Makoto Tanabe

田邊 誠（たなべ まこと、1955年1月- ）は、日本の法学者。広島大学法科大学院教授。専門は民事訴訟法。

京都大学にて中務俊昌や谷口安平に師事する。民事紛争処理とくに民事訴訟手続の諸問題について研究しており、訴訟における秘密保護や証拠収集手続、仲裁手続、権利自白に詳しい。

• 1979年3月 - 京都大学法学部卒業
• 1982年3月 - 京都大学大学院法学研究科博士前期課程修了 (法学修士)
• 1985年3月 - 京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学
• 1985年4月 - 京都大学法学部助手
• 1986年10月 - 広島大学法学部助教授
• 1995年4月 - 広島大学法学部教授
• 1997年7月 - ペンシルベニア大学ロースクール客員研究員(1999年3月まで)
• 2004年4月-現在 - 広島大学大学院法務研究科教授

• 「試訳 西サモア独立国憲法(一) 」 廣島法学12巻3号187-207頁,1989年1月
• 「試訳 西サモア独立国憲法(二・完) 」 廣島法学13巻1号131-151頁,1989年7月
• 「アメリカにおける代替的紛争解決-調停(Mediation) : その概観とミニ・トレーニング」(訳書) 廣島法学15巻2号157-167頁,1991年10月
• 「仲裁における評議の秘密と証言拒絶」 廣島法学16巻1号105-121頁,1992年4月
• 「アメリカ民事訴訟法入門(翻訳)」, 信山社, 1997年
• 「仲裁権限に関する仲裁人の判断権(Kompetenz-Kompetenz)について」 廣島法学15巻3号49-67頁,1992年1月
• 「アメリカ民事訴訟における秘匿特権(privilege)について : その歴史的展開の概観」 廣島法学15巻4号87-97頁,1992年3月
• 「「保証制度の見直しに関する要綱中間試案」に対する意見」(共著)廣島法学28巻2号127-135頁,2004年11月
• 「民事訴訟法 <特集 二〇〇五年学界回顧>」 廣島法学77巻13号196-216頁,2005年12月
• 「民事訴訟法 <特集 二〇〇六年学界回顧>」 廣島法学78巻13号211-227頁,2006年12月
• 「法的サービスの受け手の観点からみた弁護士の倫理と情報公開」 科研費研究報告書,2007年3月

• 「民事紛争処理の過程における専門的知見の利用」, 広島大学法学(研究代表者)
• 「民事訴訟法 : 消費者団体訴訟から見る民事訴訟」, 2012年, 法学教室
• 「現代民事法改革の動向IV」, 成文堂, 2013年9月, 共著
• 「新基本法コンメンタール民事再生法」, 日本評論社, 2015年1月
• 「実務民事訴訟講座 第3期 第3巻 第6章 秘密保護審理手続,」 日本評論社, 2013年, 共著
• 「既判力の作用についての予備的考察」広島法科大学院論集14号153-158頁、2018年3月

• 民事訴訟法学会(1989年-)