Musashi Mori
Quick Facts
Biography
森 武蔵(もり むさし、1999年11月27日 - )は、日本のプロボクサー。血液型はA型。熊本県菊池市出身。志成ボクシングジム所属。以前は薬師寺ボクシングジムに所属していた。第47代OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者。元WBOアジアパシフィックフェザー級王者。トレーナーはイスマエル・サラス。
来歴
幼稚園から空手を始め、小学5年生で空手を辞めた後にボクシングを始めた。
2011年・2014年、U-15全国大会で優勝した。
2016年12月4日、刈谷市あいおいホールで深井 一矢と59.5キロ契約4回戦を戦い、1回41秒KO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。
2017年12月23日、西日本スーパーフェザー級新人王として、東軍代表ジロリアン陸を相手に5回3-0(49-46、49-45、50-44)の判定勝ちを収めて全日本新人王と技能賞を獲得した 。なおこの勝利でJBCの発表した最新ランキングで初めてスーパーフェザー級日本ランク入りを果たす。
2018年11月25日、刈谷市あいおいホールでWBOアジアパシフィックフェザー級王者リチャード・プミクピックと対戦し、5回負傷判定勝ちを収めて王座獲得に成功した。
2019年4月14日、熊本県合志市総合体育館でリチャード・プミクピックとダイレクトリマッチで再戦し、12回2-1判定勝ちを収めてWBOアジアパシフィックフェザー級王座初防衛に成功した。
2019年9月15日、刈谷市産業振興センターあいおいホールでタイ国フェザー級1位のスントーン・パンホームと対戦し、3回1分41秒KO勝ちを収めた。
2019年12月8日、大阪府立体育会館第二競技場で元日本スーパーバンタム級ユース王者でWBOアジアパシフィックフェザー級3位の水野拓哉を相手に防衛戦を行い、12回3-0(115-112,116-111,117-110)で判定勝ちを収め、2度目の王座防衛を果たした。
2020年11月28日、後楽園ホールで元日本フェザー級ユース王者でWBOアジアパシフィック同級6位の溜田剛士を相手に防衛戦を行い、11回1分39秒TKO勝ちを収め、3度目の防衛に成功した。
2021年5月21日、後楽園ホールでOPBF・WBOアジアパシフィックフェザー級王座統一戦を行い、OPBF東洋太平洋フェザー級王者の清水聡と対戦し、12回0-3(112-116、110-118×2)の判定負けでプロ初黒星を喫し、WBOアジアパシフィック王座から陥落し、OPBF王座の獲得にも失敗した。
2021年7月29日、志成ボクシングジムへ移籍した。
2022年7月13日、大田区総合体育館でプレスコ・カルコシアとスーパーフェザー級8回戦で対戦し、8回3-0(77-74、78-73、80-71)で判定勝ちした。
2023年3月29日、後楽園ホールにて「LIFE TIME BOXING FIGHT 13」のメインで渡邉卓也とOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦で対戦し、12回0-0(114-114×3)ドロー判定でOPBF王座獲得に失敗。
2023年6月24日、大田区総合体育館で渡邉卓也とOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦で再戦し、12回3-0(117-110×3)で判定勝ちを収めOPBF王座獲得に成功した。
2023年11月、OPBF王座を返上した。
エピソード
- 13歳の時、ロードワーク中に後ろから車に追突された。腰と両足骨折の重傷で半年間もの間、入退院を繰り返した。医者からは通常の生活はできても、ボクシングは無理と通告された。再起不能の宣告だったが、必死の努力で全国U-15ジュニアボクシング大会で優勝した。
- 2020年4月6日に熊本県庁を訪れ、新型コロナウイルス感染症対策の支援として、自身のファイトマネーでマスク3000枚を寄贈した。
戦績
- プロボクシング - 16戦14勝1敗1分(7KO)
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2016年12月4日 | ☆ | 1R 0:41 | KO | 深井一矢(中内) | 日本 | プロデビュー戦 |
2 | 2017年3月26日 | ☆ | 1R 0:19 | TKO | 上岡基伸(ハラダ) | 日本 | |
3 | 2017年9月17日 | ☆ | 2R 0:49 | TKO | 照屋雄太(平仲BS) | 日本 | 2017年中日本・西部日本スーパーフェザー級新人王対抗戦 |
4 | 2017年11月12日 | ☆ | 2R 2:54 | KO | 木村テミン(グリーンツダ) | 日本 | 2017年新人王戦スーパーフェザー級西軍代表決定戦 |
5 | 2017年12月23日 | ☆ | 5R | 判定3-0 | ジロリアン陸(フラッシュ赤羽) | 日本 | 2017年全日本スーパーフェザー級新人王決勝戦 |
6 | 2018年4月1日 | ☆ | 1R 1:52 | TKO | ワッタナチャイ・シットサイトーン | タイ | |
