Shunsuke Tamura
Quick Facts
Biography
田村 俊介(たむら しゅんすけ、2003年8月25日 - )は、京都府舞鶴市出身のプロ野球選手(外野手)。左投左打。広島東洋カープ所属。
経歴
プロ入り前
舞鶴市立中舞鶴小学校で軟式野球を始め、卒業後は親元を離れて明徳義塾中学校に進学。3年夏の全日本少年軟式野球大会で準優勝した。
その後、中高一貫の明徳義塾高等学校ではなく愛知工業大学名電高等学校に進学。1年春からベンチ入りし、6月に行われた星稜との練習試合では奥川恭伸に投げ勝った。同年夏からエースとなり、登板のない試合では一塁手や外野手としてプレーした。3年春の愛知県大会では左投げながら三塁の守備に就き、話題となった。同年夏は県大会で愛知私学4強の東邦、中京大中京、享栄に全て勝利して優勝し、第103回全国高等学校野球選手権大会に出場した。同大会では東北学院との1回戦に先発登板したが、3回途中2失点で降板。その後一塁の守備に就き、3点を追う8回に夏の甲子園通算1700号となるソロ本塁打を放ったが、チームは敗れた。試合後に二刀流でのプロ志望を明言し、2021年9月10日にプロ志望届を提出した。
10月11日に行われたドラフト会議で、広島東洋カープから4位指名を受け、11月6日に契約金3500万円、年俸500万円で仮契約を結んだ(金額は推定)。背番号は60。
広島時代
2022年は、二軍公式戦43試合に主に外野手として出場し、打率.185、0本塁打、11打点と打撃で苦しみ、けがの影響もあって一軍出場はなかった。11月9日に現状維持の推定年俸500万円で契約を更改した。
2023年は一軍キャンプを完走し、オープン戦には14試合に出場して初本塁打を打つなど評価を上げ、初の開幕一軍入りを果たし、開幕戦にも代打で一軍公式戦初出場を果たした。しかし、2試合の出場で4月7日に登録を抹消された。7月12日に再度一軍登録されたが、またしても2試合の出場のみで同月19日に登録を抹消された。いずれの出場でも安打を記録できなかった。9月12日までに二軍で打率.278、4本塁打の記録を残し、同日、一軍に登録された。 また、同日の対東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)にてプロ初安打を記録した。
選手としての特徴
投手としては最速145km/h、打者としては高校通算32本塁打を記録している。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | 広島 | 10 | 22 | 22 | 3 | 8 | 2 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | .364 | .364 | .445 | .818 |
通算:1年 | 10 | 22 | 22 | 3 | 8 | 2 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | .364 | .364 | .445 | .818 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 | 球 団 | 外野 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | ||
2023 | 広島 | 5 | 10 | 1 | 0 | 1 | 1.000 |
通算 | 5 | 10 | 1 | 0 | 1 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
- 初出場・初打席:2023年3月31日、対東京ヤクルトスワローズ1回戦(明治神宮野球場)、9回表にケムナ誠の代打で出場、星知弥から見逃し三振
- 初先発出場:2023年9月12日、対東京ヤクルトスワローズ22回戦(明治神宮野球場)、7番・左翼手で先発出場
- 初安打:同上、5回表にサイスニードから中前安打
背番号
- 60(2022年 - )
脚注
出典
- ^ “広島 - 契約更改 - プロ野球”.日刊スポーツ. 2023年11月12日閲覧。
- ^ “関戸康介とともに騒がれた二刀流・田村俊介はなぜ明徳義塾中から愛工大名電へ進んだのか【前編】”. 高校野球ドットコム (2021年1月13日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “愛工大名電1年田村俊介 星稜・奥川に投げ勝った”. 日刊スポーツ (2019年6月16日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “異例のプロ注目『左投げ三塁手』が大活躍 愛工大名電の田村俊介投手「問題ない」最速145キロ&高校通算27発”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2021年4月10日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “愛工大名電、「私学4強」3校を破りV 愛知大会史上初”. 朝日新聞デジタル (2021年8月1日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “敗退の愛工大名電・田村が“夏の甲子園1700号”、プロ志望明言「この経験生かす」”. スポニチ Sponichi Annex (2021年8月12日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “愛工大名電、早すぎる夏の終わり… 先発・田村は二刀流でプロを目指す そのポテンシャルはメジャー級【夏の甲子園】”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2021年8月11日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “高知の154キロ右腕・森木大智投手や愛工大名電の二刀流左腕・田村俊介投手らがプロ志望届提出”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2021年9月10日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “目標は新人王 愛工大名電田村選手が広島4位指名で地元喜び”. 朝日新聞デジタル (2021年10月13日). 2021年10月26日閲覧。
- ^ “広島4位の愛工大名電・田村俊介が仮契約「信頼される選手に」早期1軍期待”. 日刊スポーツ. (2021年11月6日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202111060001048.html 2021年12月10日閲覧。
- ^ “広島1位黒原拓未は大野豊氏「24」継承、2位森翔平「16」背番号発表”. 日刊スポーツ. (2021年12月10日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112100000265.html 2021年12月10日閲覧。
- ^ “2022年度 広島東洋カープ 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)”.NPB.jp 日本野球機構. 2023年9月12日閲覧。
- ^ “プロ野球・広島東洋カープ・田村 俊介 選手情報”. dメニュースポーツ. 2023年9月12日閲覧。
- ^ 湯谷葉子 (2023年4月12日). “高卒2年目で初の開幕一軍!カープ田村俊介を支えたベテラン選手の助言とは?”. CarpCarpCarp|カープウェブマガジン. 2023年9月12日閲覧。
- ^ 「林晃汰、300万円減の1200万円でサイン「来年は勝負したい」」『中国新聞デジタル』、2022年11月9日。2023年9月12日閲覧。
- ^ 長谷川凡記「広島・田村 高卒2年目初アーチ「練習の成果が出ている」オープン戦打率も・417まで上昇」『Sponichi Annex』、2023年3月18日。2023年9月12日閲覧。
- ^ 「2年目の田村俊介を1軍に登録 期待の大砲候補」」『中国新聞デジタル』、2023年9月12日。2023年9月12日閲覧。
- ^ “愛工大名電・田村俊介が堂々の二刀流宣言。指揮官も「大谷翔平を目指せ」と太鼓判”.web Sportiva (2021年8月15日). 2021年10月31日閲覧。
- ^ “【広島】5戦連続1得点で5連敗 阪神M3 堂林翔太プロ初4番&20歳・田村俊介プロ初先発起用実らず”. スポーツ報知. (2023年9月12日). https://hochi.news/articles/20230912-OHT1T51227.html?page=1 2023年9月12日閲覧。
- ^ “【広島】鬼門神宮で6連敗 プロ初4番の堂林2安打、田村プロ初安打も「もうひと押し」新井監督”. 日刊スポーツ. (2023年9月12日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202309120001484_m.html 2023年9月12日閲覧。
関連項目
- 京都府出身の人物一覧
- 広島東洋カープの選手一覧