Minako Itō

伊藤 美奈子（いとう みなこ、1960年 - ）は日本の心理学者。奈良女子大学教授。研究テーマは、臨床心理学、教育心理学。

大阪市出身。1984年、京都大学文学部国文学科卒業。1984年から1990年まで、東大谷高等学校国語科教諭。同校に在籍しながら大阪教育大学大学院教育学研究科に学び、1990年、修士課程を修了。1995年、京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻博士課程修了。同年から南山大学専任講師、1997年、お茶の水女子大学大学院助教授。2003年、慶應義塾大学教職課程センター助教授、2006年、慶應義塾大学教職課センター教授。2013年、奈良女子大学教授。

1996年、教育学博士（京都大学）。論文は「個人志向型・社会志向性からみた人格形成に関する一研究 」。

スクールカウンセラーとして現場に赴いた経験を持つ。

2013年からは東京大志学園大阪校でスペシャルアドバイザーとしてカウンセラーを務めている。

• 個人志向性・社会志向性から見た人格形成に関する—研究(1997年、北大路書房)
• 思春期の心さがしと学びの現場—スクールカウンセラーの実践を通して(2000年、北樹出版)
• スクールカウンセラーの仕事 (岩波アクティブ新書)(2002年、岩波書店)
• 不登校　その心もようと支援の実際(2009年、金子書房)
• 思春期・青年期臨床心理学(編著、2006年、朝倉書店)

共著

• 学校教育の心理学(学文社)
• 中学3年生の心理(大日本図書)
• もうひとつの学校をもとめて—フリースクール「チャム」で出会った不登校の子どもたち (2000年、ナカニシヤ出版)
• 女性のライフデザインの心理〈1〉自分らしい生き方を考える (New心理学ブックス)(2001年、大日本図書)
• 女性のライフデザインの心理〈2〉自分らしい家族を設計する (New心理学ブックス)(2001年、大日本図書)
• 女性の生涯発達とアイデンティティ(北大路書房)
• 学校臨床心理学入門(共編著、2003年、有斐閣)
• 傷つけ傷つく青少年の心—関係性の病理 発達臨床心理学的考察 (シリーズ荒れる青少年の心) (共編著、2004年、北大路書房)
• 不登校とその親へのカウンセリング (シリーズ・学校で使えるカウンセリング (4))(2004年、ぎょうせい)
• ストレスに負けないこころを育てる学校の取り組み(2005年、教育開発研究所)

など。

• グラフィック学校臨床心理学(共編著、2010年、サイエンス社)