Kyosuke Saito
Quick Facts
Biography
齋藤 響介(さいとう きょうすけ、2004年11月18日 - )は、岩手県滝沢市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。オリックス・バファローズ所属。
経歴
プロ入り前
滝沢市立滝沢小学校3年生のときに『竹の子スポーツ少年団』で野球を始め、滝沢市立滝沢中学校では軟式野球部に所属。3年時に岩手県選抜に選出され、全国大会で準優勝を経験した。
盛岡中央高等学校に進学すると、1年夏からベンチ入りし、同年秋から公式戦に登板。中学時代の最速は135km/hながら、入学当初は硬式球の影響で120km/h台まで低下したものの、トレーニングを重ねて1年冬には143km/hを計測した。背番号1を背負った2年夏は岩手大会ベスト8。同年秋は学校内で新型コロナウイルス感染者が出た影響で県大会1回戦で不戦敗となった。3年春は自身が新型コロナウイルスに感染した影響で不調だったものの、3年夏の岩手大会では花巻南との2回戦で自己最速の152km/hを計測。準決勝では花巻東を相手に2失点完投勝利で決勝に進出したが、一関学院に敗れた。3年間で甲子園大会出場はなかった。
2022年8月23日にプロ志望届を提出し、10月20日に開催されたドラフト会議にて、オリックス・バファローズから3位指名を受けた。11月21日に契約金4500万円・年俸500万円(いずれも金額は推定)で仮契約。背番号は26に決定した。
オリックス時代
2023年は5月20日の阪神タイガースとの二軍戦で公式戦デビューを果たした。ウエスタン・リーグでは8試合に登板し、防御率3.38を記録すると、8月19日に出場選手登録。登板機会がないまま、同21日に登録抹消となったものの、9月26日の埼玉西武ライオンズ戦でプロ初登板初先発となり、4回2安打4四死球3奪三振無失点という内容で勝敗は付かなかった。ルーキーイヤーは一軍で1試合に先発登板、二軍では11試合(6先発)に登板して1勝2敗・防御率2.25を記録。オフに100万円増となる推定年俸600万円で契約を更改した。
選手としての特徴
テイクバックの小さい“ショートアーム”の投球フォームから最速152km/hのストレート、スライダー、カットボール、カーブ、フォークを投じる。
ショートアームについて本人は「なんとなく、この投げ方が一番しっくりときて、一度も投げ方は変えていません」と話し、野球を始めた頃から自然と身についたものであるという。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 無四球 | 勝利 | 敗戦 | セ丨ブ | ホ丨ルド | 勝率 | 打者 | 投球回 | 被安打 | 被本塁打 | 与四球 | 敬遠 | 与死球 | 奪三振 | 暴投 | ボ丨ク | 失点 | 自責点 | 防御率 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | オリックス | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 17 | 4.0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 1.00 |
通算:1年 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 17 | 4.0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 1.00 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 | 球 団 | 投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | ||
2023 | オリックス | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
通算 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
- 2023年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2023年9月26日、対埼玉西武ライオンズ25回戦(京セラドーム大阪)、4回無失点で勝敗つかず
- 初奪三振:同上、2回表にデビッド・マキノンから空振り三振
背番号
- 26(2023年 - )
脚注
注釈
出典
- ^ “オリックス - 契約更改 - プロ野球”.日刊スポーツ. 2023年11月29日閲覧。
- ^ “【ドラフト】オリックス・3位 齋藤響介(盛岡中央高) 最後の夏に覚醒した152キロ右腕/プロ野球ドラフト会議”.週刊ベースボールONLINE (2022年10月20日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “「プロに行け!」と背中を押したい盛岡中央・斎藤響介 明かされた春の不調理由 この夏で一気に上位候補に”.Sponichi Annex (2022年7月28日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “【高校野球】怪物輩出の岩手に新星!最速149キロ盛岡中央・斎藤響介 春季大会でブレーク予感 - 高校野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “盛岡中央の斎藤響介が自己最速152キロ スカウト陣、岩手ナンバーワン右腕の馬力にうなる - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “また岩手から新怪腕!盛岡中央・斎藤響介、花巻東・麟太郎の夏終わらせ聖地王手”.Sponichi Annex (2023年7月24日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “プロ注目盛岡中央・斎藤響介、123球力投も決勝で力尽く 自らの悪送球絡み勝ち越し許す/岩手 - 高校野球夏の地方大会 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “最速152キロ右腕 盛岡中央・斎藤がプロ志望届提出 監督と面談重ね決心”.Sponichi Annex (2022年8月24日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “【ドラフト】盛岡中央・斎藤響介はオリックスが3位指名 最速152キロ誇るみちのく屈指の好投手”.日刊スポーツ (2022年10月20日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “斎藤響介、オリックスと仮契約 背番号26「期待応えたい」”.岩手日報 (2022年11月22日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “【オリックス】ドラフト3位の斎藤響介、背番号は能見篤史の「26」に「期待裏切らないように」…仮契約”.スポーツ報知 (2022年11月21日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “2023年5月20日 【ファーム】 試合結果 (オリックスvs阪神)”.日本野球機構. 2023年12月1日閲覧。
- ^ “オリックス ドラフト3位・斎藤響介が初昇格 打撃不振の杉本裕太郎は登録抹消”.Sponichi Annex (2023年8月19日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “オリのドラ3・斎藤が26日西武戦でプロ初登板初先発 盛岡中央出身18歳「悔いが残らない投球がしたい」”.Sponichi Annex (2023年9月25日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “【21日の公示】DeNA・宮崎が左肋間筋炎症で抹消 ソフトB・津森、高橋礼を抹消”.Sponichi Annex (2023年8月21日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “ルーキー斎藤響介、プロ初登板で4イニング無失点も「悔しさと課題が残る」【オリックス】”.中日スポーツ (2023年9月26日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “【オリックス】ネクスト由伸・斎藤響介が100万円増の600万円でサイン「初勝利できるように頑張りたい」”.スポーツ報知 (2023年11月28日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “オリックスのドラ3・齋藤響介 東日本大震災と大病を乗り越えた恩師に誓う初登板初勝利”.BASEBALL KING (2023年9月26日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “【ドラフト注目選手】盛岡中央・齋藤響介(さいとうきょうすけ)の特徴、成績、評価は?”.ベースボールチャンネル (2022年10月13日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ “オリックス・ドラ3斎藤響介 4回零封デビュー!CSへ18歳右腕が秘密兵器となるか”.Sponichi Annex (2023年9月26日). 2023年12月1日閲覧。
関連項目
- 岩手県出身の人物一覧
- オリックス・バファローズの選手一覧