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Japan
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Yōshū Mizuno
Japanese novelist and poet

Yōshū Mizuno

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese novelist and poet
A.K.A.
Ёсю Мидзуно
Places
Work field
Place of birth
Tokyo
Age
63 years
The details (from wikipedia)

Biography

水野 葉舟(みずの ようしゅう、1883年4月9日 - 1947年2月2日)は日本の詩人、歌人、小説家、心霊現象研究者。東京生まれ、本名は盈太郎(みちたろう)。

1900年新詩社に入り高村光太郎と親交を結び、その最初の著である詩文集「あららぎ」(1906年)を光太郎に献呈した。窪田空穂との共著歌集『明暗』もあり、柳田國男の『遠野物語』の成立に関わった。大正13年(1924年)千葉県印旛郡に移転し半農生活に入った。書簡文範、日記文範の著作が多い。

政治家の水野清は次男。

略歴

東京下谷生まれ。父は農商務省の官吏。父の転任で1891年(明治24年)から福岡で暮らし、1900年(明治33年)に東京に戻る。福岡県立豊津中学校(現・福岡県立育徳館中学校・高等学校)卒業。

中学時代から詩作を行っていたが、上京して与謝野鉄幹に師事し、水野蝶郎名義で新進詩人として知られる。この頃、高村光太郎、窪田空穂とも知り合い、特に高村とは終生の友となった。

1901年(明治34年)には早稲田大学高等予科に進学。しかし、鳳晶子との仲を疑われ、鉄幹から破門される。やはり新詩社をはなれた窪田が発行した雑誌『山比古』に参加。1902年(明治36年)には早稲田大学経済科に進学。

在学中に植村正久から洗礼を受けキリスト教徒となり、1904年(明治38年)に大学卒業。卒業後しばらくは詩作を続けるが、やがて「水野葉舟」名で「小品文」とよばれる小説作品を発表。自然主義文学の若手作家として名声を高めた。

しかしやがて、怪談・怪異譚の収集、心霊研究に熱中しはじめ、心霊文献の翻訳や、収集した怪異譚を多数発表。1905年には早稲田大学在学中の佐々木喜善(当時は、「佐々木鏡石」名での若手作家であった)と知り合い、彼が語る遠野地方の物語を、「怪異譚」としてとらえて熱中する。

1907年(明治41年)には文学者のサロン「龍土会」で柳田國男とも出会い、怪談への嗜好にはさらに拍車がかかっていく。当時は欧米のスピリチュアリズムの影響を受けた、文壇あげての「怪談ブーム」でもあり、同1907年11月には佐々木を柳田宅に連れてゆき引き合わせ、3人は怪談話で盛り上がった。1908年(明治42年)3月には柳田の訪問に5ヶ月先立って、遠野の佐々木宅を訪問し、現地での体験・見聞を小説化している。

さらに、1922年(大正11年)には、野尻抱影とともに「日本心霊現象研究会」を創設。また、野尻とともに、新光社から「心霊問題叢書」と銘打って、海外の心霊研究資料を翻訳刊行した。

その一方でローマ字普及運動にもかかわり、1919年(大正9年)にはローマ字詩集『SUNA』を刊行。また、「ローマ字ひろめ会」の理事、評議員などを歴任した。

また、トルストイの思想に共鳴して、1924年(大正13年)千葉県印旛郡駒井野(現在は成田市)に三千坪の畑地を購入し、妻子とともに半農生活を送る。また、同地方の自然、民俗、方言などの研究も行った。

和歌の弟子としては、黒田忠次郎などがいる。

1947年(昭和22年)に、63歳で死去。

著書

  • 明暗 窪田空穂 金曜社 1906.7
  • あらゝぎ 金曜社 1906.7
  • 響 新潮社 1908
  • 悪夢 白光社 1909.6
  • 日記文 文栄閣 1910.11
  • 愛の書簡 春秋社 1910.5
  • 葉舟小品 隆文館 1910
  • 小品作法 文栄閣 1911.7
  • 山上より 春陽堂 1911
  • 壁画 春陽堂 1911.4
  • 妹に送る手紙 実業之日本社 1912
  • 女子作文全書 国民書院 1913
  • 小品文練習法 新潮社 1915
  • 一日一信 一年間の手紙の実例 阿蘭陀書房 1916
  • 若き婦人に送る書 現代出版社 1917
  • 現代文章作法 莫哀社 1917
  • 古今名家書翰集 大日本書翰学会出版部 1917
  • 自然の心 阿蘭陀書房 1917
  • 手紙の書き方 阿蘭陀書房 1917
  • 代表的の美文 アルス 1917
  • 模範の日記文 アルス 1917
  • 新書簡文作法 止善堂書店 1918
  • 紀行文作法 春陽堂 1919
  • 四季の文章修行 博文館 1920
  • 果のなる木 研究社 1921(中学生叢書)
  • 綴方教育に就いて 現代日本の研究 新更会刊行部 1932
  • 村の無名氏 人文書院 1936
  • アメリカの読本 春陽堂 1936(少年文庫)
  • フランスの読本 春陽堂 1936(少年文庫)
  • 滴瀝 歌集 草木屋出版部 1940.9
  • 食べられる草木 月明会出版部 1942-43
  • 鄰人 今日の問題社 1943
  • 明治文学の潮流 紀元社 1944.9

翻訳

  • 幽霊の存在 ヰリヤム・エフ・バーレツト 新光社 1922(心霊問題叢書 第5巻)
  • 小公子 フランシス・エリザ・ホジスン・バーネツト 誠文堂書店 1923
  • 生と死 モーリス・メーテルリンク 新光社 1923 (心霊問題叢書 第2巻)
  • 狐の紺太 バーケス 平凡社 1932 (世界家庭文学全集)

復刻

  • 草と人 水野葉舟選集刊行会 1974
  • 明治文学の潮流 日本図書センター 1983(明治大正文学回想集成)
  • 沼の思ひ出 葉舟会 1984(水野葉舟資料 1)
  • 三里塚散歩 葉舟会 1985(水野葉舟資料 2)
  • 遠野へ 葉舟会 1987(水野葉舟資料 3)
  • 下総開墾 葉舟会 1988(水野葉舟資料 4)
  • 遠野物語の周辺 横山茂雄編 国書刊行会 2001

参考資料

  • 水野葉舟『遠野物語の周辺』(国書刊行会)収録の横山茂雄による解題「怪談への位相」。

脚注

外部リンク

葉舟作品展示博物館

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