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Biography

松野 良一(まつの りょういち、1956年 - )は、日本のメディア研究者、ジャーナリスト。専門は、メディア論、ジャーナリズム論。中央大学教授。2013年11月から中央大学総合政策学部 学部長。

メディア・リテラシー、パブリック・アクセス、地域メディア、映像制作と能力開発の研究で知られる。

経歴

九州大学教育学部卒業。社会心理学、教育心理学を専攻。 グループダイナミクスの三隅二不二教授、狩野素朗教授、催眠・動作法の成瀬悟策教授から学ぶ。 朝日新聞記者、TBS報道局ディレクター・プロデューサーを務める。朝日新聞社会部記者時代には、巣鴨子供置き去り事件、中国残留孤児問題、フィリピン臓器売買事件、昭和天皇病状報道、日本航空123便墜落事故不起訴事件、リクルート事件、国際航業株価操作事件、住友銀行不正融資事件、巨額脱税事件などを担当している。TBSディレクター時代には、「報道特集」「ニュースの森」などを担当し、新生党選挙資金疑惑報道で日本ジャーナリスト会議奨励賞、クリントン対筑紫哲也対談のWeb同時配信で日本インターネットアワード企画賞などを受賞している。勤務しながら、1998年に修士号(筑波大学)、2003年に博士号(中央大学)を取得。1996年から1997年にハーバード大学客員研究員(Harvard Medical School, Center for Bioethics、フルブライト留学)。 2003年から中央大学総合政策学部助教授、2005年から教授。 2011年11月から中央大学大学院総合政策研究科委員長、2013年11月から総合政策学部長を務める。 - 早稲田塾

松野ゼミはこれまで、グッドデザイン賞、ポッドキャスティングアワード最優秀賞、「地方の時代」映像祭優秀賞、飛騨高山ドキュメンタリー映画祭大賞、「開発教育/国際理解教育コンクール」外務大臣賞、東京ビデオフェスティバル「筑紫哲也賞」など、多数の受賞実績を持つ。毎年、多くのゼミ生がマスコミ業界に就職している。

著書

  • 市民メディア論―デジタル時代のパラダイムシフト(ナカニシヤ出版 2005年)
  • 総合的な学習の時間のための映像制作マニュアル―メディア・リテラシーとメディア・アクセスの視点(田研出版 2002年)

編著

  • 「沖縄の記憶をつなぐ」、中央評論特集(中央大学出版部 2016年)
  • 戦争の記憶をつなぐ-十三の物語(中央大学出版部 2016年)
  • 台湾二二八事件と中央大学卒業生、中央評論特集(中央大学出版部 2014年)
  • 証言で学ぶ「沖縄問題」 観光しか知らない学生のために(中央大学出版部 2014年)
  • 映像制作で人間力を育てる―メディアリテラシーをこえて(田研出版 2013年)
  • デジタル時代の人間行動(中央大学出版部 2011年)
  • 大韓航空機007便撃墜事件、中央評論特集(中央大学出版部 2011年)
  • 戦争を生きた先輩たち―平和を生きる大学生が取材し、学んだこと〈1〉(中央大学出版部 2009年)
  • 戦争を生きた先輩たち―平和を生きる大学生が取材し、学んだこと〈2〉(中央大学出版部 2010年)
  • 学生のための人生羅針盤ーどう学び、どう働くのか(大巧社 2009年)
  • 市民メディア活動―現場からの報告(中央大学出版部 2005年)
  • できごとろじ-IN つくば博(新潮社 1986年)

訳書

  • パブリック・アクセス・テレビ―米国の電子演説台(中央大学出版部 2009年)
  • 医療事故(ナカニシヤ出版 1998年)

共著

  • 新聞学院『学報』【復刻版】全4巻・別冊1 1932年5月〜1942年10月(不二出版 2015年)解説
  • 情報社会のソーシャルデザイン(第8章「微博」と社会問題の可視化-中国のコミュニケーション変容、NTT出版 2014年)
  • シリーズ生命倫理学「脳死・移植医療」(第11章臓器配分、丸善出版、2012年)
  • 組織不正の心理学(慶應義塾大学出版会 2007年)
  • ネットワーク社会経済論(紀伊国屋書店 2005年)
  • 情報メディア論(八千代出版 2000年)
  • 危機を生きる-命の発達心理学(ナカニシヤ出版 2001年)
  • 人間関係事例ノート「心のネットワークを求めて」(ナカニシヤ出版 1995年)
  • 要説現代心理学-人間・社会・文化(ナカニシヤ出版 1992年)
  • 『ドキュメント「リクルート報道」』(朝日新聞社 1989年)
  • 『追跡 湾岸開発』(朝日新聞社 1987年)
  • 『こんなものいらない事典』(朝日新聞社 1987年)
  • アイデンティティの心理学(ナカニシヤ出版 1981年)

脚注

外部リンク

  • [松野良一研究室]][1]
  • [多摩探検隊]][2]
  • [子ども放送局]][3]
  • [広報会議2014年9月号]][4]
The contents of this page are sourced from Wikipedia article. The contents are available under the CC BY-SA 4.0 license.
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