Takashi Nanba
Quick Facts
Biography
難波 喬司(なんば たかし、1956年 - )は、日本の国土交通技官、工学博士。国土交通省大臣官房技術総括審議官を最後に退官後、静岡県副知事、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授、京都大学経営管理大学院客員教授等を歴任。
人物・経歴
岡山県真庭市出身。岡山県立岡山大安寺高等学校を経て、1981年名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻修了、運輸省入省。 1996年運輸省港湾局計画課補佐官。1998年茨城県土木部港湾課長。2000年茨城県港湾振興監。2001年国土交通省港湾局海岸・防災課海岸企画官。2003年国土交通省港湾局災害対策室長。2004年国土交通省港湾局港湾保安対策室長。2005年国土交通省関東地方整備局港湾空港部長。同年論文「アウトカムの視点による海岸行政の政策・施策体系の構築とその実施方法に関する研究」により名古屋大学博士(工学)の学位を取得。
2008年国土交通省港湾局計画課長。2009年国土交通省九州地方整備局副局長。2012年国土交通省大臣官房技術参事官(港湾局担当)。2013年国土交通省大臣官房技術総括審議官。2014年退官、京都大学経営管理大学院客員教授。同年高秀樹とともに静岡県副知事に就任。2015年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。2017年土木学会論説委員。2018年静岡県副知事再任。2019年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。同年に第19回統一地方選挙で静岡市長選挙への出馬要請を受けていたが、静岡県庁で涙ながらの不出馬表明会見を行った。また「けじめをつけたい」として川勝平太静岡県知事に辞表を提出したが慰留され不受理扱いされた。
中央新幹線南アルプストンネル掘削により、大井川流量が減少するとし、東海旅客鉄道の対応を批判し、2019年7月3日には愛知県庁を訪れ、松井圭介愛知県副知事と面会したのち、静岡県庁で会見を開き、「科学的論拠に基づいた意見を述べている」とした。18日には山梨県庁を訪れ若林一紀山梨県副知事と面会し、山梨県側からは「静岡県の懸念は理解した。JR東海と静岡県が課題の解決に向けて互いに真摯に話し合うことを願っている」とのコメントがなされた。同年9月には静岡県庁で静岡県環境保全連絡会議を開き、国土交通省から従来より格上にあたる鉄道局担当の江口秀二大臣官房技術審議官を参加させるなどした。
著書
- 『「新たな価値の創造・共創」の時代の実務家公務員の技術力』静岡新聞社 2018年
脚注
- ^ 「毎日フォーラム・霞が関ふるさと記岡山県・下」2015年6月10日 10時00分
- ^ 「講師プロフィール」みなと総合研究財団
- ^ [難波 喬司 氏インタビュー1|ピープル|]明治日本の産業革命遺産
- ^ 「静岡県 副知事難波 喬司(なんば たかし)」静岡県
- ^ 名古屋大学 , 博士 (工学) , 乙第6433号 , 2005-02-28
- ^ 「難波氏 静岡市長選不出馬 知事が慰留 副知事続投」読売新聞2019/02/05 05:00
- ^ 静岡県副知事、愛知県にリニア問題を説明日本経済新聞2019/7/3 20:13
- ^ 「静岡がリニアを遅らせているわけでない」 副知事が山梨訪問産経新聞2019.7.18
- ^ リニア水問題「JRの地質調査不十分」 静岡県連絡会議で見解(2019/9/12 17:00)静岡新聞
- ^ 「工法検討過程の開示を リニア着工」中日新聞2019年9月13日
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