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Japan
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Zion Kabasawa
Japanese psychiatrist

Zion Kabasawa

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese psychiatrist
A.K.A.
Nobuyuki Sasaki
Places
Gender
Male
Birth
Place of birth
Sapporo, Ishikari Subprefecture, Hokkaido Prefecture, Japan
Age
60 years
Education
Sapporo Medical University
The details (from wikipedia)

Biography

樺沢 紫苑(かばさわしおん、1965年 10月27日- )は日本の精神科医で、映画評論家、作家、YouTuber。北海道札幌市生まれ、江別市大麻育ち。浅井企画に所属。本名は佐々木信幸。

経歴・人物

小さい頃から熱心な映画少年だった。1991年札幌医科大学医学部卒。卒業後は同大学の神経精神医学講座に入局。精神科医を志したきっかけは、研修医時代のカンファレンス(症例検討会)で精神科だけが予診を行い人間として患者に接しているように感じられたことと、夢野久作原作の映画『ドグラ・マグラ』を観たこと。

大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。

メールマガジン、Twitter、Facebookなど、累計30万人以上のインターネット媒体を所有し、著書や取材多数 。精神医学や心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信している。

2009年12月16日よりYouTubeにて「精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル」を開設しYouTuberデビュー。こちらも精神医学、心理学などを解説した動画を日々アップロードしているチャンネルとなっている。

主義・主張

  • 「精神科が患者の不利益になる治療を行っている」という患者の意見に対しては「今の精神科はオープンな医療をしている」「薬がとても進歩しており、不条理で過激な治療をしなくとも薬で対応できる」と主張している(2020年5月時点)。
  • 「2010年代にNHKの特集で記者がうつ病のふりをして複数件の精神科で薬を貰ったところいずれの病院でも10種類以上の薬が処方された」という話に関しては「その薬は精神科へ行ったとは思えない内容だった」「初診の患者に抗うつ薬を2種類と、睡眠薬や精神安定剤など10種類も出すという処方は、どこの誰が出したのか教えてほしい」と疑問視して切り捨てており、結論として「それは精神科医としての研修を積んだ医者ではなく、ただ精神科を標榜しているだけ」「精神科医療が破綻しているのではなく、専門外であるにも関わらず精神科を標榜して治療する医者がいるということ」としている。
  • 精神疾患が回復したばかりのYoutubeチャンネルのリスナーが「海外に行く」と言い出した時には「全くおすすめできない」「特に留学はしてはいけない」と回答した。その理由として「精神疾患になりやすい人は新しい環境に物凄く弱い」と話している。
  • 精神科で診断名が伝えられない理由として「精神科は簡単に診断名が決まらない」「3ヶ月の入院でようやく確定診断が下されるということもある」「症状の浮き沈みがある場合は診断を確定させるのに半年や1年かかる」と答えており、一方で「精神科は状態診断が正しければ治療を間違えない」と話していた。そのような観点から「初診で診断名を言わない医師の方が信用できる」と主張している。
  • 「治療法が確立されていない状態で診断を下されると却って患者が不安になる」という理由から、すぐに診断を下さない医師の方が信用できるとしており、精神疾患においては診断ではなく症状にこだわるべきと話している。
  • 老人ホームなどの入居施設で暮らすことで起こる生活力、認知機能、体力の低下のリスクという観点から、「自立している人が、突然亡くなるのはそれが『寿命』ではないかと思う」と孤独死を肯定している。
  • 精神疾患にならない方法として「睡眠」「運動」「レジリエンス(ストレスを受け流す力)」の3つを上げている。
  • 「精神科医は精神安定剤や抗うつ剤を飲むのか」というリスナーの質問に対しては「今(2019年12月時点)の医師がやっているかどうかは不明」としつつも「私が精神科医になった(2019年12月時点から見た)20年ほど前、副作用を知るためにほとんどの精神安定剤や睡眠薬を飲んだ」と答えており「昔と比べて今の薬はものすごく副作用が少ない」と感想を述べている。同時に「プラシーボ効果を出すために薬は効くと思って飲むこと」と患者に助言している。
  • 精神疾患の症状により暴れる家族を病院に連れて行く方法として、入院病棟のある病院の外来の窓口に電話して相談したい旨を伝えてから本人のいないところで病状を医師に伝え、それから本人に「体の調子が悪いので診てもらおう」と促すことをアドバイスしている。すぐには患者本人も納得しないが3ヶ月かけて説得して苦しい部分が治ると諭すとまずほとんどの場合では患者も受診に至るとしている。
  • 「心療内科や精神科の病院のホームページに書かれてあるうつ病や強迫性障害の治療方法の信憑性はどの程度ですか」というリスナーの質問に対しては「正しいことが書かれているか」「正しく受け取っているか」という視点で判断するべきだとしている。その上で「ある程度の経験がある精神科医が書いているホームページ、有名な病院、著名な医者が書いている記事はそうそう間違っていないが、患者本人が書いているホームページはあくまでもその人の体験談に過ぎない」「人の90%以上はネットの情報の自分の関心のある部分しか読まず、どんなに正しい情報源でも間違って理解してしまう」と話している。
  • 精神疾患は一度発症したら発症前の状態には戻れないため、完治させるという意識を持たずに寛解を目標にすべきだとしており、完治に拘り頑張る人ほど状態が良くならないとしている。精神疾患が完治しないのは、骨折したスポーツ選手が全盛期の成績を残せる状態まで戻らないのと同じだとしている。また、治療は5年、10年とかかり患者は加齢の影響も受けるため、発症前のように若々しく活動することができないのは当たり前だとしている。
  • 患者の辛い姿を見て病気の体験のフラッシュバックを引き起こすリスクという観点から、精神疾患を持つ人間は心理カウンセラーになるべきではないと主張している。

