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Japanese economist
Shinichi Ichimura
The basics
Quick Facts
Intro
Japanese economist
A.K.A.
Shin'ichi Ichimura
Places
Work field
Gender
Male
Place of birth
Kyōto Prefecture, Kyoto
Age
99 years
Family
Children:
Hidehiko Ichimura
The details (from wikipedia)
Biography
市村 真一(いちむら しんいち、1925年3月30日 - )は、日本の経済学者。京都大学名誉教授、国際東アジア研究センター名誉顧問。Ph.D.(マサチューセッツ工科大学、1953年)、経済学博士(大阪大学、1961年)。論文の題は「日本経済の構造 」。専門は経済発展論(低開発国問題)、アジア経済学、計量経済学。京都市出身。妻の父は近藤伝八・陸軍大佐。息子は計量経済学者の市村英彦東京大学教授。
人物
- 戦後アメリカで経済学博士号を取得した第一世代の経済学者であり、動学的成長論や日本経済のマクロ分析で業績を上げる。
- 京都大学東南アジア研究センター(現・東南アジア地域研究研究所)設立に参画して、幅広い観点から東南アジア研究と研究基盤の構築をリードして、日本の東南アジア研究の源流を作る。
- 経済学とは、「どうすれば暮しを楽にできるかという問いに答えることである」として、アルフレッド・マーシャルの名言「頭は冷静に、心は温かく」が経済学を学ぶ者の心構えであるとする。
- 保守派の論客であり、産経新聞の「正論」執筆者のメンバーでもある。福田恒存・三島由紀夫・会田雄次・小田村寅二郎などとの共著『“憂国”の論理』(日本教文社、1970年)などの著書もある。また、新しい歴史教科書をつくる会や教科書改善の会の賛同者でもある。
評価
- 原洋之介は、市村が東アジア共同体について、西洋諸国が「ヨーロッパ人」という意識を共有したような意識を東アジア諸国が共有できなければ、アジアの一体化はユートピアでしかなく、アジアの一体化は多くの対立・困難を乗り越えなければならず、数世代の時間がかかる長い道のりであり、そのためには相互理解を深める必要があり、「アジアの多くの国で、偉大な指導者が再登場し、近代化への障害という壁を乗り越えない限り、アジアは新しい世界秩序の中で重要な役割を果たすことはできないであろう」と述べているとして、理想主義的であり現実主義的でもある指摘は、決して忘れてはならない最も基本的な立脚点を提示していると評している。
- 長尾信吾は、アジア経済に対する市村の視覚には、「政治的視点からも経済を視る」「経済学者の分析には、ロゴスとパトスが必要である」という独自点があり、「貧困アジアの研究に身を投じた数量経済学のエキスパートにふさわしい」として、市村の著書を「確かに本書では『政治的視点』も『パトス』も、十分にその役割を果たしているように思われる。ときにパトスの『ほとばしり』を見るとしても」と評している。
略歴
学歴
- 1949年3月:京都大学経済学部卒業
- 1953年6月:マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了
職歴
- 1949年7月:和歌山大学助手兼和歌山経済専門学校助教授
- 1951年8月:和歌山大学経済学部講師
- 1953年12月:和歌山大学経済学部助教授
- 1956年4月:大阪大学経済学部附属社会経済研究室(現・社会経済研究所)助教授
- 1959年5月:ジョンズ・ホプキンス大学大学院経済学部客員講師(1960年3月まで)
- 1963年7月:大阪大学経済学部附属社会経済研究施設(現・社会経済研究所)教授
- 1965年8月:カリフォルニア大学バークレー校大学院経済学部客員教授(1966年6月まで)
- 1966年4月:大阪大学社会経済研究所教授
- 1968年11月:京都大学東南アジア研究センター教授
- 1969年4月:京都大学東南アジア研究センター所長(1979年3月まで)
- 1980年6月:ボン大学(西独)客員教授(12月まで)
- 1985年6月:シンガポール大学経済統計学部客員教授(10月まで)
- 1986年9月:コロンビア大学大学院経営学部客員教授(12月まで、1987年11月より1987年12まで)
- 1988年
- 3月:京都大学定年退官
- 4月:京都大学名誉教授、大阪国際大学副学長
- 1995年7月:国際東アジア研究センター所長(2002年3月まで)
- 2002年4月:国際東アジア研究センター顧問
- 2004年秋、瑞宝中綬章受勲。
学外における役職
- 東アジア経済学会 (EAEA: The East Asian Economic Association) 会長(1994年-2002年)
研究課題
- アジア、太平洋諸国の計量モデル
- 中国の地域間産業連関表の作成
- 日本とアジアの経験に基づく「発展の政治経済学」
著書
単著
- 『試練に立つ経済大国』(日本経済新聞出版社、1970年)
- 『東南アジアの経済発展』<東南アジア研究叢書>(創文社、1975年)
- 『世界のなかの日本経済』(中央公論新社<中公新書>、1978年)
- 『日本企業インアジア-ビジネスマンの見た東南アジア-』(東洋経済新報社<東経選書>、1980年)
- 『現代をどうとらえるか-イデオロギーを超えて-』(講談社現代新書、1982年)
- 『日本経済の進路を索めて』(創文社、1985年)
- 『教育の正常化を願って(増補版)』(創文社、1990年)
- 『日本とアジア発展の政治経済学』<ICSEAD叢書>(長尾信吾訳、創文社、2003年)
- 『激変するアジア情勢と中国及び日本の国家戦略』(國民會館<國民會館叢書>、2004年)
- 『経済学の基礎-経済循環の構造と計測-』(創文社、2005年)
- 『日本の教育をまもるもの-続・教育の正常化を願って-』(創文社、2005年)
- 『皇室典範を改正しなければ、宮家が無くなる』(藤原書店、2012年)
編著
- 『現代人のための名著』(会田雄次・永井陽之助・宇野精一との編著、講談社現代新書、1968年)
- 『日本経済の計量分析-リーディングス-』(建元正弘との編著、東洋経済新報社、1970年)
- 『共産圏諸国の政治経済の動向』(猪木正道との編著、創文社、1974年)
- 『アジアに根づく日本的経営』(東洋経済新報社、1988年)
- 『ゼミナール・現代日本の政治経済』((高坂正堯との編著、PHP研究所、1988年)
- 『中国から見た日本的経営』(東洋経済新報社、1998年)
- 『中国経済の地域間産業連関分析』<ICSEAD叢書>(王慧烔との編著、創文社、2004年)
- 『中国の計量経済学モデル』<ICSEAD叢書>(ロウレンス.ロバート.クラインとの編著、創文社、2006年)
- (co-edited with Roy Bahl) Decentralization Politics in Asian Development (London: World Scientific, 2009)
- 『日本経済のマクロ計量分析』(ロウレンス.ロバート.クラインとの編著、日本経済新聞出版社、2011年)
共著
- (岡崎久彦・蔡焜燦・遠藤浩一・藍川由美・福田逸・高島俊男・桶谷秀昭・稲田朋美・鷲尾英一郎・小堀桂一郎・笹原宏之・松本徹・市村真一・早川聞多・土田龍太郎)『今昔秀歌百撰』(特定非営利活動法人文字文化協會 2012年)
訳書
- アレクサンダー.エクスタイン他編『中国の経済発展』<東南アジア研究叢書>(市村真一監訳、創文社、1979年)
関連項目
- 京都大学の人物一覧
- 大阪大学の人物一覧
脚注
参考文献
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