Naoto Uebayashi
Quick Facts
Biography
上林 巨人(うえばやし なおと、1987年1月2日 - )は、日本の男性プロボクサー。竹原慎二&畑山隆則のボクサ・フィットネス・ジム所属。階級はスーパーバンタム級。広島県江田島市出身。
人物
- 名前は母親が熱狂的な巨人ファンだったことに由来。
来歴
アマチュア時代
兄の影響でボクシングを始め、広陵高校で高校三冠を獲得。カザフスタンで行われたジュニア国際大会で金メダルを獲得。
日本大学進学後も、晴れの国おかやま国体バンタム級で大学の1年先輩向井寛史を破り優勝。2年次には全日本選手権バンタム級優勝。
3年次には世界選手権出場も1回戦で敗退、連覇がかかった全日本選手権も小國以載(芦屋大)に敗れ、北京オリンピック予選代表もライバルの萬田竜也(東農大)に奪われた。
2008年のチャレンジ!おおいた国体ではフェザー級で優勝するが、全日本選手権では同郷かつ後にプロで同僚となる丸亀光(法大)に決勝で敗れ準優勝。
2009年の全日本選手権で成松大介(東農大)に敗れて引退し、日大のコーチを務めた。後に日出学園のコーチに就任していた。
プロ時代
1学年上の村田諒太(東洋大職員)の世界選手権銀メダル獲得などに刺激され、2012年2月に退職してプロ入りを決断。地元・広島の知人から同郷の竹原慎二会長を紹介され竹原&畑山ボクサ・フィットネス・ジムに入門。
2012年7月26日、日本ランカーの中嶋孝文(ドリーム)相手にB級プロテストを受験。翌日合格。
2012年11月19日、小泉良太(北澤)戦でプロデビュー、2回に右ストレートが決まり相手セコンドがタオルを投げ入れるTKO勝利。
2013年3月12日、イムロン・ルークロンタン( タイ)相手にプロ2戦目を行い、ダウンを奪って5回TKO勝利。
2013年5月31日、B級グランプリ準決勝として林涼樹(三谷大和スポーツ)と対戦、3-0の判定勝ちで3戦連続KOはならなかった。
2013年8月7日、B級グランプリ決勝として久我勇作(ワタナベ)と対戦、3回にプロ初のダウンを奪われ、0-1の判定で引き分け、優勢点で準優勝となった。
2013年11月18日、初の8回戦として東洋太平洋バンタム級12位のマーク・ジョン・ヤップ( フィリピン)と対戦、3-0の判定勝利。
2014年4月21日、アニス・セウフィン( インドネシア)と対戦し、41戦のキャリアを持つ相手に一方的な展開、5回に連打を見舞ったところでレフェリーストップTKO、1年1ヶ月ぶりのKO勝利を飾った。
戦績
- アマチュアボクシング:102戦 88勝 (47KO/RSC) 14敗
- プロボクシング:8戦 7勝 (4KO) 無敗 1分
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2012年11月19日 | 勝利 | 2R 2:39 | TKO | 小泉良太 (北澤) | 日本 | プロデビュー戦 |
2 | 2013年3月12日 | 勝利 | 5R 1:17 | TKO | イムロン・ルークロンタン | タイ | |
3 | 2013年5月31日 | 勝利 | 5R | 判定3-0 | 林涼樹 (三谷大和スポーツ) | 日本 | B級グランプリ準決勝 |
4 | 2013年8月25日 | 引分 | 5R | 判定0-1 | 久我勇作 (ワタナベ) | 日本 | B級グランプリ決勝 |
5 | 2013年11月18日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | マーク・ジョン・ヤップ | フィリピン | |
6 | 2014年4月21日 | 勝利 | 5R 1:04 | TKO | アニス・セウフィン | インドネシア | |
7 | 2014年8月13日 | 勝利 | 2R 1:40 | KO | シンノイ・シンマナサク | タイ | |
8 | 2014年12月15日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | オスカル・ブランケット | メキシコ | |
テンプレート |
獲得タイトル
- アマチュア
- 第60回国民体育大会成年の部バンタム級優勝
- 第76回全日本アマチュアボクシング選手権大会バンタム級優勝
- 第63回国民体育大会成年の部フェザー級優勝
受賞歴
- プロ・アマチュア年間表彰
- 2004年度アマチュア新鋭賞
- 2006年度アマチュア敢闘賞
脚注
- ^ “竹原2世!上林巨人がプロテストを受験”. nikkansports.com. (2012年7月27日). http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20120727-990047.html
- ^ “所属選手”.竹原慎二&畑山隆則のボクサ・フィットネスジム. 2013年11月2日閲覧。
- ^ せりしゅんやオフィシャルブログ「せりしゅんや的アマボク通信」より(2013-11-02閲覧)
- ^ せりしゅんやオフィシャルブログ「せりしゅんや的アマボク通信」より(2013-11-02閲覧)
- ^ “三冠 世界王者も倒す”.中国新聞社. 2013年11月2日閲覧。
- ^ “第60回岡山国体”. ボクシングJP. (2005年10月27日). http://www.boxing.jp/cgi/siai_kekka/siai_kekka.cgi?mode=view&no=393
- ^ せりしゅんやオフィシャルブログ「せりしゅんや的アマボク通信」より(2013-11-02閲覧)
- ^ “元アマ全日本王者丸亀 7.29プロデビュー”. Boxing News. (2013年6月6日). http://boxingnews.jp/news/522/
- ^ 日出高校 ボクシング部. “上林巨人(元日出ボクシング部コーチ)のプロ初試合について(ご紹介)”. 2014年1月5日閲覧。
- ^ “アマ6冠の超大物・上林がB級合格”. nikkansports.com. (2012年7月28日). http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20120728-990630.html
- ^ “上林2回TKO白星デビュー/ボクシング”. nikkansports.com. (2012年11月20日). http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20121120-1049340.html
- ^ “藤岡がメキシカンをKO 女子フライ級”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2013年3月12日). http://boxingnewsboxon.blogspot.jp/2013/03/blog-post_4562.html
- ^ “上林プロ3連勝にも笑顔なし/ボクシング”. nikkansports.com. (2013年5月31日). http://www.nikkansports.com/battle/news/f-bt-tp0-20130531-1136002.html
- ^ “5.31B級グランプリ準決勝 上林が3連勝”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2013年5月31日). http://boxingnewsboxon.blogspot.jp/2013/05/531.html
- ^ “喜久里、久我らが優勝 B級グランプリ決勝”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2013年8月7日). http://boxingnewsboxon.blogspot.jp/2013/08/b.html
- ^ “上林がヤップに勝利、丸亀も連勝”. Boxing News. (2013年11月18日). http://boxingnews.jp/news/8335/
- ^ “4.21後楽園ホール結果”. Boxing News. (2013年11月18日). http://boxingnews.jp/news/13235/
関連項目
- 男子ボクサー一覧
- アマチュアボクシング日本王者一覧
- 広島県出身の人物一覧