Fumihiro Yoshimoto
Quick Facts
Biography
吉本 文弘(よしもと ふみひろ、1970年2月1日 - )は、広島県広島市出身の元プロ野球選手(内野手)、セ・リーグのプロ野球審判員。1991年~1994年の登録名は、吉本 武弘(よしもと たけひろ)。
来歴・人物
山陽高から、1987年オフにドラフト外で横浜大洋ホエールズへ入団。
俊足・強肩の内野手との評判も、同じく高卒ドラフト外入団の同期であった進藤達哉とは対照的に一軍出場は無いまま1994年限りで現役を引退。
1995年にセントラル・リーグ関西審判部入局。袖番号は44→11→4。2016年シーズン終了までに通算1300試合に出場している。
2006年のオールスターゲームに出場し、第1戦(明治神宮野球場)で球審を務めた。2008年にはセ・リーグ会長特別表彰の「審判員奨励賞」を受賞することが決まった。2009年にクライマックスシリーズ初出場。2012年に日本シリーズに初出場、第2戦で球審を務めた。
2014年7月31日、広島東洋カープ対中日ドラゴンズ14回戦(マツダスタジアム)で一塁塁審を務め、通算1000試合出場を達成した。
2014年9月2日の、阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズ22回戦(甲子園球場)で先発のランディ・メッセンジャー投手のジェスチャーが挑発行為として、マウンドまで吉本自らも顔を睨み付けて挑発しにいくという事態に発展した。 そのあまりに短慮な行為にこの時の実況アナウンサーである中井雅之も「どうして吉本は前に行くんでしょうか?行かない方が良いと思うのですが、何故、煽るような行動を取るのでしょうか」と発言をした。また、その試合で最後のプレーとなった横浜の黒羽根利規捕手と阪神のマット・マートンのホームベース上でのクロスプレーの判定を巡って横浜の中畑清監督と激しい口論となり、試合終了後ではあったものの中畑が体当たりしたために暴力行為として退場を宣告した。余談ではあるが、メッセンジャーの引退試合で球審を務めたのも吉本であった。
2017年6月9日のオリックス・バファローズ対中日ドラゴンズ1回戦(京セラドーム大阪)で一塁塁審を務めた。この試合でクリス・マレーロ選手(オリックス)が左中間スタンドにフェンスオーバーの打球を放ったが、松井雅人捕手(中日)から本塁空過のアピールを受け、本塁をカバーしていた吉本がマレーロにアウトを宣告した。
2018年シーズンからは、球審時はシザーススタンスで構えるようになった。
詳細情報
年度別打撃成績
- 一軍公式戦出場なし
背番号
- 43 (1988年 - 1991年途中)
- 59 (1991年途中 - 1994年)
登録名
- 吉本 文弘 (よしもと ふみひろ、1988年 - 1990年)
- 吉本 武弘 (よしもと たけひろ、1991年 - 1994年)
審判出場記録
- 初出場:1999年4月17日、広島対横浜1回戦(佐賀)、一塁塁審。
- 出場試合数:1497試合
- オールスター出場:2回(2006年、2014年)
- 日本シリーズ出場:2回(2012年、2019年)
(記録は2019年シーズン終了時)
表彰
- セントラル・リーグ審判員奨励賞:1回 (2008年)
(記録は2019年シーズン終了時)
脚注
- ^ 吉本文弘審判員 1,000試合出場達成のお知らせ - 日本野球機構公式サイト、2014年7月31日
- ^ 中畑監督サヨナラ退場、球審に体当たり日刊スポーツ 2014年9月3日
関連項目
- 広島県出身の人物一覧
- 横浜DeNAベイスターズの選手一覧
- マーティ・ブラウン