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Toshihiro Noguchi

Toshihiro Noguchi

The basics

Quick Facts

Places
Gender
Male
Place of birth
Narashino, Chiba Prefecture, Japan
Age
53 years
The details (from wikipedia)

Biography

野口 寿浩(のぐち としひろ、1971年6月24日 - )は、日本の元プロ野球選手(捕手)・コーチ。千葉県習志野市出身。

経歴

プロ入り前

習志野高校時代は全国大会には縁がなく、3年夏は千葉大会準決勝で押尾健一を擁する成東高校に敗れベスト4。高校通算11本塁打。

石井好博監督とヤクルトのスカウト安田猛が、早稲田大学野球部の先輩後輩の関係であり、ヤクルト入団意思が固いと他球団は手を引き、1989年にドラフト外でヤクルトスワローズに入団。

ヤクルト時代

同期入団の古田敦也に次ぐ2番手捕手で、古田が故障で長期欠場した際の代役としてレギュラーを務めた以外は控えだった。

当時の監督野村克也にリード面などを叩き込まれ、自身も毎日試合後に野村が行う講義を熱心に聴き、右腕が痛くなる程ノートに写すなど積極的にその技術を取り込もうとした。

1997年に自らトレードを志願するも、他に控えが育っておらず球団に慰留された。

日本ハム時代

1998年に捕手力不足を嘆いていた日本ハムファイターズからの城石憲之との交換トレードの申し出に対し、プロ野球脱税事件で宮本慎也が出場停止となっていた球団がトレードに応じ、4月6日に日本ハムへ移籍。正捕手の田口昌徳が左膝靭帯を損傷したこともあり、監督の上田利治から高い信頼を受けて5月13日から正捕手となり、監督推薦でオールスターにも初選出された。

1999年は正捕手として130試合出場。5月には自身二度目のサヨナラ安打を放つ。2000年にはチームが優勝争いする中でチーム3位、移籍組ではあるが日本ハムの捕手として規定打席到達しての最高の打率.298を残した(安打数もトップ)。「ビッグバン打線の恐怖の8番」と言われた。同年は松井稼頭央と同数のリーグ最多三塁打(11本)を放ち、得点圏打率もリーグトップ、盗塁阻止率は.423を記録した。二度目のオールスターゲーム出場を果たした。

2001年、自身もチームも開幕から低空飛行を続け、後半にはチーム事情もあり實松一成の育成を優先しポジションを奪われる。2002年は、捕手登録ながら開幕から外野で出場していたが、実松の不振によりすぐ捕手に戻る。しかし、この年も成績不振に終わる。シーズンオフ、坪井智哉とのトレードで阪神タイガースへ移籍。

阪神時代

移籍初年度の2003年は矢野輝弘に次ぐ控え捕手として活躍。矢野が離脱時に先発マスクをかぶり、リーグ優勝に貢献したが、出場機会は激減してしまい成績も大きく下降した。

2004年は岡田彰布新監督が矢野で捕手を一本化したため、出場機会はさらに減少。オフにFA権を行使したが、阪神と2年契約を結んでの残留となった。2005年も正捕手の矢野が好調だったために出番は相変わらず極端に少なかった。翌2006年には岡田監督が年齢的に矢野のフル出場は難しいと考え、野口の出場機会を増やす事を明言。特に井川が登板する試合では前述のノーヒットノーランなど相性の良さを買われてスタメン出場が多かった

2007年は若手の狩野恵輔と新人の清水誉に押し出される形で開幕二軍スタートとなった。5月に一軍へ昇格し、セ・パ交流戦時に故障した矢野と狩野の穴を埋める活躍をした。矢野の復帰後は、二軍でコンビを組んでいた上園啓史が先発する試合を中心にスタメン出場した。打撃好調で規定打席不足ながら打率.351、出塁率.398を記録した。

2008年は前年の上園とのコンビもあって「若い投手を頼む」と言われスタート。前半戦は上園、岩田稔、ライアン・ボーグルソンらが先発する試合でスタメン出場し、矢野が北京五輪代表として離脱中は正捕手を務めたが、矢野の復帰後は出場機会が減少。同年に再取得したFA権をオフに行使し、相川亮二のFA移籍に伴い捕手の補強を目指していた横浜ベイスターズが獲得の意思を表明。プロ生活の最後を故郷の関東で過ごしたかったことと合致し、12月4日に2年契約で合意した。

横浜時代

2009年は、開幕戦こそスタメン出場だったが、新人の細山田武史が正捕手に抜擢され、野口は4月後半には控えに回ることとなった。開幕からしばらく野口、細山田、斉藤俊雄の捕手3人制が採られていたが、野口は5月14日に二軍落ちとなり、以降一軍再昇格はならないままシーズンを終えた。二軍では代打や指名打者での出場が多く、捕手としては17試合に出場したのみであった。また、横浜投手陣との相性が悪く、投手陣が野口と組む場合と細山田と組む場合では、防御率が3点近く違っていた。結局この年の一軍出場は17試合のみに終わった。

