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Nobutsuna Saigō
The basics
Quick Facts
Places
Gender
Male
Star sign
Age
92 years
Education
University of Tokyo
Awards
Prix Kadokawa Kenshiro
(1990)
Person of Cultural Merit
(1995)
The details (from wikipedia)
Biography
西郷 信綱(さいごう のぶつな、1916年1月3日 - 2008年9月25日)は、日本文学者。横浜市立大学名誉教授。上代文学・古代文学専攻。
来歴・人物
大分県生まれ。東京帝国大学英文科に進学したが、斎藤茂吉の短歌に傾倒して国文科に転じ、1939年3月卒業。丸山静とともに「アララギ」派の短歌に傾倒する。戦後、鎌倉アカデミアの創設に参加し教授、その後横浜市立大学教授を長く務め、定年後法政大学教授、この間ロンドン大学教授も務めた。
最初の著作『貴族文学としての万葉集』では、防人歌、東歌(あずまうた)など庶民の歌とされていたものが、貴族歌人の仮託でしかないと論じた。その後国文学の世界ではある程度受け入れられているが、国語教育の世界では今なお浸透していない。
日本文学協会に所属し、歴史社会学派の立場で研究を多数発表した。
1990年、『古事記注釈』で角川源義賞受賞。1995年、文化功労者。
「九条科学者の会」呼びかけ人を務めていた。
2008年9月25日午後10時35分、急性心不全にて川崎市内の病院で逝去。92歳没
著書
- 「貴族文学としての万葉集」 丹波書林、1946
- 「続日本古典読本1 古事記」 日本評論社、1947
- 「国学の批判」 青山書院、1948
- 「日本古代文学 古代の超克」 中央公論社、1948
- 「日本古代文学史」 岩波書店、1951、岩波全書 1961、岩波同時代ライブラリー 1996、岩波現代文庫 2005
- 「日本文学史」 国民図書刊行会、1952
- 「日本文学の古典」 永積安明・広末保との共著、岩波新書、1954、第2版1966
- 「日本文学の方法」 未來社、1955
- 「万葉私記 第1・2部」 東京大学出版会、1958-1959
- 「詩の発生 文学における原始・古代の意味」 未來社、1960
- 「古事記の世界」 岩波新書、1967、度々復刊
- 「古代人と夢」 平凡社、1972、平凡社ライブラリー、1993
- 「古事記研究」 未來社 1973、新版2002
- 「古事記注釈」 平凡社(全4巻) 1975-1989、ちくま学芸文庫(全8巻) 2005-2006
- 「梁塵秘抄」 筑摩書房「日本詩人選」、1976、ちくま文庫 1990、ちくま学芸文庫 2004、講談社学術文庫 2017
- 「神話と国家 古代論集」 平凡社選書、1977
- 「古典の影 批評と学問の切点」 未來社、1979、平凡社ライブラリー 1995
- 「源氏物語を読むために」 平凡社、1983、朝日文庫 1992、平凡社ライブラリー 2005
- 「古代の声 うた・踊り・市・ことば・神話」 朝日新聞社、1985、朝日選書 1995
- 「壬申紀を読む 歴史と文化と言語」 平凡社選書、1993
- 「古代人と死 大地・葬り・魂・王権」 平凡社選書、1999、平凡社ライブラリー 2008
- 「国引き考 出雲国風土記」 <リキエスタ>の会、2001
- 「斎藤茂吉」 朝日新聞社、2002
- 「日本の古代語を探る」 集英社新書、2005
- 「西郷信綱著作集」(全9巻) 平凡社、2010-2013
- 「1・2・3 記紀神話・古代研究」
- 「4・5 詩論と詩学」
- 「6・7・8 文学史と文学理論」
- 「9 初期論考・雑纂 総索引」
脚注
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