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Politician
Toshiyuki Kanai
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Politician
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Gender
Male
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Age
47 years
The details (from wikipedia)
Biography
金井俊行(かない としゆき、1850年(嘉永3年)3月1日 - 1897年(明治30年)8月27日)は、最後の長崎区長。
字は「世迪」。通称は「清之助」。号は「晴岡」。
経歴
1850年(嘉永3年)に長崎西山で生まれる。家は代々長崎代官手代。祖父の金井総蔵は長崎代官高木作右衛門忠任の要請に応じて1786年(天明6年)に武州から長崎へ移り住む。
俊行は8歳で儒者長川鉄壁の門下に入り漢籍を修める。16歳で長崎代官役所書役になり、長崎県少書記官、佐賀県大書記官を経て、1886年(明治19年)から1889年(明治22年)の長崎市市制施行までの間、長崎区長(長崎市長の前身)を務め、夜学校創設や下水道の改良、上水道敷設等を行った。長崎区長退任後は長崎市会議長、南高来郡長、韓国釜山居留民団長を務めた。
長崎の郷土史関係の古文書収集に努め、長崎区役所(長崎市役所の前身)に収めた(書籍182部291冊、図画78枚・8軸・6帖)。
年表
- 1850年(嘉永3年)3月1日 - 長崎西山に誕生。
- 1865年(慶応元年)- 16歳で長崎代官所書役となる。
- 1878年(明治11年)5月 - 長崎県少書記官に昇進。
- 1883年(明治16年)- 佐賀県大書記官に就任。
- 1886年(明治19年)
- 8月12日 - 第4代長崎区長に任命される。
- この年 - 前年のコレラ大流行を受けて、衛生面から上水道設置に関して日下義雄知事と協議を行う。
- 1887年(明治20年)11月 - 磨屋町の鶴鳴小学校に夜学校を開設。
- 貧困家庭の子弟教育のため夜学校の設立を計画し、区会(長崎市議会の前身)に提案したが受け入れられず、自ら費用を捻出して設立した。
- 1889年(明治22年)
- 1月22日 - 臨時区会で区立水道敷設案が可決される。
- 1月25日 - 水道敷設案を長崎県に委託する。
- 3月31日 - 長崎区長を退任。
- 4月1日 - 市制施行により、長崎市が発足。
- 4月22日 - 長崎県、本河内高部水道敷設工事に着手。
- 5月 - 市会の市長第一次候補者選挙で水道賛成派に推薦されるものの、水道反対派が推す北原雅長(前・対馬島司)に敗れる。結局、北原雅長が初代長崎市長となった。
- 1890年(明治23年)
- 1月6日 - 任期満了に伴う市会(市議会の前身)議長選挙で、初代議長の家永芳彦を破り、第2代議長に選出される。
- しかし、間もなく南高来郡長に就任したため、議長在任期間は1ヶ月にも満たなかった。結局同年2月5日には改めて選挙が行われ、初代議長だった家永芳彦が第3代議長に選出された。ただ、家永芳彦も同年7月に衆議院議員選挙で当選して市会議員を辞任したため、11月には議長代理(副議長)の高橋保馬が第4代議長に選出され、長崎市では1年に3回市会議長が変わる事態となった。
- 1月6日 - 任期満了に伴う市会(市議会の前身)議長選挙で、初代議長の家永芳彦を破り、第2代議長に選出される。
- 1891年(明治24年)3月 - 区長時代に着手した本河内高部水道工事が完成。鉄管と濾水施設を持つ近代的水道であった。
- 1894年(明治27年)
- この年 - 南高来郡町を離職。韓国釜山居留民総代として釜山に渡る。
- 7月 - 正六位に叙される。
- 1896年(明治29年)1月 - 病により離職し帰国。長崎市で療養する。
- 1897年(明治30年)8月27日 - 逝去(享年47)。墓所は西山椿原。
栄典
- 1883年(明治16年)7月16日 - 従六位
著書・出版物
- 「長崎年表」(全3巻)- 略称「金井年表」と呼ばれている。
- 第一巻(1888年(明治21年)2月出版、以文会社)
- 第二巻(1888年(明治21年)2月出版、以文会社)
- 長崎年表附録(第三巻)(1888年(明治21年)9月出版、以文会社)
- 「長崎略史」(全35巻)
- 「長崎市条例及規則私案」(1889年(明治22年)8月出版)
- 「寛政四年島原地変記」(1891年(明治24年)8月8日出版)
- 「長崎水道一斑」(1892年(明治25年)4月1日出版)
- 「原城耶蘇乱記」(1892年(明治25年)4月1日出版)
- 「温泉案内記」(1893年(明治26年)5月28日出版)
脚注
- ^ 『官報』第29号「叙任」1883年8月3日。
- ^ 長崎年表第一 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ 長崎年表第二 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ 長崎年表附録 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ 長崎市条例及規則私案 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ 寛政四年島原地変記 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ 長崎水道一斑 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ 原城耶蘇乱記 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ 温泉案内記 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ 長崎畧史 上巻 増補長崎畧史 三 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
関連項目
- 長崎区
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