peoplepill id: tamotsu-watanabe-1
TW
Japan
1 views today
4 views this week
Tamotsu Watanabe
Japanese critic

Tamotsu Watanabe

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese critic
Places
Gender
Male
Place of birth
Tokyo, Japan
Age
88 years
The details (from wikipedia)

Biography

渡辺 保(わたなべ たもつ、1936年(昭和11年)1月10日 - )は、日本の歌舞伎研究・批評家。放送大学名誉教授・日本芸術院会員。本名渡辺邦夫。

来歴

  • 東京生まれ。
  • 1941年(昭和16年)12月8日 生まれて初めて歌舞伎を見物する。この時に六代目尾上菊五郎の『義経千本桜』の狐忠信と歌舞伎舞踊の『羽根の禿』と『浮かれ坊主』に強い衝撃を受ける。
  • 慶應義塾大学経済学部卒、東宝に入社。7年間東京宝塚劇場に勤務ののち、演劇部に移り菊田一夫の下で働く。新劇批評を書いていた。
  • 1965年(昭和40年)六代目中村歌右衛門を論じた『女形の運命』で芸術選奨新人賞を受賞、以後歌舞伎の批評家として活躍。
  • 1993年 「歌舞伎史における四代目市川團十郎の位置」で慶大文学博士。
  • 1994年―2002年 淑徳大学教授
  • 2000年1月よりウェブサイトで歌舞伎批評を始める。同年オープンしたルネッサながとの初代芸術監督を務める。
  • 2002年 放送大学教授
  • 2004年、『悲劇喜劇』6月号の特集「新しい場所に演劇が芽生える」に「発信する劇場―ルネッサながと」を寄稿。
  • 2006年 退任、名誉教授。
  • 2017年、日本芸術院会員に選ばれる。

活動

古典から近代劇まで演劇全般に詳しい。また、芸能花舞台(NHK教育)にゲストとしてたびたび出演している。

『千本桜』を書いた際、依頼に来た編集者が「渡辺さんは、義経について書いているから…」と言って、歴史学者の渡辺保の『源義経』を取り出したという。 またフランス演劇の渡邊守章とも一時期親しく、「保さん」「守章さん」と呼び合っていた。

演劇誌『テアトロ』にて「田舎の人は演劇よりも北島三郎ショーの方が好きなんだ」と差別発言を行ったことがある。

ウェブサイト批評開始の理由

2000年より自身のウェブサイトで歌舞伎批評を始めたのは、新聞などで厳しいことを言うと、興行元(松竹)から新聞に圧力がかかるからだ、と述べている。

受賞

  • 1982年、『忠臣蔵』で平林たい子文学賞、河竹賞
  • 1994年、『昭和の名人豊竹山城少掾』で吉田秀和賞
  • 1995年、『四代目市川団十郎』で芸術選奨文部大臣賞
  • 1998年 『黙阿弥の明治維新』で読売文学賞受賞
  • 2000年 紫綬褒章叙勲
  • 2009年 旭日小綬章叙勲。
  • 2013年『明治演劇史』で河竹賞(再受賞)
  • 2017年 日本芸術院賞・恩賜賞受賞

著作

  • 『歌舞伎に女優を』牧書店(自費出版) 1965年
  • 『女形の運命』紀伊國屋書店 1974年、筑摩叢書 1991年、岩波現代文庫 2002年
  • 『忠臣蔵 もう一つの歴史感覚』白水社〈白水叢書〉、1981年、中公文庫 1985年、講談社学術文庫 2013年
  • 『俳優の運命』講談社、1981年
  • 『歌舞伎手帖』駸々堂出版、1982年、講談社 2001年、角川文庫 2012年
  • 『歌舞伎の役者たち』駸々堂出版、1983年
  • 『劇評になにが起ったか』駸々堂出版、1983年
  • 『娘道成寺』駸々堂出版、1986年
  • 『東洲斎写楽』講談社、1987年、講談社文庫 1990年
  • 『歌舞伎 過剰なる記号の森』新曜社、1989年、ちくま学芸文庫 1993年
  • 『中村勘三郎』講談社、1989年
  • 『千本桜 花のない神話』東京書籍、1990年
  • 『日本の舞踊』岩波新書、1991年
  • 『歌舞伎という宇宙 私の古典鑑賞』筑摩書房、1991年
  • 『仁左衛門の風格』河出書房新社、1993年
  • 『昭和の名人豊竹山城少掾魂をゆさぶる浄瑠璃』新潮社、1993年
  • 『舞台という神話』新潮社、1994年
  • 『四代目市川団十郎』筑摩書房、1994年
  • 『歌舞伎劇評』朝日新聞社、1994年
  • 『勧進帳 日本人論の原像』ちくま新書、1995年
  • 『能のドラマツルギー 友枝喜久夫仕舞百番日記』角川書店、1995年、角川ソフィア文庫 2002年
  • 『芝居の食卓』柴田書店、1996年、朝日文庫 2001年
  • 『黙阿弥の明治維新』新潮社、1997年、岩波現代文庫 2011年
  • 『芸の秘密』角川選書、1998年
  • 『歌右衛門伝説』新潮社、1999年
  • 『劇評家の椅子 歌舞伎を見る』朝日新聞社、2000年
  • 『歌舞伎ナビ』マガジンハウス、2003年
  • 『歌舞伎 型の魅力』角川書店、2004年、角川ソフィア文庫 2013年
  • 『近松物語 埋もれた時代物を読む』新潮社、2004年
  • 『歌舞伎のことば』大修館書店、2004年
  • 『批評という鏡』マガジンハウス、2005年
  • 『名女形・雀右衛門』新潮社、2006年、「女形とは 名女形雀右衛門」 角川ソフィア文庫 2012年
  • 『演劇入門 古典劇と現代劇』放送大学、2006年
  • 『舞台を観る眼』角川学芸出版、2008年
  • 『歌舞伎の見方』角川選書、2009年
  • 『江戸演劇史』講談社、2009年 
  • 『渡辺保の歌舞伎劇評』角川学芸出版、2009年 
  • 『私の「歌舞伎座」ものがたり』朝日新書、2010年
  • 『能ナビ 誰も教えてくれなかった能の見方』マガジンハウス、2011年
  • 『私の歌舞伎遍歴 ある劇評家の告白』演劇出版社、2012年
  • 『明治演劇史』講談社、2012年 
  • 『煙管の芸談』幻戯書房、2014年 
  • 『身体は幻』幻戯書房、2014年 
  • 『戦後歌舞伎の精神史』講談社、2017年
  • 『演出家鈴木忠志 その思想と作品』岩波書店、2019

共編著

  • 編『カブキ・ハンドブック』新書館、1993年
  • 編『カブキ101物語』新書館、1993年
  • 三木竹二『観劇偶評』編、岩波文庫、2004年
  • 『昭和演劇大全集』高泉淳子対談 平凡社、2012年 
  • 『二人の名優 二代目實川延若と三代目中村梅玉』山田庄一共著 演劇出版社 2016年

脚注

  1. ^ 『昭和演劇大全集』菊田一夫の項
  2. ^ 歌舞伎小道具の湯川弘明さんが黄綬褒章を受章”.歌舞伎 on the web. 2012年6月15日閲覧。
The contents of this page are sourced from Wikipedia article. The contents are available under the CC BY-SA 4.0 license.
Lists
Tamotsu Watanabe is in following lists
comments so far.
Comments
From our partners
Sponsored
Credits
References and sources
Tamotsu Watanabe
arrow-left arrow-right instagram whatsapp myspace quora soundcloud spotify tumblr vk website youtube pandora tunein iheart itunes