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Japanese novelist
Tomoichirō Inoue
The basics
Quick Facts
Intro
Japanese novelist
Places
Work field
Gender
Male
Place of birth
Ōsaka, Japan
Star sign
Age
88 years
Education
Waseda University
The details (from wikipedia)
Biography
井上 友一郎(いのうえ ともいちろう、1909年3月15日 - 1997年7月1日)は、大阪府出身の小説家。
経歴
大阪府西成郡中津町生まれ。本名・友一。
商業学校在学中、野球と小説乱読で学業を怠け、そのために中退し、その後各中学を転々とする。 1929年、関西大学第二商業学校を卒業し、1930年に早稲田大学専門部法科入学。1931年『森林公園』を発表して川端康成に認められる。また坂口安吾、田村泰次郎らとの同人誌『桜』で活動し、1934年「道化者」を発表。
1936年、早稲田大学仏文科卒業。同年「人民文庫」に参加。
「都新聞」記者となり、1938年特派員として中国戦線に従軍した。1939年「文学者」に『残夢』を発表、1940年『波の上』を刊行して作家生活に入る。
戦後は風俗小説作家として活躍し、雑誌『風雪』に参加した。『絶壁』が宇野千代・北原武夫夫妻をモデルとしていると言われ、抗議を受けた。日本文藝家協会理事などを経て、1970年にゴルフ場の霞台カントリークラブを創立、自ら社長となる。
1997年に死去。1970年代には、忘れられた作家となっていた。
著書
- 『眠られぬ人々』赤塚書房 1939
- 『従軍日記』竹村書房 1939
- 『波の上』砂子屋書房 1939
- 『胸の中の歌』通文閣 1940
- 『残夢』青木書店 1940
- 『青丹よし』桃蹊書房 1941
- 『故郷なき人』昭和書房 1941
- 『南京の胡弓』東宝書店 1942
- 『千利休』大観堂 1942
- 『満洲旅日記 文学紀行』豊田三郎、新田潤共著 明石書房 1942
- 『雁の宿』今日の問題社(新鋭文学選集)1943
- 『清河八郎』大觀堂出版 1944
- 『竹夫人』文明社 1946
- 『ハイネの月』風雪社 1947
- 『菜の花』世界社(文芸叢書)1947
- 『寂しからずや』三島書房 1947
- 『夢去りぬ』講談社 1947
- 『今宵逢ふ人』和敬書店 1948
- 『美貌と白痴』全国書房 1948
- 『かの海に真珠ありや』四季書房 1948
- 『虚栄と含羞』大日本雄弁会講談社 1948
- 『寝室の思想』生活文化社 1948
- 『歯車』生活社 1948
- 『絶壁』改造社 1949 のち新潮文庫
- 『望郷歌』石狩書房 1949
- 『断腸花』改造社 1949
- 『蝶になるまで』全国書房 1949
- 『悪 小説集』実業之日本社 1949
- 『唐人お吉』改造社 1950
- 『理想の戀人』京橋書院 1950
- 『幸福な寝室』六興出版社 1951
- 『映画女優』湊書房 1951
- 『銀座川』文芸春秋新社 1951
- 『小説家』河出書房 1951
- 『恋人よ我に還れ』湊書房 1951
- 『真実は誰も知らない』小説朝日社 1952
- 『我を愛せよ』小説朝日社 1952
- 『桃中軒雲右衛門』大日本雄弁会講談社 1953
- 『近藤勇』新潮社 1953
- 『旅愁の都』小説朝日社 1953
- 『午前零時』新潮社 1953
- 『寝巻』北辰堂 1953
- 『愛の飛魚』山田書店 1954
- 『妻の図』東方社 1954
- 『片道切符』大日本雄弁会講談社 1954
- 『下界の人 白波庵物語』文芸春秋社 1954
- 『銀座の空の下』鱒書房(コバルト新書)1955
- 『銀座二十四帖』新潮社 1955
- 『幕末刺客伝』鱒書房(歴史新書)1955
- 『しぐれ日記』新潮社(小説文庫)1955
- 『火の山』新潮社 1955
- 『女給夕子の一生』角川小説新書 1956
- 『私の太陽』北辰堂 1956
- 『受胎』角川文庫 1956
- 『横断歩道』新潮社 1956
- 『一四七〇哩』住吉書店 1956
- 『をんな』雲井書店 1956
- 『武田観柳斎』河出新書 1956
- 『枯葉の美しさ』宝文館 1957
- 『季節列車』東方社 1957
- 『瀕死の青春』角川書店 1957
- 『津の国屋小染』新潮社 1957
- 『湘南夫人』新潮社 1957
- 『豹夫人』東方社 1957
- 『純な女』現代社 1957
- 『心と肉体の旅』光風社 1957
- 『強い星・弱い星』光風社 1958
- 『未婚』小壷天書房 1958
- 『上と下』新潮社 1958
- 『完全な恋人』小壷天書房 1958
- 『いのち短かし』講談社 1958
- 『たそがれ令嬢』和同出版社 1959
- 『東京の孤独』毎日新聞社 1959
- 『女性失格』講談社 1959
- 『銀座更紗』光風社 1959-1961
- 『夢去りぬ』和同出版社 1959
- 『若き日の断崖』新潮社 1960
- 『青春の報酬』新潮社 1961
- 『三人天一坊』東方社 1961
- 『野心』光風社 1962
- 『百万人の孤独』東方社 1962
- 『絹女年代記』講談社 1962
- 『銀座学校』双葉小説新書 1964
- 『我流ゴルフ修業』文芸春秋新社 1965
- 『夜の武士道』一水社(かもめ新書)1965
- 『黒船抄』人物往来社(歴史小説選書)1967
- 『あかんたれ一代 春団治無法録』新国民出版社 1976
- 『泥絵の自画像』エポナ出版 1977
- 『幕末長恨歌』光風社出版 1985
復刊
- 『満洲旅日記』ゆまに書房 2002 (文化人の見た近代アジア)
- 『従軍日記』ゆまに書房 2004 (「帝国」戦争と文学)
映画化作品
- 『人生選手』1949年、田中重雄監督、小林桂樹主演
- 『銀座化粧』1951年、成瀬巳喜男監督、田中絹代主演
- 『誰が私を裁くのか』1951年、谷口千吉監督、乙羽信子主演
- 『午前零時』1953年、渡辺邦男監督、久慈あさみ主演
- 『銀座二十四帖』1955年、川島雄三監督、月丘夢路主演
- 『心と肉体の旅』1958年、舛田利雄監督、南田洋子主演
- 『明日を賭ける男』1958年、西河克己監督、大坂志郎主演
- 『未婚』1959年、瑞穂春海監督、水谷良重主演
- 『東京の孤独』1959年、井上梅次監督、小林旭主演
- 『毒薬の匂う女』1967年、富本壮吉監督、岡田茉莉子主演
脚注
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