Tomoko Nagano
Quick Facts
Biography
長野 智子(ながの ともこ、1962年12月24日 - )は、日本の報道キャスター、フリーアナウンサー、専修大学教授。元フジテレビのアナウンサー。本名:伊藤 智子(いとう ともこ)、旧姓:長野。
所属事務所は古舘プロジェクトで、2014年1月からはハフィントン・ポスト日本版の編集主幹も務める。身長166cm。二人姉妹の長女。
来歴・人物
アメリカ合衆国ニュージャージー州生まれ。ただし、物心ついてから後述の渡米までは、2回程度旅行での渡米経験があるのみだった。
日本への帰国後には、田園調布雙葉中学校・高等学校を経て、上智大学外国語学部英語学科卒業。このほか、ユタ州に3か月のホームステイ経験がある。
上智大学への在学中に、文化放送『ミスDJリクエストパレード』月曜日のパーソナリティーを担当(1982年12月 - 1983年6月)。朝日放送(現:朝日放送テレビ)の人気番組であった『プロポーズ大作戦』の「フィーリングカップル5vs5」に、「ミスDJチーム」の一員として出演した経歴もある(相手男性陣とはカップルにはならず)。
1985年、フジテレビに入社。同期アナウンサーは三宅正治、軽部真一、松田朋恵、永麻理、小田多恵子(新人研修中に本人の希望により一般職転向)。入社後は数々の人気番組に出演。
1990年、28歳の時に商社マンと結婚し退社。夫婦の間に子はいない。その後、フリーアナウンサーとなる。
1995年、夫のアメリカ赴任に伴い渡米。1999年、ニューヨーク大学大学院(メディアエコロジー専攻)修士課程を修了。
帰国後、2000年4月から鳥越俊太郎と共にテレビ朝日『ザ・スクープ』のキャスターを担当。
TBSラジオなど他局も出演していたものの、2004年以後、テレビ朝日専属扱いで、同局系の報道番組に数多く出演している。
同理由や、他曜日担当だった蓮舫の降板により、同3月、TBSラジオ『BATTLE TALK RADIO アクセス』を降板。蓮舫同様、降板の挨拶なしの翌週から後任担当者への突然の交代に当時さまざまな憶測を呼んだ(番組でも翌週以降、長野についての言及はなかったため。番組への電話とメールで長野の他、当時同時期に降板した蓮舫に対する心配の問い合わせが殺到したそうだが、1通も紹介しなかった。蓮舫も降板挨拶なしに降板し、番組で長野への言及はなかった)。結果的に同年以降テレビ朝日専属契約としたため、そのための降板だったとされる。
2014年1月には、朝日新聞社の提携によって運営するハフィントン・ポスト日本版の編集主幹に就任した。
先祖に戦国時代の武将、長野業正がいる。曾祖父は、万延元年遣米使節の通詞(通訳)見習として日米修好通商条約の批准書交換の派遣船(米国軍艦ポーハタン号)で渡米し、明治維新後は新政府に勤めた長野桂次郎(立石斧次郎)である。
出演
太字は現在出演中の番組。
テレビ番組
- FNNスーパータイム(フジテレビ) - お天気キャスター
- THE 地球CONCERT LIVE AID(1985年、フジテレビ)
- 所さんのただものではない!(フジテレビ) - 解答者
- FNNモーニングコール(1986年 - 1987年、フジテレビ)
- オレたちひょうきん族(フジテレビ) - 「ひょうきんベストテン」3代目サブ司会・ひょうきんアナ。初代は先輩の山村美智子、2代目は同じく先輩の寺田理恵子。
- アナウンサーぷっつん物語(1987年、フジテレビ) - 本人役
- TVハッカー(1987年、フジテレビ) - 「ハッカーアナウンサー」との肩書で、日本全国の生中継を担当。
- 火曜ワイドスペシャル 世界の超豪華・珍品料理(1987年 - 1988年、フジテレビ) - 同局先輩女性アナウンサーの益田由美らと数回食レポーターを担当。
- 流行レーダー(フジテレビ)
- トークシャワー(1989年 - 1990年、フジテレビ)
- ヒットスタジオInternational → ヒットスタジオR&N(フジテレビ) - 『R&N』への出演は戸川純の代打司会で、この番組がフジテレビアナウンサーとしての最後の出演となった。
- 徳光のTVコロンブス(テレビ東京) -パネラー
- 三枝の愛ラブ!爆笑クリニック(関西テレビ) - パネラー
- ビートたけしのお笑いウルトラクイズ 第5回・第7回(1991年1月1日・1991年9月30日、日本テレビ) - アシスタント
- 思い出のベストテン(TBS) - 司会者
