Shinya Hirosawa
Quick Facts
Biography
廣澤 伸哉(ひろさわ しんや、1999年8月11日 - )は、大分県別府市出身の元プロ野球選手(内野手)。右投右打。
経歴
プロ入り前
小学2年で野球を始めた。
別府市立青山中学校を経て、高校は大分県立大分商業高等学校へ進学。同校では遊撃手として2年秋に九州大会進出したが、2回戦で敗退した。3年夏は大分県大会決勝で明豊に敗れ、3年間を通じて甲子園出場はなかった。
2017年10月26日に行われたドラフト会議では、オリックス・バファローズから7位指名を受け、11月20日に契約金2000万円、年俸480万円(推定)の条件で契約を結んだ。背番号は64。担当スカウトは山口和男。
オリックス時代
2018年は、二軍で60試合に出場し打率.177という成績で、一軍昇格の機会はなかった。
2019年は、二軍で90試合に出場し打率.157、5盗塁という成績で、2年続けて一軍昇格の機会はなかった。
2020年は、練習試合から一軍に帯同し、初めて開幕を一軍で迎えた。6月19日に行われた、東北楽天ゴールデンイーグルスとの開幕戦(京セラドーム大阪)では、9回表に遊撃手として出場し、一軍デビューを果たした。翌20日の同カードでは「8番・遊撃手」でプロ初先発出場すると、同25日の千葉ロッテマリーンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)では、5回表にプロ初安打となる遊撃内野安打を放った。最終的に、この年は主に守備固めとして23試合に出場し、打率.158を記録。オフに、70万円増となる推定年俸550万円で契約を更改した。
2021年は、6月9日に一軍へ昇格したが、出場がないまま翌日に登録抹消。二軍では81試合に出場し、打率.169、0本塁打、15打点、7盗塁という成績で、一軍での出場機会はなかった。11月3日に育成選手への移行を前提とした自由契約が通告された。12月9日に翌年の育成選手契約を締結した。背番号は120。
2022年は、二軍では42試合の出場で打率.121、2打点と結果を残せず、10月4日に戦力外通告を受けた。
オリックス退団後
オリックス退団後は野球塾・ピエンサベースボールアカデミーで常勤コーチを務める。2023年11月21日、東京ドームで開催された高校野球女子選抜対イチロー率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」の試合で、「KOBE CHIBEN」のメンバーに選抜された。ただし、現役引退から日が浅く、イチローからは「本来なら決して試合で使ってはならないレベルの、禁断の助っ人プレイヤー」とされ、実際に試合に出場することはなかった。
選手としての特徴・人物
50m走のタイムは5秒8。打球に合わせるのが上手く、取ってからスローイングが速い内野守備も評価されている。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | オリックス | 23 | 22 | 19 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | .158 | .158 | .158 | .316 |
通算:1年 | 23 | 22 | 19 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | .158 | .158 | .158 | .316 |
- 2022年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 | 球 団 | 二塁 | 三塁 | 遊撃 | |||||||||||||||
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試 合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2020 | オリックス | 5 | 1 | 4 | 0 | 1 | 1.000 | 6 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | 10 | 13 | 17 | 1 | 3 | .968 |
通算 | 5 | 1 | 4 | 0 | 1 | 1.000 | 6 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | 10 | 13 | 17 | 1 | 3 | .968 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 初出場:2020年6月19日、対東北楽天ゴールデンイーグルス1回戦(京セラドーム大阪)、9回表に安達了一に代わり遊撃手として出場
- 初先発出場:2020年6月20日、対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦(京セラドーム大阪)、8番・遊撃手で先発出場
- 初打席:同上、2回裏に松井裕樹から見逃し三振
- 初安打:2020年6月25日、対千葉ロッテマリーンズ3回戦(ZOZOマリンスタジアム)、5回表に岩下大輝から遊撃内野安打
