Kazushi Wada
Quick Facts
Biography
和田 一詩 (わだ かずし、1995年1月6日 - )は、愛知県東海市出身のミュージカル俳優、元プロ野球選手(投手)。野球選手として、2018年の1シーズン、四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスでの在籍歴がある。
来歴
ミュージカルに関心を持ったのは、小学生の頃に接した『ライオン・キング』だったという。一方、読売ジャイアンツ(巨人)を応援する野球ファンでもあり、地元の少年野球チームに加入し、中学校では野球部に入ったが、進学した愛知県立知多翔洋高等学校では吹奏楽部所属であった。3年生の時に、まったくの独学で劇団四季のオーディションに合格、研究生を経て『ライオン・キング』『李香蘭』などに出演した。2015年に四季を退団してフリーのミュージカル俳優となる。2017年に劇団四季の同期とTHEATRE UBUNTUを立ち上げ、演劇プロデューサーとしても活動する。
2017年6月に先輩の俳優とキャッチボールをしたことで野球への関心が再燃、その直後巨人が入団テストを3ヶ月後に開くと知り、ランニングや投げ込みなどのトレーニングに打ち込んだ。9月に巨人の入団テストを受験し、1次選考に残る(不合格)。11月に埼玉県川越市でおこなわれた四国アイランドリーグplusのトライアウトに参加して1次合格、続いて香川県丸亀市でおこなわれた2次選考に合格して徳島より指名を受けた。2018年は開幕時点では出場登録されていたが、直後に練習生に降格し、以後シーズン終了まで登録復帰できずに公式戦出場はなかった。シーズン終了後の11月1日、退団(任意引退)が発表された。球速は140km/hまで上がったが、右腕を故障したと後に報じられている。在籍中には鳴門市で地元の団体とミュージカルの自主製作もおこなった。
徳島に在籍したことで四国に愛着がわき、2019年は愛媛県東温市の「坊っちゃん劇場」に出演した。同年5月には東温市の観光大使にも就任した(任期1年)。
2020年より鳴門市で「地域おこし協力隊」として活動している一方、学生野球の指導者資格取得も目指していると報じられ、2022年2月2日に学生野球資格回復認定者となったことが公示された。
詳細情報
背番号
- 53 (2018年)
脚注
- ^ 三野槙子 (2018年2月15日). “投手と役者「二刀流」挑む”. 読売新聞. https://www.yomiuri.co.jp/local/tokushima/feature/CO029232/20180214-OYTAT50021.html 2018年7月29日閲覧。
- ^ “野球とミュージカル俳優の「二刀流」 徳島インディゴ・和田投手”. 徳島新聞. (2018年2月21日). http://www.topics.or.jp/articles/-/16163 2018年7月30日閲覧。
- ^ 関東開催トライアウトの合格者について (PDF) - 四国アイランドリーグplus(2017年11月3日)
- ^ 宮内宏哉 (2020年5月8日). “劇団四季→独立リーグ 高校野球未経験、異色の140キロ右腕は「演劇と野球の懸け橋に」”. THE ANSWER. https://the-ans.jp/course/113198/ 2020年5月8日閲覧。
- ^ 四国アイランドリーグplusドラフト会議の結果について - 四国アイランドリーグplus(2017年11月13日)
- ^ 2018年度四国アイランドリーグplus 選手登録・練習生一覧(2018年3月29日現在) (PDF)
- ^ 4月4日 選手登録・抹消公示 - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2018年4月4日)
- ^ 徳島IS 退団選手のお知らせ - 四国アイランドリーグニュースリリース(2018年11月1日)
- ^ “東温市観光大使就任”. 和田一詩オフィシャルブログ「夢に生きてこそ輝く」 (2019年5月17日). 2020年3月16日閲覧。
- ^ “松坂大輔氏、斎藤佑樹氏ら145人/学生野球資格回復認定者一覧”. 日刊スポーツ. (2022年2月2日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202202020000657.html 2022年2月2日閲覧。
関連項目
- 愛知県出身の人物一覧
- 徳島インディゴソックスの選手一覧