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Japanese political scientist
Kotani Hidejirō
The basics
Quick Facts
Intro
Japanese political scientist
Places
Work field
Gender
Male
Birth
Place of birth
Nagasaki, Nagasaki Prefecture, Japan
Age
83 years
Education
Kyoto University
The details (from wikipedia)
Biography
小谷 豪冶郎、ないし、小谷 秀二郎(こたに ひでじろう、1920年 - 2002年12月18日)は、日本の国際政治学者。著作活動においては、1980年ころまでは小谷 秀二郎と名乗り、以降は小谷 豪冶郎の名義を用いた。
来歴
長崎市生まれ。大連の旧制中学校を経て兵庫県立神戸高等商業学校を卒業。学徒出陣で海軍主計中尉。京都大学農学部卒。米国で学び、南山大学講師、防衛研修所所員、京都産業大学、京都外国語大学教授などを務めた。後年には、福岡県や鳥取県の大学に招かれたこともあったとされる。
1970年、末次一郎主宰の安全保障問題研究会に創設時から参加し、久住忠男、猪木正道、佐伯喜一、高坂正堯、衛藤瀋吉、神谷不二、若泉敬、岸田純之助、三好修らとともに重要なメンバーの一人となった。1972年には、台湾との断交に反発し、藤島泰輔らとともに日華民族文化協会を結成して活動を展開した。この前後の時期には、最初の結婚を離婚により解消し、後に再婚した。
小谷は日米関係や、韓国、台湾の情勢について通じた、安全保障の専門家であり、韓国の金鍾泌や、台湾の李登輝と個人的なつながりをもっていた。
晩年には、京都嵐山に居を構えながら、学校法人姫路学院理事長、姫路学院女子短期大学学長となり、その改組によって2000年に創設された近畿福祉大学(後に、近畿医療福祉大学を経て神戸医療福祉大学と改称)の初代学長となった。2002年には「軍関係的研究」により神戸学院大学から博士(国際関係法学)を取得したが、近畿福祉大学学長在職のまま2002年12月に死去し、遺体は遺言により京都大学医学部に献体された。
翌2003年1月に、勲三等旭日中綬章が追贈された。
著書
- 『コンゴへの旅 国連軍を現地に訪ねて』日本外政学会 1962
- 『ベトナム戦争とゲリラ』日本国際問題研究所 1966 国際問題シリーズ
- 『防衛論とアジア』恒星社厚生閣 1968
- 『国防の論理』原書房 1970
- 『自動車戦争 「マスキー法」の神話と現実』サンケイ出版 1976
- 『防衛力構想の批判』嵯峨野書院 1977
- 『野望 書下ろし長編小説』サンケイ出版 1977
- 『硫黄島の死闘 恐怖の洞窟戦』サンケイ出版 第二次世界大戦ブックス 1978
- 『朝鮮戦争 38度線、悲劇の攻防』サンケイ出版 第二次世界大戦ブックス 1978
- 『真実はどこにあるのか 三越対公取委』主婦と生活社 1980
- 『防衛の実態-防衛庁ビッグ4との対談』日本教文社 1972
- 『幻想と平和』田沢康三郎と共著 大和山出版社 1981
翻訳
- チャールズ・バートン・マーシャル『外交の限界 アメリカ対外政策の基本的再検討』日本外政学会 1956
- マックス・ベロフ『ソヴィエトのアジア政策』石川忠雄共訳 日本外政学会 1957
- コロンビア国際問題大学院編『東ヨーロッパ 衛星国のゆくえ』日本外政学会 1957 コロンビア大学国際問題叢書
- マックスウェル・テーラー『大量報復政策批判』佐伯喜一共訳 時事通信社 時事新書 1960
- ジョン・ケネディ『平和のための戦略 新時代の探求』細野軍治共訳 日本外政学会 1961
- D.G.ブレナン編『軍備管理・軍縮・安全保障』鹿島研究所ほか 1963
- P.サリンジャー『ケネディと共に』正続 鹿島研究所出版会 1966
- B.G.ベックヘファー『戦後の軍備管理』鹿島研究所出版会ほか 1966
- M.シバラム『ベトナム戦争への疑問』荒地出版社 1966
- マックス・ヘイワード編『自由は裁かれるか ソビエト文学者の反逆』荒地出版社 1967
- フランク・N.トレーガー『ベトナム アメリカはなぜ戦うか』時事通信社 時事新書 1968
- レイモン・アロン『選集3 知識人とマルキシズム』荒地出版社 1970
出典・脚注
- ^ 吹浦忠 (2007年12月11日). “吹浦忠正(ユーラシア21研究所理事長)の新・徒然草 小谷豪冶郎先生の霊前に”.吹浦忠正. 2013年10月9日閲覧。
- ^ 宮崎正弘 (2003年1月20日). “宮崎正弘の国際ニュース・早読み 通巻478号 宮崎正弘の近況”.宮崎正弘. 2013年10月9日閲覧。
- ^ “寄付金断り不合格 成績は合格ライン 姫路学院女子短大の昨春入試で”. 朝日新聞・朝刊:p. 26. (1994年1月24日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “軍関係的研究 小谷豪治郎”.国立国会図書館. 2013年10月9日閲覧。
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