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Japanese biologist
Hiroo Shibaoka
The basics
Quick Facts
Intro
Japanese biologist
Places
Work field
Gender
Male
Birth
Place of birth
Tokyo, Japan
Age
84 years
Education
University of Tokyo
Hongō, Bunkyo, Japan
Employers
Osaka University
Osaka Prefecture, Japan
The details (from wikipedia)
Biography
柴岡 弘郎(しばおか ひろお、1934年1月26日 - 2018年3月31日)は、日本の生物学者。理学博士。大阪大学名誉教授。東京都出身。
概要
大阪大学名誉教授(理学部)。元JSPP(日本植物生理学会)サイエンスアドバイザー。兄は青山学院大名誉教授の数学者、柴岡泰光。
都立十三中学校(現在の東京都立豊多摩高校)に在学中、所属していた生物部の指導教官に、「ヒマワリって本当に廻るのでしょうか。」と訪ねたところ、「僕は廻ると思っているんだが、どうだキミ一つ見てみんか。」と諭され実験を行う。このことがきっかけで、生物学を志すようになった。
植物細胞が細長く成長する分子機構の解明に取り組み、植物ホルモンであるジベレリンがセルロース繊維の方向を制御することで、重要に関与していることを明らかにした。
また、研究の過程で、広く除草剤として使われていた化合物ジクロロベンゾニトリル(ジクロベニル)がセルロース合成阻害剤であることを世界で初めて明らかにした。この物質は現在でも、最も特異性の高いセルロース合成阻害剤として使用されている。
道管要素の細胞分化過程において、アクチン繊維が二次細胞壁沈着パターンを制御する事の発見など、評価の高い業績を挙げた。
植物化学調節学会、日本植物学会ならびに日本植物生理学会等において活躍し、当該分野の発展に大きく貢献した。
2018年、信貴山に登山中体調が悪くなり単独下山。道中で行方不明になる。2019年7月、登山者により遺体が発見され、死亡が確認された。
研究職歴
- 1956年3月 - 東京大学理学部生物学科 卒業
- 1961年
- 3月 - 東京大学大学院生物系研究科植物学専門課程博士課程 修了 (理学博士)
- 4月 - 東京大学理学部助手 東京大学附属小石川植物園に勤務
- 1961年4月 - 妻・弥生と結婚
- 1967年6月 - カリフォルニア大学・サンタクルツ校 留学
- 1974年9月 - 東京都立大学理学部助教授
- 1981年1月 - 大阪大学理学部教授
- 1996年4月 - 大阪大学理学研究科教授
- 1997年
- 3月 - 大阪大学を退官
- 4月 - 大阪大学名誉教授、カリフォルニア大学・デイヴィス校 Vissiting Esau Fellow
- 1996年-1997年 日本植物生理学会会長
受賞
- 1992年 - 植物化学調節学会賞
- 1994年 - 日本植物生理学会論文賞、アメリカ植物生理学会 Corresponding Membership Award
- 1997年 - 国際植物生長調節物質学会(IPGSA) Distinguished Research Award
- 2004年4月 - みどりの学術賞 (内閣府)
- 2005年 - 南方熊楠賞、日本植物学会学会賞大賞
- 2011年 - 日本植物生理学会功績賞
- 2019年 - 瑞宝中綬章
主な著書
- Controlling Factors in Plant Development(共著)(1978) 出版社:日本植物学会
- 植物生理学入門(共著)(1980) 出版社:培風館
- 図説細胞骨格(共著・石川春律編)(1985) 出版社:講談社サイエンティフィク
- 生物と分化 現代植物生理学3 (編・著)(1990) 出版社:朝倉書店
- 植物ホルモンと細胞の形(共編・著)(1998) 出版社:学会出版センター
- キミ見てみんか―この素晴らしき植物の世界(著)(2000) 出版社:学会出版センター
- 植物は形を変える―生存の戦略のミクロを探る (著)(2003) 出版社:共立出版
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