N-buna
Quick Facts
Biography
n-buna(ナブナ)は、日本の作曲家、編曲家、男性ミュージシャン。VOCALOIDを使用して楽曲を制作する「ボカロP」であり、ロックバンド・ヨルシカのギタリスト兼コンポーザー。所属レコードレーベルはU&R records。
経歴
岐阜県出身。中学校2年生のときにエレキギターを購入し、音楽活動を始める。その後、母親からノートパソコンをもらい、デスクトップミュージックを始める。
2012年、ニコニコ動画に「アリストラスト」を投稿し、ボーカロイドプロデューサーとしての活動を始める。その後、2013年に投稿した「透明エレジー」で、ニコニコ動画のVOCALOIDカテゴリのデイリー総合ランキングで自身初の1位になる。
2014年4月26日、同人アルバム『カーテンコールが止む前に』を発売する。
2015年7月22日、初の全国流通アルバム『花と水飴、最終電車』を発売する。
2016年7月6日、2枚目の全国流通アルバム『月を歩いている』を発売する。8月14日、『月を歩いている』の購入者を抽選で招待するという形で、初のワンマンライブを開催する。
2017年6月28日、n-bunaがコンポーザーを担当するバンドである「ヨルシカ」のファーストミニアルバム『夏草が邪魔をする』が発売される。
2017年7月9日、新宿ブレイズにてヨルシカの1stライブを開催する。
2018年5月9日にヨルシカのセカンドミニアルバム『負け犬にアンコールはいらない』を発売。またその後も、2019年4月10日にファーストフルアルバム『だから僕は音楽を辞めた』を発売、2019年8月24日にセカンドフルアルバム『エルマ』を発売。
音楽性
情景描写と心理描写を重ねた情緒的な歌詞と、ギター・サウンドを中心とした印象的なメロディが特徴。音楽ライターの風間大洋は、n-bunaの楽曲について「いわゆる“ボカロ的”な変拍子や転調の使い方と、オーソドックスなPOPやロックのサウンドが違和感なく合わさっている」と述べ、n-bunaのことを、ネット音楽とそれ以外の音楽を分け隔てなく扱う「新世代」のボーカロイドプロデューサーと評している。
楽曲を制作する際は、情景を思い浮かべてから制作に取り掛かる。情景の中でも、とりわけ地元である岐阜県の情景に影響を受けている。
ディスコグラフィ
アルバム
枚 | 発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|---|
2014年4月26日 | カーテンコールが止む前に | DUED-1004 | |
1st | 2015年7月22日 | 花と水飴、最終電車 | DGUR-10005 |
2nd | 2016年7月6日 | 月を歩いている | DUED-1174(初回限定盤) DUED-1175(通常盤) |
配信限定シングル
発売日 | タイトル |
---|---|
2015年2月23日 | 劇場愛歌 |
2015年7月8日 | アイラ |
2017年8月30日 | ボロボロだ |
2018年3月9日 | ヨヒラ |
2019年5月10日 | Silence / n-buna feat. Sarah Furukawa |
参加作品
発売日 | タイトル |
---|---|
2013年09月27日 | VOCALOID Professional 2013 feat.初音ミク |
2013年11月13日 | ボカ☆フレ!2 -VOCALOID FRESHMEN2- |
2014年05月21日 | V LOVE 25 ~Imagination~ |
2015年03月04日 | EXIT TUNES PRESENTS VOCALOFANTASY feat.初音ミク |
2015年03月04日 | #IVPB ~イケメンボイスパラダイスベスト~ |
2015年09月30日 | Neru『マイネームイズラヴソング<初回限定盤>』 |
2016年09月21日 | EXIT TUNES PRESENTS Vocalocreation feat.初音ミク |
2017年08月30日 | HATSUNE MIKU 10th Anniversary Album 「Re:Start」 |
楽曲提供
- 三月のパンタシア
- 「青に水底」(作詞・作曲担当)
- 「花に夕景」(作詞・作曲・編曲担当)
- 「青春なんていらないわ」(作詞・作曲・編曲担当)
- 「街路、ライトの灯りだけ」(作詞・作曲・編曲担当)
- 相川千穂(茅野愛衣)
- 「春過ぎ」(作詞・作曲担当)
- 上野優華
- 「君じゃない誰かと」(作曲担当)
- 井上苑子
- 「ファンタジック」(作詞・作曲担当。作詞は井上苑子との共作)
- つばきファクトリー
- 「可能性のコンチェルト」(作曲担当)
- さユり
- 「ケーキを焼く」(編曲担当)
- 上白石萌音
- 「永遠はきらい」(作曲・編曲担当)
タイアップ
楽曲 | タイアップ |
---|---|
花降らし | ABCラジオ『ナデシコですから』テーマソング |
ワンマンライブ
名前 | 日付 | 会場 | 備考 |
---|---|---|---|
n-buna 1st Live『月を歩いている』 | 2016年8月14日 | 東京・新代田FEVER | |
2016年11月10日 | 東京・UNIT | 追加公演 |
出典
- ^ 風間大洋. “新世代ボカロPが見つめる、ボカロシーンの今”. 音楽ナタリー.ナターシャ. p. 1. 2017年3月12日閲覧。
- ^ “【インタビュー】ボカロPのn-bunaが語るメジャー1stアルバム『花と水飴、最終電車』とDAWソフト「SONAR」の魅力 Vol.1”. BARKS. p. 1 (2015年9月16日). 2017年3月12日閲覧。
- ^ “n-bunaの記事まとめ”. 音楽ナタリー.ナターシャ. 2017年3月12日閲覧。
- ^ “ナブナ(n-buna) 1stアルバム告知”. n-bunaのブロマガ (2014年4月21日). 2017年3月12日閲覧。
- ^ “人気若手ボカロP“ナブナ”、初の全国流通盤となる新作アルバムの発売決定!”. UtaTen (2015年5月13日). 2017年3月12日閲覧。
- ^ “「ウミユリ海底譚」で知られるn-buna、童話をモチーフにしたフルアルバム発表”. 音楽ナタリー.ナターシャ (2016年4月26日). 2017年3月12日閲覧。
- ^ “n-bunaがバンド編成で初ライブ「1人だと思ってたけど支えられてた」”. 音楽ナタリー.ナターシャ (2016年8月17日). 2017年3月12日閲覧。
- ^ “n-bunaのプロフィール”. CDジャーナル.音楽出版社. 2017年3月12日閲覧。
- ^ 風間大洋 (2015年7月23日). “ボカロ界の新星・ナブナの1stアルバム発売!リード曲の動画公開も”. SPICE. 2017年3月12日閲覧。
- ^ “新進気鋭のボカロP、n-buna。ボーカロイドとロックがタッグを組んだ最新作を語る”. RO69.ロッキング・オン. p. 1 (2015年7月15日). 2017年3月12日閲覧。
- ^ “「TRIGGER」の最新作『キズナイーバー』のEDテーマを担当する「三月のパンタシア」メジャーデビューシングル「はじまりの速度」のカップリング楽曲が、「リスアニ!TV」の新OPテーマに決定!”. リスアニ!WEB.エムオン・エンタテインメント (2016年3月17日). 2017年3月12日閲覧。
- ^ “三月のパンタシア、デビューシングルc/wにn-buna制作「花に夕景」”. 音楽ナタリー.ナターシャ (2016年3月17日). 2017年3月12日閲覧。
- ^ “清水富美加、ラジオの“朝ドラ”に主演 ベテラン声優・神谷明が直接指導”. ORICON NEWS.オリコン (2016年6月14日). 2017年3月12日閲覧。