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Mizoguchi Naonobu

Mizoguchi Naonobu

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Biography

溝口 直信(みぞぐち なおのぶ)は、江戸時代中期の越後国新発田藩の世嗣。官位は従五位下・伯耆守。

経歴

越後国新発田藩7代藩主・溝口直温の六男として誕生。幼名は恵三郎。諱は初め直堅、のち直信と改める。

宝暦11年(1761年)5月27日、8代藩主である兄・直養の養子となり、世子とされる。明和6年(1769年)3月1日、徳川家治に初めて拝謁する。安永元年12月18日(1773年)、従五位下・伯耆守に叙任される。天明5年(1785年)、病身の直信には家督相続は難しいとして、その廃嫡がはかられる事件(退身一件)が起きた。この事件の背景には生母の清涼院の意向があったとも言われ、その後しばらく続く藩内の権力抗争の幕開けでもあった。

天明6年(1786年)に直信は世子に復帰するが、同年7月12日に江戸において31歳で没した。法号は光通全達観浄院(観浄院殿前伯州大守光通全達大居士とも)。江戸駒込の吉祥寺に葬られる。家督以前に没したため、直養の家督は直信の長男・直侯が継いだ。

系譜

子女は2男8女。

  • 父:溝口直温(1716-1780)
  • 母:留姫 - 松平信祝娘
  • 養父:溝口直養(1736-1797)
  • 正室:侶姫 - 観如院、松平武元の娘
    • 長男:溝口直侯(1778-1802) - 亀次郎、祖父溝口直養より家督を継ぎ9代藩主となる。
  • 生母不明の子女
    • 次男:富六郎 - 早世。
    • 長女:春姫 - 播磨明石藩主・越前松平直周正室。
    • 次女:房姫 - 早世。
    • 三女:筆姫 - 多賀姫、儔姫、因幡鹿奴藩主・池田仲雅正室。
    • 四女:富姫 - 早世。
    • 五女:秀姫 - 早世。
    • 六女:阿姫 - 幸姫、他家に嫁すことなく29歳で没。
    • 七女:完姫 - 早世。
    • ハ女:幾姫 - 加賀大聖寺藩主・前田利考正室、峻徳院

脚注

  1. ^ 新発田藩「御記録」(『新発田市史資料第一巻 新発田藩史料(1)』所収)に拠る。『寛政重修諸家譜』では1男5女。順序にも異同がある。
The contents of this page are sourced from Wikipedia article. The contents are available under the CC BY-SA 4.0 license.
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