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Japan
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Kangan Ishikawa
Japanese painter

Kangan Ishikawa

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese painter
Places
Work field
Gender
Male
Birth
Place of birth
Tochigi Prefecture, Japan
Age
46 years
The details (from wikipedia)

Biography

石川 寒巌(いしかわ かんがん、1890年(明治 23年)2月11日 - 1936年(昭和11年)3月25日)は、大正-昭和時代前期の日本画家。本名は石川寅寿

経歴・人物

1890年(明治 23年)2月11日栃木県那須郡黒羽町大字北野上(現:栃木県大田原市北野上)石川渉・カネ夫妻の次男として生まれる。本名の虎寿は、干支にちなんでいる。黒羽尋常小学校、大田原中学校を卒業後、1909年(明治42年)に19歳で上京、郵便局員として働くかたわら太平洋画会研究所に通って洋画を学び、その一方で佐竹永邨に日本画を習う。1910年(明治43年)肺炎を患い、夏の徴兵検査に不合格。1911年(明治44年)帰郷・結婚し、代用教員として勤務するかたわら、頃から西那須野の雲照寺に参禅し、釈戒光の感化を受け、「寒巌」の道号を与えられる。1918年(大正7年)同郷の南画家・富山香邨の仲介で日本南画会に入会 、1920年(大正9年)再上京し、同郷の関谷雲崖の紹介で 小室翠雲に入門する。1922年(大正11年)日本南画院に初入選。1924年(大正13年)日本南画院の院友に、1925年(大正14年)日本南画院の同人に推挙。 1926年(大正15年)頃から、小杉放菴や大山魯牛、小堀鞆音、荒井寛方らと交遊。 1929年(昭和4年)小杉放菴らが主宰した在京栃木県出身の画家集団「華厳社」に参加、同じく1932年(昭和7年)、『荘子』や『詩経』の研究会「老荘会」に参加する。 1935年(昭和10年)急性盲腸炎で入院、自宅療養中に帝国美術院展覧会で無鑑査に選出の報を聞く。 1936年(昭和11年)3月25日、盲腸炎で逝去、享年47 。多磨霊園に眠る。

作風

寒巌の画法の変遷をたどると、おおよそ三つの時期に分ける事ができる。 前期(1920年(大正9年)~1923年(大正12年))は、オーソドックスな南画 。次いで中期(1924年(大正13年)~1929年(昭和4年))頃は、それまでの南画の技法に、洋画の写実的描法や遠近法を取り入れ、代表作とされる風景画を次々と発表している。1930年(昭和5年)から晩年にかけては、中期の写実的姿勢が一層深まり、屏風や多くの仏画も手掛けている。 洋画的な技術をとり入れた中期以後の作品は“新南画”といわれる。

主な作品

作品名技法形状・員数寸法(縦x横cm)所有者年代出品展覧会落款・印章備考
日本橋浜町河岸キャンバス油彩1面41.1x27.4栃木県立美術館1910年現存する寒巌唯一の油彩画。寒巌が所属したのは旧派系の太平洋画会だが、本作品は寧ろ新派の白馬会風である。
江郷夕照紙本著色1幅268.2x95.9栃木県立美術館1921年
紙本墨画112.2x70.8栃木県立美術館1922年第2回日本南画院展
大正十二年大地震大火災之巻紙本墨画1巻27.8x1036.0栃木県立美術館1923年
松林・湖沼図絹本著色対額松林:101.5x146.5
湖沼:102.5x147.0
栃木県立美術館1924年
秋晴紙本著色額1面102.8x147.5栃木県立美術館1925年第11回日本南画会展
煙雨紙本墨画二曲一隻168.9x172.0栃木県立美術館1925年第4回日本南画院展
晩晴紙本墨画二曲一隻168.9x172.0上野記念館1925年第4回日本南画院展元は《煙雨》と対で左隻に当たる。
山村暮秋紙本著色対額167.0x168.8(各)栃木県立美術館1926年頃
紙本著色1幅96.5x78.5栃木県立美術館1928年第7回日本南画院展
紙本著色1幅93.5x78.5栃木県立美術館1928年第7回日本南画院展
踏断流水紙本著色214.7x122.9栃木県立美術館1929年第8回日本南画院展
蓬莱仙境絹本著色1幅154.0x56.0栃木県立美術館1930年頃
松石不老図紙本著色襖4面168.5x85.0(各)栃木県立美術館1932年第11回日本南画院展
子牛紙本金地著色六曲一隻170.0x366.0栃木県立美術館1931年第10回日本南画院展
松石不老図紙本著色4面168.5x85.0(各)栃木県立美術館1932年第11回日本南画院展
雪文紙本著色六曲一双170.0x366.0(各)栃木県立美術館1933年第12回日本南画院展
永春紙本著色六曲一双170.0x366.0(各)栃木県立美術館1934年第13回日本南画院展
世説新語紙本著色38.5x46.8(各)栃木県立美術館1934年第13回日本南画院展
釈迦牟尼仏紙本著色152.6x92.0栃木県立美術館1930年年代

脚注

  1. ^ 「デジタル版 日本人名大辞典+Plus」、講談社
  2. ^ 『20世紀日本人名事典』 日外アソシエーツ、2004年
  3. ^ 黒羽の人物 - 大田原市立図書館、2018年6月26日閲覧。
  4. ^ 企画展[石川寒巌展]|栃木県立美術館、2018年6月26日閲覧。
  5. ^ 石川寒巌|栃木県立美術館、2018年6月26日閲覧。
  6. ^ 石川寒巌 東文研アーカイブデータベース、2018年6月26日閲覧。
  7. ^ 石川寒巌、2018年6月26日閲覧。
  8. ^ 竹山博彦 「振動する宇宙―石川寒巌における「風景」―」『石川寒巌展図録』 栃木県立美術館、1985年。
  9. ^ 那須町の文化遺産、2018年6月26日閲覧。
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