Kazumi Muraki
Quick Facts
Biography
村木 風海(むらき かずみ、2000年〈平成12年〉8月18日 - )は、日本の発明家。炭素回収技術研究機構 (CRRA) 代表理事・機構長。内閣府ムーンショットアンバサダー。ホリプロ所属。
概要
神奈川県相模原市生まれ、山梨県甲斐市育ち。2013年、山梨学院大学附属小学校卒業。2016年、北杜市立甲陵中学校卒業。2019年、北杜市立甲陵高等学校卒業。
同年4月、東京大学工学部領域5推薦入試合格・理科一類に入学。2021年4月、東京大学工学部化学生命工学科進学。2023年3月31日東京大学工学部化学生命工学科中退。
同年4月、東京医学技術専門学校臨床検査技師科II部入学。
2020年4月、一般社団法人炭素回収技術研究機構 (CRRA) 設立、代表理事・機構長(現任)。2021年1月、ポーラ化成工業株式会社フロンティアリサーチセンター特別研究員(現任)。同年3月、株式会社Happy Quality科学技術顧問(現任)。同年9月、内閣府ムーンショットアンバサダー(現任)。同年12月、トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社科学技術顧問(現任)。2022年3月、山梨県未来やまなし創造会議会員(現任)。2023年6月、文部科学省 核融合の挑戦的な研究の支援の在り方に関する検討会 委員(現任)。
高校生時代から現在まで苫米地式のパーソナルコーチングを受けているほか、苫米地英人や、同氏が代表取締役を務めるIT企業・コグニティブリサーチラボからの支援を受けている。
2021年4月にはホリプロとマネジメント提携を結んだ。所属は「スポーツ文化部」(文化人枠)。
研究領域
小学4年生の頃から地球温暖化を止めるための発明と人類の火星移住を実現させる研究を行なっている。
専門はCO2直接空気回収 (DAC)・CO2からの燃料・化成品合成(C1化学)であり、特に化学吸収法によるDACの研究開発や銅系触媒を用いたCO2の電気化学還元についての研究を推進している。超小型DAC装置である「ひやっしー」の開発や、回収した二酸化炭素を利用した燃料合成を目指す「そらりん計画」などを進めている。しかしこのような燃料合成は熱化学的に、燃料生成に必要なエネルギーが、生成される燃料の総エネルギーを上回ってしまうものであり、その事業的妥当性についてはエネルギー分野の専門家から疑問が呈されている。
夢は「地球温暖化を止めて地球上の80億人全員を救い、火星移住も実現して人類で初の火星人になる」と公言し、一般社団法人炭素回収技術研究機構 (CRRA) を設立した。
著書
- 『火星に住むつもりです 二酸化炭素が地球を救う』(光文社、2021年、ISBN 978-4-334-95267-9)
- 『未来を変えるには 東大起業家講座に学ぶ新しい働き方』(講談社、2023年、ISBN 978-4-06-531429-6)※分担執筆
- 『ぼくは地球を守りたい 二酸化炭素の研究所、始めました』(岩崎書店、2023年、ISBN 978-4265840410)
脚注
- ^ “ポーラ化成、現役東大生で化学者兼発明家 村木風海氏の CRRA と環境問題解決など SDGs 達成へ向けて連携”.ポーラ化成工業株式会社 (2021年2月8日). 2023年6月30日閲覧。
- ^ “ムーンショットアンバサダー”.内閣府. 2023年6月30日閲覧。
- ^ 『火星に住むつもりです ~二酸化炭素が地球を救う』光文社、2021年9月24日。
- ^ “広報・メディア出演において、ホリプロとの業務提携を開始”.炭素回収技術研究機構. 2021年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “スポーツ文化事業部 所属タレント一覧”.ホリプロ. 2023年6月30日閲覧。
- ^ 村木風海(インタビュアー:加賀直樹)「地球を守り、火星を拓く 『火星に住むつもりです』村木風海さんインタビュー」『好書好日』、朝日新聞社、2021年11月11日。https://book.asahi.com/article/14477906。2023年6月30日閲覧。
- ^ “ひやっしーは地球を冷やすことができるのか”.財部明郎. 2023年7月16日閲覧。