peoplepill id: michiko-hasegawa
Michiko Hasegawa
The basics
Quick Facts
The details (from wikipedia)
Biography
長谷川 三千子(はせがわ みちこ、1946年3月24日 - )は、日本の哲学者、評論家。埼玉大学名誉教授。日本会議代表委員。NHK経営委員。
略歴
- 東京都出身
- 1969年、東京大学文学部哲学科卒業
- 1972年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了
- 1975年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退、東京大学文学部助手
- 1978年、埼玉大学教養学部講師
- 1980年、埼玉大学教養学部助教授
- 1987年、埼玉大学教養学部教授
- 2011年、同定年退職、同名誉教授
- 2013年、NHK経営委員に就任
主張
- 選択的夫婦別姓制度に反対している。
- 男女共同参画社会に批判的で「女性が家で子を産み育て男性が妻と子を養うのが合理的」と主張している。また、女性に社会進出を促す男女雇用機会均等法の思想は個人の生き方への干渉だと批判し、政府に対し「誤りを反省して方向を転ずべき」と求めている。
- 野村秋介らが立ち上げた政治団体「たたかう国民連合・風の会」を、『週刊朝日』が「虱(しらみ)の会」と揶揄したことに野村が抗議し、発行元朝日新聞社の東京本社に乗り込んで中江利忠社長(当時)ら経営陣から謝罪を受ける際に拳銃自殺をした事件について「彼の行為によって我が国の今上陛下は人間宣言が何と言おうが憲法に何と書かれていようが再び現御神となられた」と追悼文集に寄せた。
執筆活動
歴史的仮名遣いを主に用いる。
1984年の論文「からごころ」を核として、欧米における近代思想に批判を加えつつ、言語を主題に日本における思想や哲学のありかたを探求する。1983年3月に論文「戦後世代にとつての大東亜戦争」(『中央公論』)を発表した。また「男女機会平等法は文化の生態系を破壊する」(『中央公論』1984年5月)を発表、また選択的夫婦別姓制度については文化を破壊するなどとして反対するなど、フェミニズムを批判する立場をとる。
アメリカの同時多発テロを受けて2002年1月に発表された「『アメリカを処罰する』といふメッセーヂが日本に突きつけたもの」(『正論』)は保守派の間に波紋を呼び、西尾幹二、西部邁、田久保忠衛、小林よしのり、入江隆則、東谷暁、佐伯啓思、阿川尚之らが論争を展開した。長谷川自身は、保守派はみな同じ土台に立っており、論争は成り立たないとの見解を表明したが、阿川に対しては小林との対談で批判を加えた。そのほか、大東亜戦争(太平洋戦争)、靖国神社、憲法、裁判員制度、皇室などの諸問題に関しても発言している(下記「#著書」を参照)。
『中央公論』1989年7月号から12月号の「OPINION」、『Voice』1993年1月号から12月号の「巻頭の言葉」を担当した。『わしズム』(幻冬舎)1号から14号に「長谷川三千子の思想相談室」を連載した。『産経新聞』オピニオン面「正論」執筆者。1996年、『バベルの謎』(中央公論新社)により、和辻哲郎文化賞を受賞した。
人物
- 安倍晋三の首相再任を要望し、2012年には「2012年安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の代表幹事として名を連ねた。安倍の首相再任が実現した後も応援団を自認している。
- 東京大学で教えを受けた寺田透について「師ともライヴァルとも仰いでいる」としている。
- 祖父は法政大学総長を務めた野上豊一郎(英文学者)、祖母は小説家の野上弥生子。父は東京大学教授を務め、世田谷九条の会呼びかけ人であった野上耀三(物理学者、1918年 - 2008年)。母は市河三喜の娘、また穂積陳重の孫、渋沢栄一の曾孫で英語教育者の野上三枝子(1922年 - 2008年)。夫は東京水産大学名誉教授の長谷川晃(長谷川西涯)。伯父に京都大学教授を務めた野上素一(イタリア文学者)と東京大学教授を務めた野上茂吉郎(物理学者)。素一の妻は渋沢成一郎の孫娘で、茂吉郎の妻は労働運動家高野岩三郎の娘。
- 「教育再生・地方議員百人と市民の会」顧問を務める。
- 2013年にNHK経営委員に就任しているが、過去にNHKの『クローズアップ現代』での放送の内容に不満を訴えると共に受信料の支払いを拒否する意志を示していた。
- 『朝日新聞』の報道によると、長谷川が男女共同参画社会基本法を批判するなどしたことに対して、約800件の視聴者の意見がNHKに寄せられ、その大半が批判的な内容であった。
著書
単著
- 『からごころ 日本精神の逆説』(中央公論社〈中公叢書〉、1986年/中公文庫、2014年6月)
- 『バベルの謎―ヤハウィストの冒険』(中央公論社、1996年/中公文庫、2007年)
- 『正義の喪失―反時代的考察』(PHP研究所、1999年/PHP文庫、2003年)
- 『民主主義とは何なのか』(文春新書、2001年)
- 『長谷川三千子の思想相談室』(幻冬舎、2007年)
- 『日本語の哲学へ』(ちくま新書、2010年)
- 『神やぶれたまはず 昭和二十年八月十五日正午』(中央公論新社、2013年/中公文庫、2016年6月)
- 『九条を読もう!』(幻冬舎新書、2015年)
共著
- 『憲法改正』(中西輝政編、小林節・櫻井よしこ・福田和也・松本健一(共著)、中央公論新社、2000年)
- 『あなたも今日から日本人』(致知出版社、2000年)、西尾幹二との対談
- 『自由は人間を幸福にするか』(小浜逸郎編、佐伯啓思・竹田青嗣(共著)、ポット出版、2007年)
- 『〈激論〉 日本の民主主義に将来はあるか』(海竜社、2012年)、岡崎久彦との対談
- 「哲学を教へるといふこと」『形而上学の可能性を求めて──山本信の哲学』(工作舎、2012年)
- 『本当は怖ろしい日本国憲法』(ビジネス社、2013年)、倉山満との対談
- 『この世の欺瞞 「心意気」を忘れた日本人』(PHP研究所、2014年)、金美齢との対談
翻訳
- マイケル・ケルヴィン『ハイデッガー『存在と時間』註解』 長谷川晃共訳 (日清堂書店、1978年)
参考文献
- 小谷野敦『日本の有名一族 近代エスタブリッシュメントの系図集』幻冬舎〈幻冬舎新書〉、2007年9月30日第1刷発行 ISBN 978-4-3449-8055-6
脚注
関連項目
- 漢意
- 日本会議
外部リンク
The contents of this page are sourced from Wikipedia article.
The contents are available under the CC BY-SA 4.0 license.
Lists
Michiko Hasegawa is in following lists
By work and/or country
comments so far.
Comments
Michiko Hasegawa