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Japan
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Ikegami Shūho
Japanese painter (1874-1944)

Ikegami Shūho

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese painter (1874-1944)
A.K.A.
Сюхо Икэгами
Places
Work field
Gender
Male
Place of birth
Takatō, Nagano
Age
69 years
The details (from wikipedia)

Biography

池上 秀畝(いけがみ しゅうほ、1874年10月10日 - 1944年5月26日)は、明治時代から昭和にかけての日本画家。特に山水・花鳥画を得意とした。

略歴

長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に紙商兼小間物屋の次男として生れる。本名は國三郎。祖父池上休柳は、家業は番頭に任せて高遠藩御用絵師に狩野派を学び、慶応2年(1866年)には自らの画論『松柳問答』を刊行、その翌年亡くなっている。父池上秀華も、岡本豊彦から四条派を学び、祖父と同様、俳句や短歌を詠み、茶道や華道に凝るといった趣味三昧の生活ぶりだったという。今でも高遠から上伊那各地の旧家には、彼らの作品が所蔵されている。のちに秀畝が口述筆記させた自伝では、生まれた時からこのような環境だったので、絵の描き方を自然に覚えたと語っている。明治21年(1888年)頃には、自ら「國山」の号を用い、自作に「圀山」印を押すようになる。

明治22年(1889年)15歳で小学校を卒業後、本格的に絵師になるために父と共に上京。瀧和亭、川辺御楯を訪ねるが父は気に入らず、結局親戚から紹介され当時無名だった荒木寛畝の最初の門人・内弟子となり文人画を学ぶ。一時は洋画も研究するが、これは寛畝がやめさせている。明治39年(1906年)同じ門下生の大岡豊子(緑畝)と結婚。同年、詩画堂塾と称していた寛畝塾は、新たに詩画会を起こし、太平洋戦争で自然解散する昭和17年まで続けられるが、秀畝はその中心人物となる。

明治40年(1907年)正派同志会第1回展で二等銀牌、翌年の文展で初入選する。1916年から3年連続で文展特選となるも、1918年同志と共に新結社を結び、文展審査に不満を示し、文展改革の口火を切る。1919年、発足したばかりの帝展で無鑑査となる。1933年、帝展審査員。伝神洞画塾を主宰し後進の指導に尽力した。晩年になっても力作を次々と発表したが、第二次世界大戦のさなか狭心症で70歳で没する。戒名は清高院殿韓山秀畝大居士。谷中霊園に葬られ、菩提寺はその近くの天台宗東叡山津梁院。昭和25年(1950年)伊那公園に、池上家三代の絵師を顕彰する『画人三代碑』が建てられた。

代表作

作品名技法形状・員数寸法(縦x横cm)所有者年代出品展覧会落款・印章備考
初冬紙本著色六曲一双167.0x364.0(各)東京国立近代美術館明治43年(1910年第4回文展三等賞
秋晴絹本著色六曲一双三の丸尚蔵館大正4年(1915年)第9回文展二等賞
夕月紙本著色六曲一双159.5x360.0(各)東京国立近代美術館大正5年(1916年)第10回文展特選第二席
峻嶺雨後絹本著色六曲一双目黒雅叙園大正6年(1917年)第11回文展特選第七席
四季花鳥紙本著色四幅対長野県信濃美術館大正7年(1918年)第12回文展特選第五席
雨中竹屏風紙本著色四曲一双208.0x304.5(各)佐久市立近代美術館大正8年(1919年)款記「大正己未應鐘上浣 秀畝畫之」
桜花雙鳩・秋草郡鶉図絹本金地著色二曲一双168.0x165.0(各)練馬区立美術館大正11年(1921年)
国之華紙本金地著色六曲一双三の丸尚蔵館大正13年(1924年)昭和天皇御成婚の際、藤田平太郎より献上
松に白鷹図杉戸著色2枚約200.0x130.0(各)練馬区立美術館寄託昭和3年(1928年)荒木寛畝と合作
巨浪群鵜図屏風絹本著色六曲一双168.0x362.0松岡美術館昭和7年(1932年)
吐綬鶏紙本彩色六曲一双韓国国立中央博物館昭和11年(1936年)

脚注

参考文献

  • 『思文閣墨蹟資料目録 和の美』454号、2010年
展覧会図録
  • 山水花鳥の美 池上秀畝展』 練馬区立美術館、1988年
  • 長野県伊那文化会館編集 『池上秀畝展』 信濃毎日新聞社、1992年

関連項目

  • 荒木寛畝
  • 荒木十畝
  • 山川秀峰
  • 小林秀恒

外部リンク

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