peoplepill id: naibu-kanda
NK
Japan
1 views today
1 views this week
Naibu Kanda
Japanese linguist

Naibu Kanda

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese linguist
Places
Gender
Male
Place of birth
Tsukiji, Japan
Age
66 years
Family
The details (from wikipedia)

Biography

神田 乃武(かんだ ないぶ、1857年3月22日(安政4年2月27日) - 1923年(大正12年)12月30日)は、明治時代から大正時代にかけての日本の教育者、英学者。男爵。

経歴

能楽師・松井永世の次男として江戸に生まれる。幼名は松井信次郎。神田孝平の養子となる。明治4年(1871年)、公使・森有礼に従って渡米、アマースト大学を卒業し、明治12年(1879年)に帰国。大学予備門において英語を教え、明治19年(1886年)より帝国大学文科大学(現・東京大学文学部)教授となり、ラテン語を教える。明治26年(1893年)、東京高等師範学校教授に転任。明治35年(1902年)、学習院教授となり、一時東京外国語学校校長を兼任。

大正元年(1912年)、東京高等商業学校(のちの東京商科大学、現在の一橋大学)教授を本務として英語教育に力を尽くし、その編纂する中学校英語教科書は広く使われた。欧州留学中には、石川巌・石川文吾・瀧本美夫・津村秀松・福田徳三・志田鉀太郎・関一とともにベルリンにおいて「商業大学の必要」を建議し、東京高商の大学昇格運動を開始。

また、明治22年(1889年)、外山正一・元良勇次郎と共に、芝に正則予備校(現在の正則高等学校)を設立。日本キリスト教青年会(YMCA)の創立に協力、ローマ字運動を起こし、速記術を広めるなど功績は多岐にわたる。養父の死去により、明治31年(1898年)7月19日、男爵を襲爵。明治43年(1910年)、貴族院議員。のち東京商科大学名誉教授。

アメリカ学者の高木八尺は実子、言語学・聖書学者の神田盾夫は四男。大山捨松、津田梅子との交流があった。

栄典・授章・授賞

位階
  • 1902年(明治35年)10月31日 - 正五位
  • 1907年(明治40年)11月11日 - 従四位
  • 1913年(大正2年)1月30日 - 正四位
  • 1916年(大正5年)1月31日 - 従三位
  • 1923年(大正12年)12月30日 - 正三位
勲章等
  • 1898年(明治31年)12月28日 - 勲五等瑞宝章
  • 1916年(大正5年)4月1日 - 旭日重光章
  • 1923年(大正12年)12月30日 - 勲一等瑞宝章

著作

訳書
辞書
  • 『和英袖珍 新字彙』 (A pocket Japanese-English dictionary) イーストレーキ共著、三省堂書店、1891年5月
  • 新訳 英和辞典』 横井時敬ほか共編、三省堂書店、1902年6月
  • 英和双解 熟語大辞典』 (A dictionary of English phrases) 南日恒太郎共編、有朋堂書店、1909年12月
    • 『英和双解 熟語大辞典』 南日恒太郎共編、ゆまに書房〈近代英学特殊辞書集成〉、1998年10月、ISBN 4897145686
  • 『模範英和辞典』 (Sanseido's English-Japanese dictionary) 樫田亀一郎ほか共編、三省堂書店、1911年4月
    • 『模範新英和大辞典』 (The new standard English-Japanese dictionary) 横井時敬ほか共編、三省堂、1919年3月
  • 袖珍 英和辞典』 (Sanseido's vest-pocket English-Japanese dictionary) 金沢久共編、三省堂、1917年11月 / 1920年9月改訂版
    • 『袖珍コンサイス英和辞典 万国音標文字附』 (Sanseido's concise English-Japanese dictionary) 金沢久共編、三省堂、1922年8月 / 2001年4月復刻版、ISBN 4385101043
  • 『袖珍 和英辞典』 (Sanseido's vest-pocket Japanese-English dictionary) 石川林四郎共編、三省堂、1919年10月
教科書
  • English grammar for middle schools. 三省堂書店、1899年
    • 前掲 『英語教育史資料 第3巻 英語教科書の変遷』 -
  • How to translate Japanese into English (和文英訳教科書). 三省堂書店、1899年4月
    • 前掲 『英語教育史資料 第3巻 英語教科書の変遷』 -
  • Kanda's new series of English readers. 三省堂書店、1899年4月-1900年11月
  • Intermediate English grammar (中文典). 三省堂書店、1899年11月
  • Higher English grammar (大文典). 三省堂書店、1900年2月
  • English grammar for beginners (小文典). 三省堂書店、1900年2月
  • Kanda's English readers for primary schools (小学英語読本). 三省堂書店、1900年12月
  • Kanda's new scientific copy books (英習字). ガントレット共著、三省堂書店、1901年1月
  • Kanda's supplementary reader. 三省堂書店、1901年3月
  • A text-book of English commercial composition (英語商業作文教科書). 花輪虎太郎共著、啓成社、1903年10月
  • First book of English composition (英作文第一). 三省堂書店、1905年11月
  • Kanda's new English readers : fourth year cource (四年用中学英語読本). 三省堂書店、1906年12月
    • Kanda's new English readers : fifth year cource (五年用中学英語読本). 三省堂書店、1906年12月
  • Kanda's English grammar : middle school course (神田英文典). 三省堂書店、1909年11月
  • Kanda's standard readers (模範英語読本). 三省堂書店、1911年11月
    • Kanda's new standard readers (改訂模範英語読本). 三省堂、1916年10月
  • Modern English readers for middle and commercial schools (近世英語読本). 三省堂書店、1911年12月
  • Kanda's spoken English for beginners. 三省堂書店、1914年12月
  • Kanda's crown readers. 三省堂、1916年10月 / 大空社〈英語教科書名著選集〉、1993年1月復刻、ISBN 4872362373 4872362373
    • New crown readers. 三省堂、1922年10月
    • 前掲 『英語教育史資料 第3巻 英語教科書の変遷』 -
  • Girls' crown readers. 三省堂、1917年10月
    • Girls' new crown readers. 長岡拡校訂、三省堂、1924年10月
  • A senior English grammar. 長岡拡共編、三省堂、1917年10月
  • A junior English grammar. 長岡拡共編、三省堂、1917年10月
  • A modern English composition. 長岡拡共編、三省堂、1917年10月
  • Kanda's crown English composition. 三省堂、1920年10月
    • New crown English composition. 三省堂、1922年
  • The king's crown English composition. 長岡拡校訂、三省堂、1926年
  • The king's crown readers. 長岡拡校訂、三省堂、1926年8月
    • The new king's crown readers. 三省堂編輯所校訂、三省堂、1930年9月 / 2001年4月復刻、ISBN 4385360316
  • The queen's crown readers. 長岡拡校訂、三省堂、1927年9月
    • The new queen's crown readers. 三省堂編輯所校訂、三省堂、1930年9月

