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Japan
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Yasushi Okada
Japanese biologist

Yasushi Okada

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese biologist
Places
Work field
Gender
Male
Birth
Place of birth
Ōsaka Prefecture, Japan
Age
57 years
Education
University of Tokyo
The details (from wikipedia)

Biography

岡田 康志(おかだ やすし、1968年 - )は日本の分子生物学者。医師、東京大学博士(医学)。一分子生物学やバイオイメージインフォマティクスの研究に従事し、キネシンが分子一つで動くことを発見。オリンパスと共同で、高速・高分解能なスピニングディスク超解像顕微鏡法も開発した。文部科学大臣表彰「科学技術賞(開発部門)」受賞者。

東京大学の廣川信隆の下で研究を開始し、2011年より理化学研究所生命システム研究センター(QBiC)で細胞極性統御研究チームのチームリーダー。2016年5月からは東京大学大学院理学系研究科物理学専攻・教授を兼任。2019年10月より東京大学医学系研究科・細胞生物学教室教授を兼任。

来歴・人物

大阪府生まれ。1981年灘中学、灘高等学校に進学。高校時代はファインマン物理学を読んだり受験と関係ない数学の勉強をし、30万ページの読書をこなした。

1987年、東京大学理科三類に入学。医学部へ進むか理学部生物化学科へ進むか迷うが、大隅良典らの助言もあり、東京大学医学部へ進学する。「筋肉の収縮」に興味を持ち、廣川信隆の研究室に出入りするようになる。1993年に学部を卒業し、博士課程に進学。1994年には日本学術振興会特別研究員に採択。博士課程途中の1995年から助手を務める。

岡田は一つ一つの分子が実体としてどのような物理的動作をしているのかを特殊な光学顕微鏡を使用して可視化する分子モーターの研究に取り組む(一分子生物学)。従来二つの分子モーター・キネシンが二足歩行のように動いているというのが定説だったところ、岡田は分子一つで動く場合があることを突き止めた。これには数年を費やし、他のことをやるようにと廣川に苦言を呈されながらの成果だった。

2005年頃には指導する大学院生とともに、キネシン2・線毛・鞭毛の働きによって心臓が左右反対になる原理を解明する(内臓逆位も参照)。2011年には論文博士で学位を取得。同年、理化学研究所生命システム研究センター細胞極性統御研究チームリーダーとなり、大阪大学大学院生命機能研究科招聘教授も兼務。「細胞内極性輸送の制御機構」 「細胞骨格・細胞内輸送の超解像ライブイメージング手法の開発」「個体内での細胞骨格・細胞内輸送の高分解能イメージング技術の確立とそのための個体内ゲノム操作技術の開発」といった研究に取り組む。

2015年にはオリンパス株式会社と共同で、約100ナノメートルの空間分解能と10ミリ秒の時間分解能を持つ超解像蛍光顕微鏡を実現。これは「スピニングディスク超解像顕微鏡法」と名付けられた。これまでの超解像度顕微鏡の100倍の速度であり、世界一のシャッター速度を実現したとされた。

2016年5月、岡田は理化学研究所のチームリーダーと兼務のまま、2016年5月に東京大学大学院理学系研究科物理学専攻・教授に着任。2017年には「共焦点顕微鏡をベースとした超解像顕微鏡の開発」のテーマで、文部科学大臣表彰「科学技術賞(開発部門)」を受賞した。

著作

著書

(共著)

(編著)

解説

論文

学位論文

代表的な原著論文

脚注

注釈

  1. ^ 中学3年の時には東大模試で理科三類のA判定を受ける。
  2. ^ 灘高等学校1年の時には駿台東大入試実戦模試で2位、2年の時にはトップとなった。高校3年の駿台東大入試実戦模試では高校の1年後輩である久野慎司に1位の座を譲って2位に甘んじたものの、駿台全国模試で全科目1位を達成した。
  3. ^ オリンパスの林真市、阿部勝行との共同受賞で、筆頭者は岡田。

出典

  1. ^ 岡田, 康志, 1968-”. Web NDL Authorities.国立国会図書館. 2016年5月21日閲覧。
  2. ^ 生命科学DOKIDOKI研究室, p. 1.
  3. ^ 吉川雅英「構造から探る生物分子モーター・キネシンのしくみ」『日本物理学会誌』第58巻第4号、2003年4月、 232-238頁。(p.234、のp.3)
  4. ^ 夢プロフェッショナル, p. 3.
  5. ^ 理化学研究所と共同開発 超解像蛍光顕微鏡法の新技術 ~生きた細胞内の微細構造を高速で捉え、生命現象の解明促進に貢献~”.オリンパス (2015年4月15日). 2016年5月21日閲覧。
  6. ^ “シャッター速度世界一の超解像蛍光顕微鏡を開発 ―生きた細胞内で動く微細構造の観察に成功―” (プレスリリース), 理化学研究所, (2015年4月15日), http://www.riken.jp/pr/press/2015/20150415_1/ 2016年5月21日閲覧。 
  7. ^ 樋口秀男 (2017年4月12日). “岡田康志教授が、平成29年度文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)を受賞”. 東京大学大学院理学系研究科・理学部. 2017年9月21日閲覧。
  8. ^ 夢プロフェッショナル, p. 2.
  9. ^ 平成29年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 受賞者一覧”. 文部科学省 (2017年4月11日) 2017年9月21日閲覧。
  10. ^ Schué et.al. 2014.
  11. ^ 岡田康志 2011.
  12. ^ “学校別 世の中、上には上がいる 私が見た大秀才たち ...”. 現代ビジネス. (2012年8月6日). http://gendai.ismedia.jp/articles/-/20944?page=3 2016年1月23日閲覧。 
  13. ^ 夢プロフェッショナル, profile.
  14. ^ 高井・岡田 2016, p. 273.
  15. ^ No.46号 - 公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団
  16. ^ 夢プロフェッショナル, p. 4.
  17. ^ 岡田康志”. researchmap (2016年7月28日) 2017年9月21日閲覧。
  18. ^ 連携大学院・連携講座教員リスト”. 研究室一覧.大阪大学大学院生命機能研究科招聘教授FBS. 2016年1月24日閲覧。
  19. ^ 高井・岡田 2016, p. 673.
  20. ^ 細胞極性統御研究チーム”.理化学研究所 生命システム研究センター(QBiC). 2016年5月21日閲覧。
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