Yuma Yasuda
Quick Facts
Biography
安田 悠馬(やすだ ゆうま、2000年3月3日 - )は、兵庫県神戸市須磨区出身のプロ野球選手(捕手)。右投左打。東北楽天ゴールデンイーグルス所属。
経歴
プロ入り前
高校野球の指導者である父の影響で、幼少期より野球を始める。
神戸市立妙法寺小学校時代は妙法寺少年野球部に所属し、神戸市立横尾中学校時代は軟式野球部に所属して神戸市の大会で優勝している。
神戸市立須磨翔風高等学校では1年夏からベンチ入りし、2年春から主に一塁手でプレーした。高校通算5本塁打。高校時代の1学年上に才木浩人がいた。
高校卒業後は愛知大学に進学。入学直後の2018年春季リーグ戦から主に指名打者として出場し、打率.267、5打点で新人賞を受賞。1年秋の名城大学戦では栗林良吏から両翼99.1mの瑞穂野球場の右翼席中段にリーグ戦初本塁打を放ち、2年夏の東海理化とのオープン戦では立野和明から本塁打を放つなど、下級生時から長打力を発揮した。3年春からは捕手兼任。4年秋の名古屋学院大学戦では推定飛距離130mの本塁打を記録。大学通算32本塁打。
2021年10月11日に行われたドラフト会議にて、東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受け、11月14日に契約金7000万円、年俸1100万円で入団に合意した(金額は推定)。背番号は55。
楽天時代
2022年3月25日に行われた千葉ロッテマリーンズとの開幕戦に「8番・捕手」として先発。球団史上初新人捕手の開幕戦先発となった。開幕4戦目となった3月29日のオリックス・バファローズ戦では同年の新人第1号となるソロ本塁打を記録した。しかし、3月31日にPCR検査で新型コロナウイルスの陽性判定を受け、NPBの特例2022に基づいて登録抹消された。その後5月4日の西武との二軍戦で左人差し指を骨折して、9月17日に一軍復帰したが復帰後はスタメンマスクを1試合も被ることなくシーズン終了を迎え、打率.200・1本塁打・1打点の成績に終わり、オフには現状維持となる推定年俸1100万円で契約を更改した。
選手としての特徴
大学通算32本塁打の長打力が武器。二塁送球のタイムは最速1.76秒。
人物
風貌が松井秀喜に似ていることから「青ゴジラ」と呼ばれる。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022 | 楽天 | 5 | 12 | 10 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 1 | .200 | .333 | .500 | .833 |
2023 | 53 | 127 | 110 | 7 | 24 | 2 | 0 | 3 | 35 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 16 | 0 | 1 | 25 | 5 | .218 | .323 | .318 | .641 | |
通算:2年 | 58 | 139 | 120 | 9 | 26 | 2 | 0 | 4 | 40 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 18 | 0 | 1 | 29 | 6 | .217 | .324 | .333 | .657 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 | 球 団 | 捕手 | 一塁 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | 捕逸 | 企 図 数 | 許 盗 塁 | 盗塁刺 | 阻止率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2022 | 楽天 | 5 | 24 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 1 | 3 | 3 | 0 | .000 | - | |||||
2023 | 45 | 161 | 26 | 1 | 2 | .995 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |||||
通算 | 20 | 185 | 27 | 1 | 2 | .995 | 3 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 初出場・初先発出場:2022年3月25日、対千葉ロッテマリーンズ1回戦(楽天生命パーク宮城)、8番・捕手で先発出場
- 初打席:同上、3回裏に石川歩から空振り三振
- 初安打:2022年3月27日、対千葉ロッテマリーンズ2回戦(楽天生命パーク宮城)、3回裏に佐々木朗希から左前安打
- 初本塁打・初打点:2022年3月29日、対オリックス・バファローズ1回戦(京セラドーム大阪)、5回表に田嶋大樹から右越ソロ
背番号
- 55(2022年 - )
脚注
注釈
- ^ 2022年の企図数・許盗塁・盗塁刺・阻止率については参考文献参照。
出典
- ^ “楽天 - 契約更改 - プロ野球”.日刊スポーツ. 2023年11月26日閲覧。
- ^ “早くも面白キャラ全開 楽天ドラ2安田 初体験の寒さ対策は「筋トレ」”.スポーツニッポン (2021年11月15日). 2022年2月21日閲覧。
- ^ “愛知連盟 秋季リーグ開幕直前ドラフト候補紹介〔後編〕愛知大の青ゴジラ 安田悠馬!:達人に訊け!”.中日新聞Web (2021年8月23日). 2022年2月10日閲覧。
- ^ “愛知大・安田悠馬 スケールはゴジラ級の「打てる捕手」 「見ている人に憧れられるホームランバッターに」”.スポーツニッポン (2021年10月6日). 2022年2月21日閲覧。
- ^ “【ドラフト】楽天2位愛知大・安田悠馬 思わず涙 “杜の都のゴジラ”に”.日刊スポーツ (2021年10月11日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ “楽天2位愛知大・安田悠馬が珍宣言「筋トレして温めて」仙台の寒さ乗り切る”.日刊スポーツ (2021年11月15日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ “楽天が新人の背番号発表 D1位・吉野は9、D2位・安田は55”.サンケイスポーツ (2021年12月4日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ “【楽天】石井監督「勝利と育成のバランス」球団初の新人開幕マスクなどフレッシュな風吹かせる”.日刊スポーツ (2022年3月26日). 2022年3月29日閲覧。
- ^ “【楽天】“東北のゴジラ”安田悠馬12球団新人プロ1号「希少価値高い」石井監督も賛辞”.日刊スポーツ (2022年3月29日). 2022年3月29日閲覧。
- ^ “【楽天】1日先発予定だった則本昂大や安田悠馬ら6選手コロナ陽性 1、2軍ともに活動は継続”.日刊スポーツ (2022年4月1日). 2022年4月8日閲覧。
- ^ “【楽天】ドラフト2位・安田悠馬が左人さし指骨折で全治1か月 実戦復帰は6月中旬以降か”. スポーツ報知 (2022年5月20日). 2023年2月23日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年9月17日). “楽天D2位・安田悠馬が約5カ月ぶりの1軍昇格 石井監督「捕手が3人入っている方が今はベストな布陣」”. サンスポ. 2023年2月23日閲覧。
- ^ “【楽天】ルーキー安田悠馬は現状維持1100万円「悔しい1年」コロナ感染とケガで長期戦線離脱”. nikkansports.com. 2023年2月23日閲覧。
- ^ “【楽天】ドラフト2位の安田悠馬捕手「エンジゴジラと呼ばれるように頑張りたい」”.スポーツ報知 (2021年12月5日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ “楽天2位の“青ゴジラ”安田悠馬は涙「今までの人生が走馬灯のように」【ドラフト会議】”.中日スポーツ・東京中日スポーツ (2021年10月11日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ “楽天ドラ2安田悠馬、背番号55で「エンジゴジラ」定着目指す”.日刊スポーツ (2021年12月4日). 2022年1月23日閲覧。
関連項目
- 兵庫県出身の人物一覧
- 東北楽天ゴールデンイーグルスの選手一覧