, (Palgrave Macmillan, 2007)
- East Asia's Haunted Present: Historical Memories and the Resurgence of Nationalism, co-edited with Tsuyoshi Hasegawa, (Praeger Security International, 2008)
- 『「東北」共同体からの再生 東日本大震災と日本の未来』(川勝平太、増田寛也、藤原書店、2011年)ISBN 4894348144
- 『鏡の中の自己認識 日本と韓国の歴史・文化・未来』 朴勝俊と共編著(御茶の水書房、2012年)
- 『日本の領土問題―北方四島、竹島、尖閣諸島』 保阪正康と対話』 (角川書店〈角川oneテーマ21新書〉、2012年) ISBN 404110162X
- 『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』 保阪正康、富坂聰、宇野常寛、江田憲司、鈴木邦男、金平茂紀、松元剛と共著 (角川書店:角川oneテーマ21新書、2013年) ISBN 4041104890
- 『合理的避戦論』小島英俊と対話(イースト・プレス〈イースト新書〉、2014年) ISBN 4781650333
- 『歴史問題ハンドブック』 波多野澄雄と共編(岩波書店〈岩波現代全書〉、2015年) ISBN 4000291653
- 『ロシアと日本: 自己意識の歴史を比較する』 アレクサンドル・パノフと共著(東京大学出版会、2016年)ISBN 4130203053
- 『日本発の「世界」思想』森哲郎・中谷真憲と共編(藤原書店、2017年)
脚注
関連人物
- 鈴木宗男
- 佐藤優
- 川島裕
- 谷内正太郎
- 丹波實(元外務審議官、「ロシアンスクール」)
関連項目
- キャリア
- チャイナ・スクール
外部リンク
- 東郷和彦オフィシャルサイト(著作や経歴の紹介)
- 東郷和彦連載記事(戦後日本が失ったもの|魚の目:魚住昭責任編集ウェブマガジン)
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