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Japanese translator and businessperson (1892-1956)
Toyokichi Hata
The basics
Quick Facts
Intro
Japanese translator and businessperson (1892-1956)
Places
Work field
Gender
Male
Place of birth
Tokyo, Japan
Age
64 years
The details (from wikipedia)
Biography
秦 豊吉(はた とよきち、1892年1月14日 - 1956年7月5日)は、日本の実業家、演出家、翻訳家、随筆家、興行師。
来歴・人物
歌舞伎役者の7代松本幸四郎の甥として東京府東京市に生まれる。東京府立一中を経て、一高では文芸部に。東京帝国大学法科大学卒業後、三菱商事に勤めるが、文学趣味が強く、ドイツ文学を翻訳した。1917年から1926年まで社命でベルリンに滞在し、1923年結婚のためいったん帰国、その際関西に移住していた谷崎潤一郎を訪ね、谷崎は秦の様子が変わったのを見て「友田と松永の話」のモデルにしたと言われる。
帰国後、マルキ・ド・サドをもじった筆名「丸木砂土」で小説『半処女』(1932)やエロティック随筆を書き、ゲーテ『ファウスト』などの翻訳も行う。三菱合資会社勤務中、レマルクの『西部戦線異状なし』を翻訳、中央公論社から単行本として刊行し、ベストセラーとなる。
1933年、東京宝塚劇場に勤務して日本劇場の運営に関わり、日劇ダンシングチームを育て上げる。1940年同社社長となる。また1940年から2年間、株式会社後楽園スタヂアム(現:東京ドーム)の社長を務める(1953年まで同社会長も務めた)。敗戦後、戦犯に指定されるが、1947年より東京帝都座で日本初のストリップ・ショーを上演し成功を収め、1950年帝国劇場社長になり、国産ミュージカルの上演で成功を収める。
著書
- 『好色独逸女』文藝春秋出版部 1928
- 『独逸文芸生活』聚英閣 1928
- 『青春独逸男』丸木砂土 文藝春秋社 1929
- 『世界艶笑藝術』武侠社 1930
- 『夜の話画の話』丸木砂土 明星書院 1930
- 『変な笑ひ顔で』丸木砂土 中央公論社 1930
- 『風変りな人々』丸木砂土 四六書院 1931
- 『女性西部戦線』丸木砂土 風俗資料刊行会 1931
- 『東京の女王』丸木砂土 文藝春秋社 1931
- 『処女学講座』丸木砂土 文藝春秋社 1932
- 『伯林・東京』岡倉書房 1933
- 『僕の弥次喜多』三笠書房 1934
- 『丸の内夜話』秋豊園 1937
- 『女の学校』丸木砂土 いとう書房 1947
- 『宝塚と日劇 私のレビュウ十年』いとう書房 1948
- 『甘つたれの研究』丸木砂土 ハンドブック社 1952
- 『丸木砂土随筆』東京文庫 1952
- 『夫婦愛し方読本』東南書房 1952
- 『ぐっど・ないと』出版東京 1952
- 『三菱物語』要書房 1952
- 『新丸の内夜話』小説朝日社 1953
- 『離れ座敷』要書房 1953
- 『芸人』鱒書房 1953
- 『菜の花漬』要書房 1953
- 『殿方草紙』丸木砂土 要書房 1953
- 『私の演劇資料』第1-4冊 1950-1953
- 『演劇スポットライト』朋文堂 1955
- 『わが粋筆』美和書院 1955
- 『秘密の文学』丸木砂土 住吉書店 1955
- 『劇場二十年』朝日新聞社 1955
- 『女の絵はがき』住吉書店 1956
- 『偉人粋人』学風書院 1956
翻訳
- ゲルハルト・ハウプトマン『馭者ヘンシエル』植竹書院 1914
- ルウドルフ・キエルレン『欧洲戦争と民族主義』富山房 1917
- フアンニイ・フアルクネル『ストリンドベルクの最後の恋』新潮社 1924
- ゴーリキイ『太陽の子』聚英閣, 1924
- 『ストリンドベルク小説全集第2巻 魂の発展史』新潮社 1925
- 『ストリンドベルク小説全集第5巻 地獄・伝説』新潮社 1925
- ギヨオテ『若きヱルテルの悲み』新潮社 1925
- ゲエテ『フアウスト』聚英閣 1926
- 『世界大衆文学全集第15巻 メトロポリス(テア・フオン・ハルボウ)/殿方は金髪がお好き(アニタ・ルウス)』改造社 1928
- ルマルク『西部戦線異状なし』中央公論社 1929 新潮文庫、1955
- アルツウル・シュニッツレル『西洋十夜』文藝春秋社出版部 1929
- ケッラアマン『世界文学全集 トンネル』新潮社 1930
- ドオデエ『世界大衆文学全集 獅子狩の人』改造社 1931
- ミユツセ『世界猟奇全集第1巻 歓楽の二夜』丸木砂土 平凡社 1931
- ジヤビダン妃殿下『世界猟奇全集第11巻 女の迷宮』丸木砂土,和田顕太郎共訳 平凡社 1931
- シラー『ウイルヘルム・テル』春陽堂 1932
- ゲーテ『ヘルマンとドロテア』春陽堂 1932
- シュニッツレル『恋愛三昧・アナトオル』新潮社 1937
- シルレル『群盗』新潮社 1938
- シュニッツレル『輪舞』三笠書房 1952
評伝
- 行動する異端-秦豊吉と丸木砂土 森彰英、TBSブリタニカ、1998
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