2010年は、若手の武山真吾が正捕手となったため、開幕戦は選手登録を外れ二軍スタートとなった。6月18日には一軍に上がったが代打起用のみ(2打数無安打)。この年もチームが早い段階で最下位を独走したため、若手選手が多く起用され、一度もマスクを被ることなく、7月17日には出場選手登録を抹消。9月15日に球団より来季構想に入っていないと通告され、10月4日には正式に戦力外通告を受けた。11月10日に12球団合同トライアウト1回目に参加したが、獲得する球団はなく現役引退を決断した。

引退後

引退後は東京都内で子ども向けの野球教室を運営し、ヘッドコーチを務めるほか、2012年からは『J SPORTS』のメジャーリーグ中継で解説を務めている。2016年にはBS-TBSやTigers-ai制作中継解説、サンテレビにも出演することが多い。2017年シーズンから、ヤクルト2軍バッテリーコーチに就任した。

選手としての評価

野口獲得の際、当時の阪神の監督星野仙一は「矢野と同じぐらいの力を持つ捕手はいざと言う時に効く。(金本知憲ら有力選手を獲得した中で)野口が一番の補強」と語っている。

詳細情報

通算打撃成績

















































O
P
S
1991ヤクルト1000000000000000000----------------
19946315614183851045103131912254.270.320.319.639
199518993210165000000020.222.222.667.889
19961129251410051010130082.160.241.200.441
199716993320052200000030.333.333.556.889
1998日本ハム10931226837631431011334631552103613.235.293.422.715
199913042039133942217139465411213237511.240.269.355.624
20001345104595413731119217765617528315712.298.337.473.809
20019929827520631326983623611402465.229.271.356.627
20021033202912866925943131941422654.227.264.323.587
2003阪神591161079294314251011502292.271.313.393.706
20042434312700072200120080.226.265.226.491
200518323125200710000100110.161.188.226.413
20061621201300030000000142.150.190.150.340
20073610694133391250111131513241.351.398.532.930
200855167141102750135901711602354.191.281.248.529
2009横浜174438482101230020400131.211.286.316.602
20102220000000000000010.000.000.000.000
通算:18年9112585233222858212025428782723021742313592146751.250.294.377.671
  • 各年度の太字はリーグ最高

通算守備成績

年度試合刺殺補殺失策併殺捕逸守備率企図数許盗塁盗塁刺阻止率
19911100001.000110.000
199461316270251.000281711.393
1995141400011.000440.000
1996105330021.0001091.100
1997491100.9091011.000
199810748849498.993573324.421
1999129687625106.993805624.300
2000134817645117.994784533.423
20019150937142.998453015.333
20029152531241.99651429.176
2003472178101.99623203.130
200493510021.000000-
20051810130011.000651.167
2006155620111.000541.200
200733234110141.00019154.211
20085527423434.987271710.370
200917812102.9881200.000
通算8364417324244547.995447298137.306
年度一塁外野
試合刺殺補殺失策併殺守備率試合刺殺補殺失策併殺守備率
1997110001.000310001.000
2001-230001.000
2002-11150001.000
2003430011.000630001.000
200463110.80030000-
通算117111.88925220001.000
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

  • JA全農Go・Go賞:1回 (好走塁賞:2000年4月)

記録

  • 初出場:1991年10月13日、対中日ドラゴンズ26回戦(明治神宮野球場)、8回表より捕手として出場
  • 初先発出場:1994年4月15日、対読売ジャイアンツ1回戦(東京ドーム)、8番・捕手として先発出場
  • 初打席:同上、3回表に斎藤雅樹の前に三振
  • 初安打:1994年4月16日、対読売ジャイアンツ2回戦(東京ドーム)、3回表に香田勲男から中前安打
  • 初打点:1994年4月19日、対横浜ベイスターズ1回戦(明治神宮野球場)、6回裏に野村弘樹から適時二塁打
  • 初本塁打:1995年6月28日、対中日ドラゴンズ11回戦(ナゴヤ球場)、9回表にキク山田から満塁
  • リーグ最多三塁打:1回 (2000年)
  • リーグ得点圏打率1位:1回 (2000年)
  • オールスターゲーム出場:2回 (1998年、2000年)

背番号

  • 67 (1990年 - 1994年)
  • 38 (1995年 - 1996年)
  • 28 (1997年)
  • 54 (1998年 - 2002年)
  • 27 (2003年 - 2004年)
  • 2 (2005年 - 2008年)
  • 5 (2009年 - 2010年)
  • 80 (2017年 - )

脚注

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関連項目

  • 千葉県出身の人物一覧
  • 東京ヤクルトスワローズの選手一覧
  • 北海道日本ハムファイターズの選手一覧
  • 阪神タイガースの選手一覧
  • 横浜DeNAベイスターズの選手一覧

外部リンク

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