
Quick Facts
Biography
栢木 進(かやき すすむ、1956年〈昭和31年〉6月2日 - )は、日本の政治家。滋賀県野洲市長(1期)。元野洲市議会議員(1期)。
来歴・人物
滋賀県甲賀郡伴谷村(現甲賀市水口町)生まれ。男5人兄弟。滋賀県立大津商業高等学校、大阪産業大学経営学部卒業。。178㎝、100kg(2021年2月時点)。
2016年(平成28年)10月23日に行われた野洲市長選挙に立候補するも現職の山仲善彰に敗れ落選。
2019年(令和元年)11月、市立野洲病院整備工事の入札が不落となり、市の計画が再度見直しとなったことを受け、市長選挙への2度目の挑戦を決意。
2020年(令和2年)10月18日に行われた野洲市長選挙で現職の山仲善彰との一騎打ちを制し初当選した。10月31日、市長就任。
不祥事
2022年(令和4年)3月28日、野洲市の部長級の男性職員2人が、栢木市長からパワハラを受けたとして市役所で会見を開き、市総務部に調査を要請したことを明らかにした。それによると、2人は市議会のあと、議員や他の職員がいる前で栢木市長から「ええかげんにせいよ。もっと協議したやろ、それは言えんのか」「お前もじゃ」と怒鳴られたほか、別の日には、幹部会議で鉛筆を投げつけられたり、「良い案がないなら市長室に入るな」などと言われたり、来客に対し「こいつは頑固でうんこや」などと紹介されたりしたなどとしている。栢木市長は定例会見で、「正確に議会答弁をしてほしいと思って10秒ほど叱責したが、怒鳴ったわけではない。職務の中で叱責したことはあるが、パワハラだとは考えていない。意見の食い違いで感情的になり鉛筆を投げてしまったことはあるが、その後、反省し謝罪した。『うんこ』という言葉を人に対して使ったことはなく、聞き間違いではないか」などと一連の言動はパワハラに当たらないとの認識を示した。
6月30日に第三者委員会が調査結果を公表し、机に鉛筆を叩きつけ「3日話しても同じや」と発言したことや、議場で叱責したことなど三つの行為について「職員に対する優越的な関係を背景として行われた」としてパワハラと認定した。一方で「頑固でうんこや」との発言については「真偽不明」とした。
委員会の調査結果を受け、「多くの方々にご迷惑、ご心配をおかけしたことについておわび申し上げる」とコメントを出すとともに、7月13日に市議会の臨時会において、給与30%を3カ月カットすることを自ら提案し可決された。
脚注
- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、269頁。
- ^ 公式サイトプロフィール
- ^ 野洲市長選挙 - 2016年10月23日投票 | 候補者一覧 | 政治山
- ^ 野洲市長選挙 - 2020年10月18日投票 | 候補者一覧 | 政治山
- ^ “滋賀・野洲市長パワハラの疑い 幹部職員2人が訴え 第三者委調査へ”. 毎日新聞. (2022年3月28日). https://mainichi.jp/articles/20220328/k00/00m/040/301000c 2022年3月28日閲覧。
- ^ “滋賀・野洲市長が「パワハラ」市幹部が調査要請 市長「鉛筆投げつけたのは事実」”. 京都新聞. (2022年3月28日). https://nordot.app/881106206102437888?c=39546741839462401 2022年3月28日閲覧。
- ^ “市長の減給案を可決、野洲市議会”. 朝日新聞. (2022年7月14日). https://www.asahi.com/amp/articles/ASQ7F7S6FQ7FPTJB00F.html 2022年7月14日閲覧。