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Japan
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Wasaburo Noami
Japanese fisher

Wasaburo Noami

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese fisher
Places
Gender
Male
Place of birth
Hiketa, Ōkawa district, Kagawa Prefecture, Japan
Age
61 years
The details (from wikipedia)

Biography

野網 和三郎(のあみ わさぶろう、1908年〈明治41年〉3月11日 - 1969年〈昭和44年〉10月2日)は、日本の水産家。香川県引田町(現在の東かがわ市)出身。愛称は、「ワーサン」。日本で初めてブリ(ハマチ)の養殖(畜養)に成功したことで知られる。

経歴

野網和三郎は1908年3月11日に香川県大川郡引田の「まるさ」と呼ばれる網元の三男として生まれる。小学校に入学すると、祖父を亡くし、翌年には叔父をコレラで亡くしている。そのため、叔父の息子を野網家で預かることになり、和三郎は母の実家に二年間ほど預けられた。

その後、親に頼み込み島根県の水産学校に進み、後に三重県の志摩水産学校に転校して卒業した。1927年(昭和2年)、郷里の香川県引田町の安戸池にてハマチの養殖に携わり、同池で海水を用いた養魚の実験をおこなった。当時の養魚はウナギやコイ等の淡水魚に制限されていたが、野網は初めてハマチを養殖したことで一躍名を馳せた。ハマチ以外にも、真珠や牡蠣、サバ、アジ等の多くの魚介類の養殖にも携わった。

太平洋戦争の影響もあり、養殖を一時中断した。1943年には、海軍に召集され、翌年の7月に父が亡くなる。終戦後に、香川県水産資材協会の理事となる。安戸池を再開させるため、アメリカの日本進駐軍の水産関係者や、当時の大臣である広川弘禅や鈴木善幸のもとにも訪れ、補助交付金を頼んでいる。1961年(昭和36年)に日本かん水養魚協会会長に就任し、以後、香川県かん水養魚協会会長や引田漁業会長等を歴任し、日本における養魚の普及に貢献した。香川県水産試験場には没後の2010年3月に「野網和三郎記念室」が開設され、遺品などが展示されている。

人物・評価

著書

  • 『海を拓く安戸池』

賞・顕彰歴

  • 高知新聞四国文化賞
  • 高知県知事文化賞
  • 黄綬褒章
  • 勲五等瑞宝章

脚注

注釈

  1. ^ 1914年説もある。
  2. ^ ハマチ養殖に成功した時期について、香川県庁広報誌『さぬき野』の記事では1928年(昭和3年)に「餌付けに成功」と記され、『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』は1935年(昭和10年)としている。

出典

  1. ^ "野網和三郎". デジタル版 日本人名大辞典+Plus. コトバンクより2021年1月31日閲覧
  2. ^ あっぱれ香川【人物伝】 野網和三郎 - 香川県広報誌『さぬき野』2005年夏号
  3. ^ ハマチ養殖80周年記念事業”. ハマチ養殖80周年記念事業.香川県庁. 2021年1月31日閲覧。
  4. ^ 影山昇「野網和三郎と日本最初のハマチ養殖事業」『東京水産大学論集』第31号、東京水産大学、1996年3月、1-28頁、ISSN 05638372、NAID 40002595690 
  5. ^ 安戸池のほとりに立つ”. 2021年5月10日閲覧。
  6. ^ 魚にささげた人生「野網和三郎」”. 2021年5月10日閲覧。
  7. ^ 香川 1882、12-16頁
  8. ^ 香川 1882、19-26頁
  9. ^ 香川 1882、28-38頁
  10. ^ 野網和三郎「かん水養殖所見」『水産増殖』第7巻第4号、日本水産増殖学会、1960年5月、85-89頁、doi:10.11233/aquaculturesci1953.7.4_85、ISSN 0371-4217、NAID 1300037151652021年7月1日閲覧 
  11. ^ 香川 1882、166頁
  12. ^ 香川 1882, pp. 167
  13. ^ 野網和三郎『養魚秘録海を拓く安戸池』みなと新聞社、下関、1969年https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I060610499-00 

関連項目

  • オリーブハマチ - 野網和三郎の生誕100年を記念して作られた)。
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