著書

  • スター・ウォーズ「新三部作」完全解読本 三一書房、2002年5月1日、ISBN 978-4380022029
  • 北海道スープカレー読本 亜璃西社、2004年3月27日、ISBN 978-4900541542
  • 自殺という病(佐々木信幸) 秀和システム、2007年3月29日、ISBN 978-4798016177
  • メールの超プロが教えるGmail仕事術 サンマーク出版、2010年4月2日、ISBN 978-4763130488
  • Twitterでビジネスを加速する方法 ソーテック社、2010年7月20日、ISBN 978-4881668573
  • 脳内物質仕事術 マガジンハウス、2010年10月28日、ISBN 978-4838721689
  • ツイッタ-の超プロが教えるFacebook仕事術 サンマーク出版、2011年4月4日、ISBN 978-4763131430
  • 「苦しい」が「楽しい」に変わる本 ~ 「つらい」を科学的になくす7つの方法~ あさ出版、2011年10月11日、ISBN 978-4860634858
  • SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術 サンマーク出版、2012年4月2日、ISBN 978-4763132178
  • 毎日90分でメール・ネット・SNSをすべて終わらせる99のシンプルな方法 東洋経済新報社 、2014年11月21日、ISBN 978-4492581049
  • 読んだら忘れない読書術 サンマーク出版、2015年4月10日、ISBN 978-4763134509
  • 覚えない記憶術 サンマーク出版、2016年1月6日、ISBN 978-4763135162
  • 脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法 文響社、2016年12月14日、ISBN 978-4905073734
  • ムダにならない勉強法 サンマーク出版、2017年1月6日、ISBN 978-4763136107
  • 脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術 大和書房、2017年4月13日、ISBN 978-4479795827
  • 絶対にミスをしない人の脳の習慣 SBクリエイティブ、2017年10月11日、ISBN 978-4797393736
  • 学びを結果に変える アウトプット大全 サンクチュアリ出版、2018年8月3日、ISBN 978-4801400559
  • 人生うまくいく人の感情リセット術 (知的生きかた文庫) 三笠書房、2018年12月22日、ISBN 978-4837985716
  • 学び効率が最大化するインプット大全 サンクチュアリ出版、2019年8月3日、ISBN 978-4801400696
  • 精神科医が教える ストレスフリー超大全 ダイヤモンド社、2020年7月2日、ISBN 978-4478107324
  • 父滅の刃~消えた父親はどこへ アニメ・映画の心理分析~ みらいパブリッシング、2020年8月1日、ISBN 978-4434277283