7 | 2018年7月15日 | ☆ | 8R | 判定2-0 | アラン・バレスピン | フィリピン | |
8 | 2018年11月25日 | ☆ | 5R 1:20 | 負傷判定2-1 | リチャード・プミクピック | フィリピン | WBOアジア太平洋フェザー級タイトルマッチ |
9 | 2019年4月14日 | ☆ | 12R | 判定2-1 | リチャード・プミクピック | フィリピン | WBOアジア太平洋防衛1 |
10 | 2019年9月15日 | ☆ | 3R 1:41 | KO | スントーン・パノム | タイ | |
11 | 2019年12月8日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | 水野拓哉(松田) | 日本 | WBOアジア太平洋防衛2 |
12 | 2020年11月28日 | ☆ | 11R 1:39 | TKO | 溜田剛士(大橋) | 日本 | WBOアジア太平洋防衛3 |
13 | 2021年5月21日 | ★ | 12R | 判定0ー3 | 清水聡(大橋) | 日本 | OPBF・WBOアジア太平洋フェザー級王座統一戦 |
14 | 2022年7月13日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | プレスコ・カルコシア | フィリピン | |
15 | 2023年3月29日 | △ | 12R | 判定0-0 | 渡邉卓也(DANGAN AOKI) | 日本 | OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦 |
16 | 2023年6月24日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | 渡邉卓也(DANGAN AOKI) | 日本 | OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦 |
テンプレート |
獲得タイトル
- 全日本スーパーフェザー級新人王
- WBOアジアパシフィックフェザー級王座(防衛3)
- 第47代OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座(防衛0=返上)
脚注
- ^ 本市出身のプロボクサー、森武蔵選手がWBOアジアパシフィック王座に挑戦します! 菊池市 2018年10月2日
- ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】フェザー級 (57.15 kg以下) BOXINGアンテナ
- ^ ボクシング界のホープ・森武蔵 刈谷から世界王者はじめの一歩 中スポ 2018年11月23日
- ^ 森武蔵「実力を出せば必然KO」ジム初の新人王へ 日刊スポーツ 2017年12月22日
- ^ 2016年12月試合結果 日本ボクシングコミッション
- ^ 全日本新人王決定戦 MVP下町俊貴、技能賞は森武蔵 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年12月23日
- ^ 森武蔵、ジロリアン陸を倒し技能賞「早く世界を」 日刊スポーツ 2017年12月23日
- ^ 2017年12月度ランキング 日本ボクシングコミッション
- ^ 森武蔵が負傷判定勝ち WBO・AP王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年11月26日
- ^ 森武蔵が地元でベルト死守 因縁の再戦を制す Boxing News(ボクシングニュース) 2019年4月15日
- ^ 森武蔵が無傷の10連勝 新人王中日本vs西部日本 Boxing News(ボクシングニュース)2019年9月15日
- ^ 森武蔵が水野拓哉を破りWBOアジア王座V2 無敗の20歳「来年は世界戦をやりたい」 Boxing News(ボクシングニュース)2019年12月9日
- ^ 森武蔵が11回TKO勝ち WBO・APフェザー級 WBO4位「近いうちに世界の舞台に立ちたい」 Boxing News(ボクシングニュース)2020年11月28日
- ^ 清水聡がフェザー級アジア2冠を統一 森武蔵に貫禄勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年5月21日
- ^ “ボクシング森武蔵、井岡一翔所属の志成ジム移籍「復活ののろしをあげます」”. nikkansports.com. (2021年7月29日). https://www.nikkansports.com/battle/news/202107290000605.html
- ^ 元世界王者の比嘉大吾、壮絶ダウン挽回の2-1勝ち、森武蔵は大差判定勝ちで再起 Boxing News(ボクシングニュース)2022年7月13日
- ^ 東洋太平洋S・フェザー級王座決定戦はドロー ベテラン渡邉卓也は無念、森武蔵が追いつく Boxing News(ボクシングニュース)2023年3月39日
- ^ 森武蔵 ファイトマネーで故郷熊本にマスク寄贈 日刊スポーツ 2020年4月6日
関連項目
- 男子ボクサー一覧
- 日本のボクシング地域王者一覧
- 世界ボクシング機構(WBO)アジア太平洋王者一覧
- 東洋太平洋ボクシング連盟王者一覧