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Japan
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Toshihiko Nagata
Japanese psychiatrist

Toshihiko Nagata

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese psychiatrist
Places
Work field
Gender
Male
Place of birth
Shizuoka, Japan
Age
72 years
Education
Tokyo Medical and Dental University
The details (from wikipedia)

Biography

永田 俊彦(ながた としひこ、1937年12月5日 - 2010年9月6日)は、日本の医学者、精神科医。専門は精神病理学。元順天堂大学医学部教授。医学博士。

1965年東京医科歯科大学医学部神経精神医学教室に入局し、島崎敏樹教授、宮本忠雄助教授のもとで学んだ。村上靖彦、市橋秀夫、中安信夫らと共に日本の精神病理学第3世代を代表する人物である。主として統合失調症の研究を行った。

来歴

  • 1937年12月5日 静岡市生まれ
  • 1964年3月 東京医科歯科大学医学部卒業
  • 1965年4月 東京医科歯科大学医学部神経精神医学教室入局
  • 1965年10月 関東労災病院神経科勤務
  • 1967年1月 私立多摩湖病院勤務
  • 1972年7月 成増厚生病院勤務
  • 1975年1月 同愛記念病院神経科勤務
  • 1979年7月 医学博士号取得
  • 1979年8月 順天堂大学医学部精神医学教室講師
  • 1984年5月 順天堂大学医学部精神医学教室助教授
  • 1989年4月 順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院副院長
  • 1994年 順天堂大学医学部精神医学教室教授(臨床教授)
  • 2002年3月 退職(64歳)、同年財団法人順天堂精神医学研究所特別研究員
  • 2010年9月6日 肺がんにて逝去

学会

  • 日本精神病理学会元理事

著書

編著

  • 『分裂病の精神病理と治療 5』星和書店、1995年8月。ISBN 9784791102587。
  • 『精神分裂病 臨床と病理 2』人文書院、1999年8月。ISBN 9784409340257。

分担執筆

  • 『分裂病の精神病理 11』東京大学出版会、1982年12月。ISBN 9784130610919。
  • 『分裂病の精神病理 16』東京大学出版会、1987年12月。ISBN 9784130610964。
  • 『分裂病の精神病理と治療 2』星和書店、1989年12月。ISBN 9784791101900。
  • 『現代精神医学大系 年刊版 89-A』中山書店、1990年3月。ISBN 9784521246314。
  • 『臨床精神医学講座 第1巻 精神症候と疾患分類・疫学』中山書店、1998年4月。ISBN 9784521490618。
  • 『臨床精神医学講座 第2巻 精神分裂病 I』中山書店、1999年2月。ISBN 9784521491615。

共著

  • 村上靖彦、永田俊彦、市橋秀夫、中安信夫『座談 精神科臨床の考え方―危機を乗り越えるべく』メディカルレビュー社、2005年4月。ISBN 9784896008265。

論文

  • 「精神病院における治療状況と分裂病者の寛解過程について」『精神医学』第18巻第9号、1976年9月、 951-957頁。
  • 「口愛期退行を経過して寛解した一破瓜病者の世界」『臨床精神医学』第5巻第11号、1976年11月、 1451-1459頁。
  • 「在宅慢性分裂病者の精神病理学的特性 —長期在院者との比較から」『精神医学』第21巻第20号、1979年10月、 1059-1068頁。(博士論文、授与大学名:順天堂大学、授与年月日:1979年(昭和54年)7月20日、報告番号:乙第390号、学位:医学博士)
  • 「精神分裂病の急性期症状消褪直後の寛解後疲幣病相について」『精神医学』第23巻第02号、1981年2月、 123-131頁。
  • 「精神分裂病者の放浪について」『精神医学』第24巻第1号、1982年1月、 19-25頁。
  • 「分裂病者の「目覚め」の体験と再発」『吉松和哉(編):分裂病の精神病理 11』、東京大学出版会、東京、1982年12月。
  • 「転居後に発症する幻覚妄想状態-引越妄想病(仮称)について」『村上靖彦(編):分裂病の精神病理 12』、東京大学出版会、東京、1983年12月。
  • 「分裂病の晩期寛解についてー三症例の自験例から」『飯田真(編):分裂病の精神病理 13』、東京大学出版会、東京、1984年12月。
  • 「学会印象記 精神病理懇話会・信州の2年―精神病理学の行方」『臨床精神病理』第7巻第1号、1986年3月、 87-89頁。
  • 「分裂病残遺状態――その症候論(欠陥と残遺)」『臨床精神医学』第16巻第01号、1987年1月、 5-11頁。
  • 「分裂病性残遺状態における插話性病理現象についてー残遺状態の理解に向けて」『土居健郎(編):分裂病の精神病理 16』、東京大学出版会、東京、1987年12月。
  • 「寡症状性分裂病の長期経過-三例の自験例から」『吉松和哉(編):分裂病の精神病理 と治療 1』、星和書店、東京、1988年12月。
  • 「寛解過程論からみた分裂病の治療」『臨床精神病理』第10巻第3号、1989年9月、 227-234頁。

共著論文

  • 永田俊彦、水嶋節雄「東京下町の慢性分裂病者について —地域住民の分裂病者に対する許容性とその社会的背景」『精神医学』第20巻第5号、1976年9月、 511-518頁。
  • 永田俊彦、他「学会印象記 —精神病理懇話会・宝塚′82印象記」『臨床精神医学』第11巻第11号、1982年11月、 1495-1496頁。
  • 荒井稔、桜井信幸、永田俊彦「強迫症状をもつ精神分裂病の二例 ―「混じる」ことと「交わる」こと」『臨床精神病理』第8巻第2号、1987年6月、 167-178頁。
  • 荒井稔、永田俊彦「大企業のなかの分裂病者」『湯浅修一(編):分裂病の精神病理と治療 2』、星和書店、東京、1989年12月。
  • 永田俊彦、広沢正孝「分裂病の自然史試論」『臨床精神病理』第21巻、 19-25頁。
  • 永田俊彦、上田雅道、広沢正孝「世界的規模の妄想世界をめぐって —家族に対する両価的感情を端緒として」『永田俊彦(編):精神分裂病 臨床と病理 2』、人文書院、1999年8月、 85-112頁。

出典

  1. ^ 順天堂だより No.260
  2. ^ 市橋秀夫「〈追悼〉永田俊彦先生を悼む」『精神科治療学』第25巻第11号、2010年11月、 1543-1546頁。 p.1544
  3. ^ 村上靖彦、永田俊彦、中安信夫、市橋秀夫『座談 精神科臨床の考え方―危機を乗り越えるべく』メディカルレビュー社(2005)

関連人物

  • 島崎敏樹
  • 宮本忠雄
  • 中井久夫
  • 吉松和哉
  • 村上靖彦
  • 市橋秀夫
  • 中安信夫
  • 皆川邦直
  • 広沢正孝
  • 山科満

関連項目

  • 精神医学
  • 精神病理学
  • 現象学
  • 人間学
  • 統合失調症
  • 分裂病の精神病理
  • 精神科治療学
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