Xie Jiang

謝 希深（しゃ きしん、994年/995年 - 1039年）は、中国北宋の文人官僚。欧陽脩の友人。梅尭臣の妻の兄。希深は字。諱は絳（謝絳、しゃこう）。

富陽（現在の浙江省杭州市富陽区）の人。謝安・謝玄ら「陽夏の謝氏」の末裔。

1015年（大中祥符8年）、進士に及第。官僚として知制誥、河南府通判（中国語版）などを務め、鄧州知州（中国語版）在任中に没した。

欧陽脩の著名な発想法「三上」（インスピレーションの湧きやすい状況は馬上・枕上・厠上）は、『帰田録』において謝希深に語った言葉として伝わる。また、欧陽脩『集古録』のもとになった金石の収集旅行に同行した一人でもある。

詩はすべて散逸している。謝希深に帰される著作として、『公孫龍子』『韓非子』の注釈書が現存する。

• 謝濤（中国語版） - 父
• 謝景初 - 子
• 謝景温（中国語版） - 子
• 謝景平 - 子
• 謝景回 - 子
• 梅尭臣 - 謝希深の妹（謝氏）を最初の妻とした。
• 欧陽脩 - 友人
• 銭惟演 - 幕主

• 『宋史』巻295（列伝）
• 『呉郡志』巻25
• 『東都事略（中国語版）』巻64
• 『銭塘先賢伝賛』
• 『宋名臣言行録（中国語版）』
• 蔡襄『端明集』巻28「謝公堂記」
• 欧陽脩『尚書兵部員外郎知制誥謝公墓誌銘』
• その他、欧陽脩や梅尭臣の詩文