脚注

  1. ^ 『官報』第4516号、明治31年7月20日。
  2. ^ 『官報』第5800号「叙任及辞令」1902年11月1日。
  3. ^ 『官報』第7313号「叙任及辞令」1907年11月12日。
  4. ^ 『官報』第150号「叙任及辞令」1913年1月31日。
  5. ^ 『官報』第1048号「叙任及辞令」1916年2月1日。
  6. ^ 『官報』第3411号「叙任及辞令」1924年1月9日。
  7. ^ 『官報』第4651号「叙任及辞令」1899年1月4日。
  8. ^ 『官報』第1218号「叙任及辞令」1916年8月21日。
  9. ^ 『官報』第3410号「叙任及辞令」1924年1月08日。

関連文献

  • 従三位勲二等男爵神田乃武叙勲ノ件」(国立公文書館所蔵 「叙勲裁可書・大正十二年・叙勲巻四」)
  • 『英語青年』第50巻第11号(神田乃武男追悼号)、1924年3月 / 第50巻第12号(Baron Kanda Number)、1924年3月
  • 『一橋会報 故神田乃武先生追悼号』 東京商科大学一橋会、1924年7月
  • 前掲 『MEMORIALS OF NAIBU KANDA : 神田乃武先生追憶及遺稿』
  • 小沢明子 「神田乃武」(昭和女子大学近代文学研究室著 『近代文学研究叢書 第二十三巻』 昭和女子大学、1965年8月)
  • 唐沢富太郎 「神田乃武 : わが国英文典の教育と教授法に貢献」(唐沢富太郎編著 『図説 教育人物事典 : 日本教育史のなかの教育者群像 中巻』 ぎょうせい、1984年4月)
  • 「神田長武(男爵)」(霞会館華族家系大成編輯委員会編纂 『平成新修 旧華族家系大成 上巻』 霞会館、1996年9月、ISBN 4642036709)
  • 小田三千子 「神田乃武 : その生涯と異文化の受容のことなど」(『東北学院大学キリスト教文化研究所紀要』第27号、2009年5月、NAID 40016693469
  • 大場高志 「神田乃武文庫について」(『一橋大学附属図書館研究開発室年報』第2号、2014年4月、NAID 120005440297
The contents of this page are sourced from Wikipedia article. The contents are available under the CC BY-SA 4.0 license.
Lists
Naibu Kanda is in following lists
comments so far.
Comments
From our partners
Sponsored
Credits
References and sources
Naibu Kanda
arrow-left arrow-right instagram whatsapp myspace quora soundcloud spotify tumblr vk website youtube pandora tunein iheart itunes