- 植木等デラックス(毎日放送)
- クイズ!その時どうした!!(テレビ朝日) - 司会者
- 今夜だけ!ご本家復活ザ・ベストテンスペシャル(1991年10月2日、TBS) - 司会
- 総決算!ザ・ベストテン1991年末スペシャル (1991年12月28日、TBS) - 司会
- 一枚の写真(1992年、フジテレビ)
- なんとかしてヨ!(テレビ東京) - 司会者
- ダウトをさがせ!(毎日放送)
- FNS1億2,000万人のちびっこクイズ王決定戦!(1992年8月14日、フジテレビ) - リポーター
- トランタン白書(テレビ東京) - 司会者
- 元旦まで感動生放送!史上最大39時間テレビ「ずっとあなたに見てほしい 年末年始は眠らない」(1992年12月31日 - 1993年1月1日、TBS) - 『サザンオールナイト ロック怪獣サザン伝説』内「知ってるくせに?!」にてアシスタントを担当。
- 所さんのお騒がせデス(読売テレビ) - 司会者
- 世界とんでも!?ヒストリー(テレビ朝日) - 解答者
- 情報!ソースが決め手(テレビ東京) - 司会者
- テレコンワールド(テレビ東京)
- まっ昼ま王!!(1994年 - 1995年、テレビ朝日) - 木曜「濡れてにアワー!!」出題者
- 山田邦子のしあわせにしてよ(TBS)
- オールスター感謝祭(TBS)
- オールスター感謝祭'95超豪華!クイズ決定版この春お待たせ特大号
- オールスター感謝祭'95超豪華!クイズ決定版この秋お待たせ特大号
- めざましテレビ(1999年 - 2000年、フジテレビ)
- ザ・スクープ(2000年4月 - 2012年1月、テレビ朝日)※進行役で、テーマによっては取材も担当。2002年10月に単発放送となってからも出演。
- 朝まで生テレビ!(2003年6月 - 2011年8月、テレビ朝日)※『報道ステーション SUNDAY』のキャスター就任に伴い、降板。
- 報道ステーション(2004年4月 - 2011年9月、テレビ朝日)
- サンデースクランブル(2006年4月 - 2011年9月24日、テレビ朝日)※『報道ステーション SUNDAY』のキャスター就任に伴い、降板。
- 報道発 ドキュメンタリ宣言(2008年10月 - 2011年10月、テレビ朝日)※『報道ステーション SUNDAY』の開始に伴い、終了。
- 報道ステーション SUNDAY(2011年10月 - 2017年4月2日、テレビ朝日)※『サンデーステーション』の開始およびキャスター就任に伴い、終了。
- サンデーステーション(2017年4月23日 - 、テレビ朝日)
- ボクらの時代(2018年5月6日、フジテレビ)※八木亜希子、島田彩夏(フジテレビアナウンサー)と共演。前回エンディングの次回予告では「あの人(=長野)が18年ぶりフジテレビ出演。」と紹介されていた。
ラジオ
- NISSAY My Life Music〜リアルタイム・トーク・ライブ〜(TOKYO FM)
- BATTLE TALK RADIO アクセス(2003年4月 - 2004年3月、TBS)
著書
- 運命を感じる瞬間(1994年、扶桑社)
- デリシャスな結婚(1995年、世界文化社)
- 普段着のニューヨーク(1997年、扶桑社)
- 可笑しなアメリカ・不思議なニホン ― NYのメディアを通して見えてきた新しい世界感覚(2001年、青春出版社)
- ニュースの現場から(2002年、NTT出版)
- 麻薬の運び屋にされて(2003年、扶桑社) - メルボルン事件を描いたノンフィクション。
レコード
- 「気分は、はじけるピーチ」(1986年)
- 『FNNモーニングコール』の初代テーマソングで、当時の同僚アナウンサー・川端健嗣とのデュエット曲。
- 既に廃盤になっており、リリース枚数も非常に少なかったために現在では入手困難。
- 東海テレビでは、同局ローカル版の司会者(アナウンサー・タレント)が歌ったバージョンがオンエアされていた(非売品)。
脚注
- ^ 長野智子さん、ハフポスト日本版の編集主幹に就任 新しい顔に - ハフポスト 2014年1月20日
- ^ 『普段着のニューヨーク』1997年
- ^ さむらいビール - 長野智子ブログ(2008年11月17日)。ブログ中「桂二郎」とあるのは誤記とみられる(参考リンク[1][2])。
関連項目
- 鹿内春雄(長野入社時のフジテレビ会長)