Seiya Fukasawa
Quick Facts
Biography
欧勝海 成矢(おうしょううみ せいや、2001年5月12日 - )は、石川県河北郡津幡町出身で、鳴戸部屋所属の現役大相撲力士。本名は深沢 成矢(ふかさわ せいや) 。身長182.8cm、体重131.0kg、血液型はA型。最高位は西幕下7枚目(2021年11月場所)。
来歴
入門前
実家は上矢田温泉「やたの湯」。兄の影響で相撲を始めて、小学校1年次から津幡町少年相撲教室に通った。小学校6年次にわんぱく相撲ベスト16、津幡町立津幡南中学校3年次に全国都道府県中学生相撲選手権大会団体優勝、全国中学校相撲選手権大会団体準優勝の実績を残している。中学校卒業後は、少年相撲教室の1年先輩の大の里の誘いで新潟県立海洋高等学校に進学し、3年次に選抜高校相撲十和田大会で団体準優勝などの実績を残した。高校卒業後は大学進学も選択肢に入る中で、大相撲の15代鳴戸(元大関・琴欧洲)の勧誘を中学生時代から受けていたため、鳴戸部屋へ入門することになった。
入門後
2020年3月場所で初土俵。同年11月場所では、同部屋の欧鈴木と優勝決定戦を戦い、寄り切りで勝って序二段優勝を決めた。その後三段目も1場所で通過し、2021年3月場所で幕下に昇進した。幕下2場所目の同年5月場所は左足首の負傷で途中休場し、初土俵以来初の負け越しとなった。休場明けの翌7月場所から四股名を「欧勝海」に改名した。師匠の現役時代の四股名から「欧」と「勝」を入れ、海が好きなことに因んで「海」を入れたものである。改名場所からは2場所続けて勝ち越していたが、自己最高位を更新して臨んだ同年11月場所は1番目の相撲で左肩の靭帯を部分断裂して2番目から休場となり、5番目と6番目の相撲は再出場して取ったが7番目の相撲は再度休場となった。翌2022年1月場所も2番相撲から途中休場となり、その後は完治を目指して手術を受けたため2場所連続で全休。西序二段6枚目まで番付を下げた同年7月場所で復帰し、この場所は無傷の4連勝で勝ち越したが、鳴戸部屋関係者の新型コロナウイルス感染判明に伴って5番相撲から休場となった。三段目に復帰した9月場所は三段目優勝を決めた。
人物・エピソード
- 新潟海洋高校在学中は相撲部の活動資金集めのため、同級生の麒麟龍らと共にご当地シーフードカレーを開発した。同高校元教員の経営する会社によって販売されており、自身を含む3人の部員がカレーライスを頬張る写真がパッケージに印刷されている。
主な成績
2023年7月場所終了現在
通算成績
- 通算成績:77勝28敗28休(20場所)
各段優勝
- 三段目優勝:1回(2022年9月場所)
- 序二段優勝:1回(2020年11月場所)
場所別成績
一月場所 初場所(東京) | 三月場所 春場所(大阪) | 五月場所 夏場所(東京) | 七月場所 名古屋場所(愛知) | 九月場所 秋場所(東京) | 十一月場所 九州場所(福岡) | |
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2020年 (令和2年) | x | (前相撲) | 感染症拡大 により中止 | 西序ノ口15枚目 5–2 | 東序二段79枚目 6–1 | 西序二段6枚目 優勝 7–0 |
2021年 (令和3年) | 東三段目15枚目 5–2 | 東幕下53枚目 5–2 | 西幕下33枚目 2–2–3 | 東幕下52枚目 6–1 | 東幕下23枚目 6–1 | 西幕下7枚目 2–2–3 |
2022年 (令和4年) | 東幕下21枚目 0–2–5 | 西幕下56枚目 休場 0–0–7 | 東三段目36枚目 休場 0–0–7 | 西序二段6枚目 4–0–3 | 東三段目73枚目 優勝 7–0 | 東幕下54枚目 4–3 |
2023年 (令和5年) | 西幕下45枚目 5–2 | 西幕下29枚目 5–2 | 東幕下22枚目 4–3 | 西幕下16枚目 4–3 | 西幕下11枚目 – | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴
- 深沢 成矢(ふかさわ せいや)2020年3月場所
- 欧深沢 成矢(おうふかさわ -)2020年7月場所 - 2021年5月場所
- 欧勝海 成矢(おうしょううみ -)2021年7月場所 -
脚注
注釈
- ^ 2019新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した可能性があるため5番相撲から休場
出典
- ^ 「春場所全新弟子名鑑」『相撲』2020年4月号、ベースボール・マガジン社、107頁。
- ^ 「十両以下各段優勝力士喜び詳報」『相撲』2020年12月号、ベースボール・マガジン社、69頁。
- ^ 「欧深沢が序二段優勝「複雑さ半分」同部屋決戦制す」『日刊スポーツ』、2020年11月22日。2021年5月2日閲覧。
- ^ 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2021年9月号、ベースボール・マガジン社、83頁。
- ^ 「【名古屋場所新番付】元小結の常幸龍、千代鳳らが十両から幕下に陥落」『日刊スポーツ』、2021年6月21日。2021年6月21日閲覧。
- ^ 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2022年9月号、ベースボール・マガジン社、83頁。
- ^ 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2021年9月号、ベースボール・マガジン社、83頁。
- ^ 「新十両欧勝馬がコロナ感染 鳴戸部屋勢9日目から休場/名古屋場所」『サンスポ』、2022年7月17日。2022年9月4日閲覧。
- ^ 「「ごっつぁんカレー」開発秘話、海洋高校相撲部が復活をかけて発売」『ダイヤモンド・オンライン』、2020年7月6日。2021年9月20日閲覧。
関連項目
- 大相撲力士一覧