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Biography

峰岸 純夫(みねぎし すみお、1932年5月5日 - )は、日本の歴史学者である。専門は日本中世史。東京都立大学名誉教授、元歴史学研究会委員長、慶應義塾大学文学博士。

略歴

群馬県出身。1961年に慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修士課程を修了。卒業論文は赤城山麓の用水遺構である「女堀」に関する研究で、さらに新田荘や新田氏研究を通じた中世東国史研究を行う。

1966年に慶應義塾志木高等学校教諭となる。1971年から宇都宮大学教育学部専任講師、1973年に同助教授を経て、1975年に東京都立大学人文学部助教授となる。1982年に同大学教授に昇格後、1989年に東京都立大学附属高等学校校長、1991年に東京都立大学評議員に就任する。1993年に同大学図書館長を経て、1994年に東京都立大学名誉教授となる。その後、中央大学文学部教授を歴任した。

1996年から1999年にかけて歴史学研究会委員長などを務めた。1990年に『中世の東国-地域と権力-』で文学博士(慶應義塾大学)を取得した。

「九条科学者の会」呼びかけ人を務めている。

著書

単著

  • 『中世の東国』(東京大学出版会、1989年)
  • 『中世災害・戦乱の社会史』(吉川弘文館、2001年)
  • 『新田義貞』(吉川弘文館、2005年)
  • 『中世東国の荘園公領と宗教』(吉川弘文館、2006年)
  • 『中世社会の一揆と宗教』(東京大学出版会、2008年)
  • 『足利尊氏と直義』(吉川弘文館、2009年)
  • 『中世の合戦と城郭』(高志書院、2009年)
  • 『中世荘園公領制と流通』(岩田書院、2009年)
  • 『日本中世の社会構成・階級と身分』(校倉書房、2010年)

共編著

  • 『日本歴史の視点』(児玉幸多編集代表、日本書籍、1973年)
  • 『地方文化の日本史』(編著、文一総合出版、1978年)
  • 『戦国大名論集(13)』(編著、永原慶二監修、秋沢繁ほか編、吉川弘文館、1984年)
  • 『歴史を学ぶこと教えること』(編著、北島万次編、東京大学出版会、1986年)
  • 『古文書の語る日本史』(編著、児玉幸多監修、所理喜夫ほか編、筑摩書房、1989年)
  • 『争点日本の歴史(4)』(編著、新人物往来社、1991年)
  • 『家族と女性』(編著、吉川弘文館、1992年)
  • 『新視点日本の歴史(4)』(編著、池上裕子編、新人物往来社、1993年)
  • 『史料と遺跡が語る中世の東京』(編著、木村茂光編、新日本出版社、1996年)
  • 『城と石垣』(編著、入間田宣夫編、高志書院、2003年)
  • 『戦国武将・合戦事典』(編著、片桐昭彦編、吉川弘文館、2005年)
  • 『中世武家系図の史料論(上)(下)』(編著、入間田宣夫・白根靖大編、高志書院、2007年)
  • 『禁裏領山国荘』(坂田聡編、高志書院、2009年)
  • 『戦国時代の城』(編著、萩原三雄編、高志書院、2009年)

監修

  • 『寺内町の研究(1)(2)(3)』(脇田修監修、大澤研一・仁木宏編、法藏館、1998年)
  • 『葛西氏の研究』(入間田宣夫編、名著出版、1998年)
  • 『千葉氏の研究』(野口実編、名著出版、2000年)
  • 『図説八王子・日野の歴史』(郷土出版社、2007年)
  • 『三浦氏の研究』(名著出版、、2008年)
  • 『東国武士と中世寺院』(埼玉県立嵐山史跡の博物館編、高志書院、2008年)

脚注


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