背番号
- 64(2018年 - 2021年)
- 120(2022年)
脚注
- ^ “【オリックス】ドラ7・広沢、入寮で気合「足と守備を見せられたら」”. スポーツ報知. (2017年1月9日). https://hochi.news/articles/20180109-OHT1T50094.html?page=1 2022年11月5日閲覧。
- ^ “県勢はケムナ、田中が3位指名 ドラフト会議2017”. 大分合同新聞 (2017年10月27日). 2018年4月27日閲覧。
- ^ “スター候補生インタビュー 野球 廣澤伸哉&三代大貴(大分商業高校3年)”. OITA SPORTS (2018年1月4日). 2018年4月27日閲覧。
- ^ “明豊、圧倒的強さで頂点 大分商に7-0完勝”. 西日本スポーツ (2017年7月26日). 2018年4月27日閲覧。
- ^ “2017年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手”. オリックス・バファローズ (2017年10月26日). 2018年4月27日閲覧。
- ^ “オリックス7位、大分商・広沢が仮契約「足で貢献」”. 日刊スポーツ. (2017年11月20日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/201711200000630_m.html 2022年11月5日閲覧。
- ^ “【野球】オリックスはなぜ山本由伸をドラフト4位で指名できたのか?”. デイリースポーツ (2020年4月22日). 2022年4月20日閲覧。
- ^ “2018年度 オリックス・バファローズ 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2022年11月5日閲覧。
- ^ “2019年度 オリックス・バファローズ 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2022年11月5日閲覧。
- ^ “オリックス高卒3年目の広沢が「8番・遊撃」でプロ初スタメン”. サンケイスポーツ. (2020年6月20日). https://www.sanspo.com/article/20200620-N24ZUSYPBFL5JN65QXGMJ4TORQ/ 2022年11月5日閲覧。
- ^ “【オリックス】プロ3年目の広沢伸哉が5回にプロ初安打「ホッとしました」”. スポーツ報知. (2020年6月25日). https://hochi.news/articles/20200625-OHT1T50242.html?page=1 2022年11月5日閲覧。
- ^ “オリックス若手5選手が昇給 漆原は780万増の1200万円 来季は守護神宣言”. デイリースポーツ. (2020年12月18日). https://www.daily.co.jp/baseball/2020/12/03/0013911170.shtml 2020年12月18日閲覧。
- ^ “【9日のプロ野球公示】日本ハムが中田翔、五十幡亮汰ら3選手を抹消 楽天は銀次を登録”. ベースボールチャンネル (2021年6月9日). 2022年3月22日閲覧。
- ^ “【10日のプロ野球公示】千葉ロッテが佐々木朗希を登録 巨人は北村拓己を登録、桜井俊貴を抹消”. ベースボールチャンネル (2021年6月10日). 2022年3月22日閲覧。
- ^ “2021年度 オリックス・バファローズ 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2022年1月8日閲覧。
- ^ “オリックスが金田和之、勝俣翔貴、広沢伸哉、岡崎大輔へ戦力外通告”. 日刊スポーツ (2021年11月3日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ “育成選手契約締結のお知らせ”. オリックス・バファローズ公式サイト (2021年12月9日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ “2022年度 オリックス・バファローズ 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2022年11月5日閲覧。
- ^ “オリックス、澤田圭佑や榊原翼ら6選手に戦力外通告 澤田は2018年に48試合登板”. Full-Count (2022年10月4日). 2022年11月5日閲覧。
- ^ Piensa Baseball Academy (2023年1月7日). “新年あけましておめでとうございます”. Facebook. 2023年6月1日閲覧。
- ^ “【公式】高校野球女子選抜 vs イチロー選抜 KOBE CHIBEN”. 読売新聞社. 2023年11月22日閲覧。
- ^ “スカウトが「書かれちゃ困る」と秘匿するドラフトの隠し玉が5人いた”. web Sportiva (2017年10月24日). 2018年4月27日閲覧。
関連項目
- 大分県出身の人物一覧
- オリックス・バファローズの選手一覧