Keiichirō Nuno
Quick Facts
Biography
布 啓一郎(ぬの けいいちろう、1960年12月21日-)は、千葉県出身の元サッカー選手、サッカー指導者。
来歴
体育教師志望で日本体育大学に一般入試で受験し合格した。三軍からレギュラーを勝ち取り全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)でも優勝している。
日体大卒業後、1984年に船橋市立船橋高等学校に赴任し、サッカー部監督に就任。これ以降、1987年、88年の高校総体連覇、1988年の高校選手権準優勝などの成績を残した(詳細は#船橋市立船橋高校サッカー部時代の主な成績を参照)。2000年に日本サッカー協会公認のS級ライセンスを取得した。
2003年、船橋市立船橋高校を退職し、U-16日本代表監督に就任したが、日本で開催されたAFC U-17選手権2004は1次リーグで敗退し、2005 FIFA U-17世界選手権出場は成らなかった。
その後は日本サッカー協会技術委員として若年層の強化に務めた。2005年から技術副委員長・ユースダイレクターに就任、『JFA2005年宣言』の実現に向けての『プレジデンツ・ミッション(PHQ)』の一環として、JFAプリンスリーグU-18発足以降JFA内で進められている育成年代の試合を現在のノックアウトトーナメント方式中心からリーグ戦中心に移行する構想を推し進めた。
2009年、U-19日本代表の監督に就任した。なお、日本経済新聞や夕刊フジは、布の就任についてコーチの牧内辰也と共に過去に若年層の世界大会に出場できなかった彼らにリベンジのチャンスを与えたかったとする、JFA内幹部の配慮であったと報じている。2010年10月に中華人民共和国で開催されたAFC U-19選手権2010に挑み、一次リーグを3戦全勝し決勝トーナメントに進んだものの、準々決勝でU-19サッカー大韓民国代表に敗れ2011 FIFA U-20ワールドカップへの出場権を逸した。2010年いっぱいで監督を辞任。日本サッカー協会技術委員会JFAアカデミープロジェクトリーダーおよびJFAアカデミー福島スクールマスターも務めた。
2015年、ファジアーノ岡山のコーチに就任。
選手歴
- 1973年-1976年 習志野市立第四中学校
- 1976年-1979年 千葉県立千葉東高校
- 1979年-1983年 日本体育大学
指導歴
- 1984年-2002年 船橋市立船橋高等学校
- 2003年-2004年 U-16日本代表
- 2009年-2010年 U-19日本代表
- 2015年- ファジアーノ岡山コーチ
船橋市立船橋高校サッカー部時代の主な成績
- 1985年、全国高校サッカー選手権大会初出場
- 1987年、全国高等学校総合体育大会優勝
- 1987年、全国高校サッカー選手権大会ベスト4
- 1988年、全国高等学校総合体育大会2連覇
- 1988年、全国高校サッカー選手権大会準優勝
- 1994年、全国高校全国高校総合体育大会ベスト4
- 1994年、全国高校サッカー選手権大会優勝
- 1995年、全国高校総合体育大会ベスト4
- 1996年、全国高校総合体育大会ベスト4
- 1996年、全国高校サッカー選手権大会優勝
- 1997年、全国高校総合体育大会ベスト4
- 1998年、全国高校総合体育大会優勝
- 1999年、全国高校サッカー選手権大会優勝
- 2000年、オッテンカップ世界ユース選手権大会優勝
- 2001年、全国高校総合体育大会優勝
- 2002年、高円宮杯全日本ユース選手権大会ベスト8
- 2002年、全国高校サッカー選手権大会優勝
脚注
関連項目
- 千葉県出身の人物一覧
- 日本体育大学の人物一覧