脚注

  1. ^ 樺沢紫苑、‏@kabasawa 2010年5月19日の発言
  2. ^ 樺沢紫苑/札幌の映画少年が「日本一、情報発信する精神科医」になるまで | サンクチュアリ出版 WEBマガジン” (日本語). sanctuarybooks.jp (2018年8月31日). 2020年7月17日閲覧。
  3. ^ 精神科医 樺沢紫苑×Tomyのお悩み相談!「自分は管理職に向いていない」と思っているあなたへ”. ダイヤモンド・オンライン.ダイヤモンド社 (2020年4月12日). 2020年6月19日閲覧。
  4. ^ 『学びを結果に変えるアウトプット大全』著者・樺沢紫苑さんが、失敗ばかりで落ち込む社会人に捧ぐ「仕事力アップの方法」”. はたラボ.パソナキャリア (2019年6月17日). 2020年6月19日閲覧。
  5. ^ 【連載】“ラビジ”のススメ┃「インプット術は時間術!」 精神科医・樺沢紫苑に聞く、脳を上手に使いながら必要な情報だけをインプットする方法”. まいにちdoda.パーソルキャリア (2019年8月10日). 2020年6月19日閲覧。
  6. ^ 「読んだら忘れない読書術」樺沢紫苑氏”. 日刊ゲンダイDIGITAL.日刊ゲンダイ (2015年7月16日). 2020年6月19日閲覧。
  7. ^ 面白いことが書けない…を解決! 前田裕二&樺沢紫苑が教える「アウトプット上手になる5カ条」”. 新R25.サイバーエージェント (2019年12月26日). 2020年6月19日閲覧。
  8. ^ 【精神科医が伝授】たったこれだけ!片付けが苦にならなくなる魔法の言葉”. エキサイトニュース.エキサイト (2019年12月26日). 2020年6月19日閲覧。
  9. ^ 樺沢紫苑先生に「ムダにならない”英語”勉強法」を伺いました”.西澤ロイ (2017年2月21日). 2020年6月19日閲覧。
  10. ^ 「精神医療はデタラメ」論を斬る!【精神科医・樺沢紫苑】 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル 2020/05/28(2020年6月1日閲覧)
  11. ^ メンタル疾患のチャレンジは慎重に!【精神科医・樺沢紫苑】 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル 2020/05/16(2020年6月1日閲覧)
  12. ^ 精神科で診断名が伝えられない理由【精神科医・樺沢紫苑】 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル 2020/04/29(2020年6月1日閲覧)
  13. ^ 「病名を言われない」のは良いことです【精神科医・樺沢紫苑】 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル 2020/04/24 (2020年6月1日閲覧)
  14. ^ 孤独死はいいじゃないか【精神科医・樺沢紫苑】 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル 2019/12/24 (2020年6月1日閲覧)
  15. ^ 精神疾患にならない方法ベスト3【精神科医・樺沢紫苑】 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル 2020/02/25 (2020年6月1日閲覧)
  16. ^ 精神科医は精神安定剤を飲むのか?【精神科医・樺沢紫苑】 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル 2019/12/21 (2020年6月1日閲覧)
  17. ^ 暴れる家族を精神科に行かせたい【精神科医・樺沢紫苑】 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル 2019/12/21 (2020年6月1日閲覧)
  18. ^ 精神科のネット情報の信憑性【精神科医・樺沢紫苑】 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル 2019/12/04 (2020年6月1日閲覧)
  19. ^ 病気を治すのはやめなさい【精神科医・樺沢紫苑】 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル 2019/12/04 (2020年8月9日閲覧)
  20. ^ メンタル疾患の人はカウンセラーになれるか?【精神科医・樺沢紫苑】精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル 2020/08/12 (2020年8月12日閲覧)
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